スバルのフラグシップのレガシィB4のマイナーチェンジ最新情報を本記事ではお伝えします。
※SUVのレガシィアウトバックの最新情報については、こちらの記事にて記載しています。
本記事では、
- 2019年に年次改良のF型の変更点
- 2018年に年次改良のE型の変更点の内容
- 2017年にビッグマイナーチェンジしたD型モデル
を含めて新型レガシィB4の最新情報をお話します。
2019年 レガシィB4 F型への年次改良の変更点
2019年のF型では、これまでのベースグレードが廃止され、代わりに「B-SPORT」グレードが設定されました。
そして、インテリアのシートカラーにブラウンを追加。
この2点がF型の内容となります。
B-SPORTの内容
- ダークメタリック塗装の18インチアルミホイール
- リヤオーナメントにラスターブラック仕様採用
- フロントグリルがピアノブラック調+ラスターブラック塗装採用
- フロントフォグランプカバーをブラック加飾
- ドアミラーにブラックカラー採用
- インテリアの各部分にブラック塗装等の特別仕様採用
F型レガシィB4の発売日は2019年11月8日で、価格は313万5,000円~330万円(税込み)となります。
2020年に全面改良の可能性!新型レガシィの登場
レガシィB4に関しては、次期モデルへ2019年にまず北米市場にてモデルチェンジしました。
日本市場では2019年に現行型F型発売となったことから、次期モデルの導入は2020年以降となります。
しかしながら、日本導入見送りという噂も・・・
そんなレガシィB4の次期モデルのフルモデルチェンジに関する情報はこちらの記事を参照ください。
2018年 レガシィB4 E型への年次改良の変更点
レガシィB4のE型への年次改良は、2018年9月10日発表で、発売日は10月4日となります。
レガシィB4 E型の変更点は次の通りになります。
レガシィB4 E型 オートビークルホールド(AVH)を搭載
オートビークルホールド(AVH)がE型から搭載されます。
この機能を使用すれば、停車した時に、足をブレーキペダルから離しても停止し状態を維持してくれる機能となります。
これは、レヴォーグとWRX S4に続いての搭載となります。
ボディカラーに新色 マグネタイトグレーメタリック追加
新ボディーカラーとして「マグネタイトグレー・メタリック」が採用されます。
そして、これまでの「ダークグレー・メタリック」は廃止となります。
アイサイトの性能向上
レガシィB4 E型ではアイサイトの性能向上も図られることになります。
性能が向上したポイントとしては、
- 歩行者、自転車に対するプリクラッシュブレーキ作動タイミングの早期化
- アクセス踏み間違い時のプリクラッシュブレーキ作動
といった部分になります。
セキュリティフードアラームの追加
セキュリティフードアラームが追加となります。
これまでの全ドアとリヤゲートに加えて、フロントフードの開閉状態も監視されることによって、車両盗難や車上荒らしを防ぐ効果が得られます。
レガシィB4 E型にアイサイトツーリングアシスト(TA)は搭載なし
レガシィB4 E型には、アイサイトツーリングアシスト(TA)は搭載されない見通しです。
次のモデルチェンジまでおあずけとなりそうです。
ここからは、2017年にビッグマイナーチェンジしたレガシィB4 D型の情報を振り返っていきます。
スバル新型レガシィB4 D型へマイナーチェンジ後の外観・外装(エクステリア)デザイン
レガシィB4は、後期型のD型マイナーチェンジして外観(エクステリア)デザインが大幅に変更されました。
新型レガシィB4の外観デザインで目立つ改良部分としては、新たなデザインとなったフロントグリルとフロントバンパー。
フロントグリルには、新型インプレッサと同形状の飛行機のウイングを彷彿させられる水平メッキバーが組み込まれ、よりアグレッシブな印象になりました。
そしてD型レガシィのフロントバンパーには、北米仕様のWRX 2018年モデルほどではないものの、抑揚のあるワイルドなデザインになっていることが伺えます。
- WRX 2018年モデル
▷スバルWRX2018年モデル(北米仕様)から今年のレヴォーグとS4のヒントを読み解く
フォグランプ周辺には、メッキパーツが装備されラグジュアリなー演出が施されています。
そして、ヘッドランプについては、ステアリング操作に合わせてヘッドランプ光軸を左右に動かすステアリング連動ヘッドランプがついに採用されることになりました。
他には、ドアミラーが新造形のLEDターンランプ付ドアミラーが採用されており、それによって他車からの視認性や空力、静粛性向上に貢献しています。
そして、後側方警戒支援システムのインジケータランプを鏡面中からミラーサイドへ移設し、走行時の周囲の状況を把握しやすいように改善されています。
レガシィのマイナーチェンジ前とマイナーチェンジ後のデザイン画像を比べてみると・・・
- マイナーチェンジ前のレガシィ
- マイナーチェンジ後のレガシィ
全体的な印象は大きく変わりませんが、バンパー形状の変更や、グリル内・フォグラング周辺のメッキ加飾によってスタイリッシュでアクセントの効いたデザインになっています。
バンパーのデザインは賛否両論出そうですが、個人的には、マイナーチェンジ前はフロントがややぼってりした感じだったのが、スッキリとしてカッコよくなったと思います。
新型レガシィB4 リアのデザイン
マイナーチェンジ後の新型レガシィB4 D型のデザインの画像がこちらです。
参考に、マイナーチェンジ前のレガシィのリア画像はこちらです。
リアに関しては、バンパー部分をツートン化しディフューザーを表現している部分以外は、ほとんど変更が見当たりません。
ちなみに、北米仕様ではトランクリッドスポイラーが、新型インプレッサG4にオプション設定されている「STI トランクリッドスポイラー」と似た形状になっていることが伺えます。
<新型レガシィD型(北米仕様)のトランクリッドスポイラー>
<新型インプレッサG4のSTI トランクリッドスポイラー>
レガシィのライバルのカムリやアコード、アルティマ(ティアナ)の現行型は、ビッグマイナーチェンジでリアデザインを大きく変えてきたので、もしかするとレガシィも変わるか!?と期待していましたが、基本、現状キープのデザインとなります。
WRX(北米仕様)も2017年のマイナーチェンジでリアデザインに変更がなかったですし、スバル車がマイナーチェンジでリアデザインが大きく変わるケースは稀なので、個人的に特に不満はありません。
スバル新型レガシィB4 D型の内装(インテリア)について
マイナーチェンジ後のスバル新型レガシィ D型の内装(インテリア)のデザイン画像はこちらです。
ディスプレイをこれまで通常7型ワイドだったものを8インチへ大型化。
新型インプレッサが8インチナビをデフォルトとしたため、それに合わせた改良と思われます。
特に、マイナーチェンジ後のD型レガシィの内装で目立つのが、このディスプレー周りのデザイン。
フラットな大型センターパネルとしてセンターベントグリルやエアコンユニットと一体的にデザインになっており、また、ハイグロスブラックとシルバーフレームのパーツを採用することでより高級感を演出しています。
そして、ステアリングホイールもスポーティで立体感のある新デザインを採用。
このステアリングホイールのデザインは、新型インプレッサとほぼ同系統のデザインとなっています。
この他には、
- 静粛性向上の為にフロントドアガラスに遮音中間膜ガラスを採用
- 上質な演出を出すためにインストルメントパネルとドアトリムにリアルステッチを採用
といった工夫もされています。
レガシィのマイナーチェンジ前の内装の画像と比較してみると・・・
<マイナーチェンジ前の内装>
<マイナーチェンジ後の内装>
新型レガシィD型の内装は、高級感が増したというよりも、フルモデルチェンジをして一世代先に進んでいる新型インプレッサの内装に引けを取らないデザインになったと言えるのではないでしょうか。
「飛躍的に質感が向上した」と評判の新型インプレッサの内装に、フラグシップのレガシィがマイナーチェンジレベルでどう対抗するのか注目していましたが、中々、いい感じに収まったのではないかと思います。
参考に、新型インプレッサの内装と新型レガシィD型の内装画像を比較してみました。
<新型インプレッサの内装>
<新型レガシィD型の内装>
特に世代の差があるようには感じません。
ただ、個人的には、新型インプレッサのエアコンの位置やディスプレイのデザインをより高級感を持たせてレガシィに採用すると、「現行クラウンのようになっていいのにな」と思っていましたが、さすがにマイナーチェンジレベルではそこまで手を加えるのは難しいでしょうね。
<クラウンの内装>
あと、インプレッサやレヴォーグ等で採用されているマルチファンクションディスプレイが、なぜフラグシップのレガシィにないのかという不満もありますが、これは、現行レガシィのプラットフォームで採用するのが難しいといった諸事情があるのでしょうか。
スバル新型レガシィD型 その他マイナーチェンジの内容について
その他の新型レガシィD型へのマイナーチェンジの内容は以下の通りとなります。
- サスペンションの最適化による乗り心地と、操縦安定性の向上
- 電動パワーステアリング制御の最適化により、操舵フィーリングをより滑らかに自然に改善
- 剛性感が高くブレーキフィールがよりしっかりとさせるためにブレーキ特性を変更
- エンジンとCVTの特性を変更し、メリハリのある快適な加速感を実現
- ボディカラーのラピスブルーパールとヴェネチアンレッド・パールを廃止
- 新ボディカラーにクリムゾンレッド・パールを採用
そして、北米仕様の新型レガシィB4の主な仕様については以下の通りとなります。
<レガシィ2018年型 主な仕様(北米)>
2.5i | 3.6R | |
ボディサイズ (全長×全幅×全高) | 4,802 x 1,840 x 1,500mm | |
ホイールベース | 2,650 mm | |
エンジン | 2.5ℓ水平対向4気筒 FB25エンジン | 3.6ℓ水平対向6気筒 EZ36エンジン |
排気量 | 2,498cc | 3,630cc |
トランスミッション | リニアトロニック | |
最高出力 | 175hp/5,800rpm | 256hp/6,000rpm |
最大トルク | 174lb.-ft./4,000rpm | 247lb.-ft./4,400rpm |
タイヤサイズ | 225/55 R17、225/50 R18 | |
乗車定員 | 5名 |
シカゴオートショー2017で初公開
シカゴオートショー2017にてD型のレガシィB4が初公開されました。
公開された新型レガシィの公式動画がこちら
オートショーでの展示様子はこちらの動画が参考になります。
日本仕様の新型レガシィB4・アウトバックの発売時期
BN/BS系となる現行型レガシィの日本仕様は、
- A型(2014年10月1日発表、10月24日フルモデルチェンジ)
- B型(2015年9月10日発表、10月1日発売)
- C型(2016年9月8日発表、10月3日発売)
と毎年10月に改良されて発売している傾向にあるため、D型の発売時期もこのサイクルが続きます。
ちなみにレガシィB4のD型の日本発売日は2017年10月5日となります。
新型レガシィB4 D型 日本仕様でもアイサイトツーリングアシスト搭載なし
新型レガシィD型の日本仕様で注目すべきポイントは、次世代アイサイトの搭載です。
スバルはすでに自動運転機能レベル2に値する機能を持った次世代アイサイトを2017年に投入することを発表していました。
実際に2017年8月発売のレヴォーグとWRX S4 D型に「アイサイトツーリングアシスト」という機能が追加され、実質高速道路での単一車線での自動走行が可能となると注目されています。
しかしながら、今回マイナーチェンジするレガシィD型では、アイサイトツーリングアシストは搭載されません。
2018年のE型で追加されるのか、それとも次期モデルまで見送りとなるのかは現時点では不透明な状況です。
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