トヨタ自動車のミニバン プリウスαのフルモデルチェンジに関する情報を本記事では記載します。
次期プリウスαは、エスティマと統合されて2020年以降にデビューする可能性が取りざたされています。
そこで今回は、プリウスαのフルモデルチェンジに関する最新情報をお話します。
この記事のポイント!
- プラットフォームはTNGA世代の新型プラットフォーム
- パワートレインは4代目プリウスゆずりの最新式ハイブリッドシステム
- エスティマと統合の可能性
新型プリウスα フルモデルチェンジ後の外観(エクステリア)デザイン情報
次期プリウスαのスクープと見られたテストカー
Spied: 2019 Toyota Prius v. https://t.co/da3217FCm9 pic.twitter.com/wccIvu6EvP
— Leftlane (@LeftlaneNews) 2017年10月19日
「次期プリウスα(プリウスV)のテストカーのスクープではないか。」
2017年に海外にて撮影されたスパイショット画像が話題となりました。
この記事に掲載されている画像を見ると、
- 4代目プリウスのフロントマスクに酷似
- サイドとリヤビューはSUVスタイル
となっていることから、新型プリウスαは3列シートクロスオーバーSUVスタイルのミニバンになるのではとネットメディアでは話題に。
しかしながら、このテストカーはレクサスUXのテストカーだった可能性が有力です。
予想する新型プリウスαの外観デザインのヒント
新型プリウスαは、4代目プリウスがベースになると見られるだけに、マイナーチェンジ後のプリウス 2018年モデルの外観に近いスタイルになると予想。
それゆえ、デザインが好評の2代目プリウスPHVのスタイルを活用したデザインになる可能性が考えられます。
また、現行プリウスαのデザインが3代目プリウスとは異なってアンダープライオリティを活かしたデザインであることから、カローラスポーツに近いのフロントマスクになることも考えられます。
新型プリウスα フルモデルチェンジ後のボディサイズ予想
トヨタ新型プリウスαの予想ボディサイズは次の通りです。
予想サイズ
- 全長4,710~4,725mm
- 全幅1,795mm
- 全高1,555㎜~1,580㎜
※現行型は全長4,630~4,645mm×全幅1,775mm×全高1,575~1,600mm
これは、3代目プリウスが4代目プリウスへフルモデルチェンジした時に、「全長80mm拡張、全幅15mm拡張、全高20mm縮小」とサイズ変更されたことを参照として計算したボディサイズとなります
新型プリウスα フルモデルチェンジ後の内装(インテリア)デザイン予想
トヨタ新型プリウスの内装(インテリア)をベースとしたデザインで、
- 2列シート5人乗り(ステーションワゴンタイプ)
- 3列シート7人乗り(ミニバンタイプ)
タイプの室内空間が用意されると予想。
トヨタ新型プリウスαのプラットフォーム TNGA-Cプラットフォーム
トヨタ新型プリウスαのプラットフォームには、4代目プリウス同様にTNGA(Toyota New Global Architecture)テクノロジーを活用したGA-Cプラットフォームの活用が有力。
GA-Cプラットフォーム採用のポイント
- アルミ材と超高張力鋼板について使用を拡大
- 構造接着剤を最適に使用
- ねじり剛性を現行比60%向上(スポット溶接の打点追加等による)
- ボディ剛性の強化
- 低重心化
新型プリウスα フルモデルチェンジ後のパワートレイン予想
トヨタ新型プリウスαのパワートレインには、4代目プリウス同様に直列4気筒DOHC 1.8リッターエンジン「2ZR-FXE」搭載が有力視されています。
HV 4WD E-four
前輪と後輪を電気的につなぎ、エンジンではなくモーターで後輪を駆動させる動力源があるという特徴のシステムであるHV 4WD E-four。
このシステムを活用して日常使用において4WD制御が可能となった4代目プリウスに続いて次期プリウスαにもE-four採用の可能性が考えられます。
新型プリウスαのエンジンスペック(予想)
トヨタ新型プリウスαの予想エンジンスペックは、次の通りです。
予想スペック
- 最高出力ネット72kW(98PS)/5,200r.p.m.
- 最大トルクネット142N・m(14.5kgf・m)/3,600r.p.m.
- フロントモーター最高出力 53kW(72PS)
- フロントモーター最大トルク:163N・m(16.6kgf・m)
- リヤモーター最高出力5.3kW(7.2PS)
- リヤモーター最大トルク55N・m(5.6kgf・m)
トヨタ新型プリウスαの燃費性能を予想
トヨタ新型プリウスαの燃費性能に関しては、30台後半km/Lと予想。
4代目プリウスのJC08モードにて37.2km/L~40.8km/Lにどこまで近い燃費性能が実現できるかに注目です。
トヨタ新型プリウスαの先進安全装備
トヨタ新型プリウスαの先進安全装備として有力なのが第2世代トヨタセーフティセンス。
2018年から発売する新型車からこの第2世代トヨタセーフティセンスを搭載させる傾向にあります。
第2世代トヨタセーフティセンスの機能
- 自動ブレーキ機能:プリクラッシュセーフティ(歩行者[昼夜]・自転車運転者[昼]検知機能付衝突回避支援タイプ/ミリ波レーダー+単眼カメラ方式)
- ハンドル操作サポート機能:レーントレーシングアシスト(LTA)
- 追従ドライブ支援機能:レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)
- 自動ハイビーム:オートマチックハイビーム(AHB)
- 標識読み取りディスプレイ:ロードサインアシスト(RSA)
第2世代トヨタセーフティセンスのより詳しい情報はこちらにて。
トヨタ新型プリウスαの価格・値段予想
トヨタ新型プリウスαの予想販売価格は、約265万円スタートという金額。
装備の充実化や4代目プリウスの価格等を参考にすると現行よりも10万円前後の価格向上と予想します。
新型プリウスαのフルモデルチェンジ、発売時期はいつ頃?
トヨタ新型プリウスαの発売時期に関してですが、実は、2020年以降にプリウスαはエスティマと統合するという可能性も一部で取りざたされているのです。
プリウスαとエスティマが2020年以降に統合の可能性
次期エスティマについては、2020年頃にフルモデルチェンジが予想され、PHV化されることも有力となっています。
プリウスαは、この次期エスティマと統合して新たなミニバンとして誕生する可能性が出てきたというわけです。
詳しい情報はコチラの記事にて。
カローラツーリングスポーツがプリウスαの実質後継的存在の可能性も
2019年にカローラフィールダーの後継車種が海外のカローラツーリングスポーツをベースとして発売されます。
3ナンバー化され、先進装備も充実化するため、プリウスαの実質後継的存在になると私は予想しています。
増えすぎたミニバン車種の整理は避けられない
ミニバン市場は、今でも国内で需要が高いジャンルです。
しかしながら、クロスオーバーSUVの台頭とブーム化という近年の流れも含め、ミニバンは、全盛期程の需要はありません。
現在、トヨタには9種類ものミニバンが存在しています。
トヨタのミニバン車種
- アルファード
- ヴェルファイア
- エスティマ
- プリウスα
- エスクァイア
- ノア
- ヴォクシー
- シエンタ
- ハイエースワゴン
これまで販売されてきたアイシスとWISHに関してはすでに販売が終了しています。
その中でも3列シートミニバンとしてそれぞれ濃い性格をもちながらも、設計が古くなったプリウスα、エスティマ、アイシスの3車を統合することで、合理的に生き残りを図ることは十分考えられます。
追記 トヨタ2020年後半に国内販売車種半減へ
日経新聞が、トヨタが2020年代半ばをめどに国内にて販売する車種を現行の半分となる30程度に減らす検討に入ったことを報じています。
これによって、プリウスαとエスティマ統合の可能性はあながち否定できない状況になってきたと言えるでしょう。
新型プリウスαとエスティマ統合の流れを本音でトーク
ひとまずは、WISHとアイシスは現行プリウスαに統合、そして後々、次期エスティマと統合になると予想したい。
・高級なミニバンはアルファード・ヴェルファイアを統合した車種
・ミドルサイズのミニバンはノア・ヴォクシー・エスクァイアを統合した車種
・コンパクトミニバンはシエンタ
こうスッキリと最終的にはまとめることになると思うんですよね。
後は、次期プリウスα&エスティマがどう残れるか。
ちなみに、次期エスティマは、アルファード・ヴェルファイアと差別化するためにも、次世代感が強くなると見られていました。
新型ミニバンは、先進でデジタルなミニバンとして他のミニバンと異なる付加価値を付けると予想します。
けど、次期アル・ヴェルも備えてくるだろうから、結局はデザインの問題かと。
アルファードにせよノアヴォクシーにせよ、結構デザインが癖ありますよね。
ただ、2016年のマイチェンで、ちょっと癖のあるフロントデザインになってしまったけど…
デザインとしては、もはや伝統となっているエスティマのタマゴ型デザインは、今後も継承される可能性は高いと思います。
後、最近は、SUVが勢いづいてるから、後々3列シートのハリアーみたいなのが出てきてもおかしくない状況。
マツダなんかは、ミニバン撤退して3列シートSUVに注力するですし。
この勢いが続けば、後々、トヨタもさらにミニバン車種縮小もないとは言えないなぁ。
メーカーとしても、新たなドル箱を作るためにも、乗り換え促進効果も含めて、SUVシフトはまだまだ進みそう。
ただ、自動運転時代になるほど、乗車人数が多くてゆとりのあるミニバンは有利になりますし、そこまでミニバンが落ち目になるとも思いません。
プリウスαとエスティマの今後の動向は、情報が入り次第、追って更新するので楽しみにしていて下さいね。