日産 新型マーチのフルモデルチェンジはいつ?日本では次期ノートとの兼ね合いで難航か

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日産のコンパクトカーのマーチが2017年にフルモデルチェンジを実施すると見られてきましたが、その可能性が低くなってきました。

マーチと言えば、かつて若者にコンパクトカーとしてブレイクした過去があるものの、近年は、アクアやフィット等のライバルの台頭によってすっかりと影を潜めた存在に。

しかしながら、マーチの海外モデルとなる新型マイクラは先進的なデザインを採用するなど、日産新世代のコンパクトカーとして進化を遂げ、再び注目を集まる勢いとなっています。

現在、新型マイクラに関しては、マーチではなく、2018年以降に次期ノートとして発売される可能性もあり、情報が錯そうしている状況です。

そこで今回は、新型マーチのフルモデルチェンジに関する最新情報をお話しします。

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今や世界戦略車となった日産マーチ!

4代目マーチ

日産のマーチと言えば、かつては日本の多くの若者から愛されたコンパクトカーでした。

それが今では、主な舞台は海外へと移り、すっかりと日産の世界戦略車の一つに。

マーチのこれまでの歴史については、こちらで詳しく解説してみました。

お時間のある時にお読みいただければ幸いです。

日産マーチ 30年を越える歴史を徹底解説!

若者に人気だったマーチよ、再び!

5代目となる新型マーチは、

  • 先進的なデザイン
  • 最先端の機能

を採用して、もう一度、若者に人気が高い車として期待されて登場する見通しです。

実は、今回の新型マイクラ(マーチ)に関して日産CEOのカルロス ゴーン氏は次のように語っています。

30年以上前にデビューした初代『マイクラ』の登場は小型ハッチバックセグメントにおける革命であり、日産にとって新たな歴史の幕開けでした。5代目となる『マイクラ』は、初代と同様に革新的であり、ハッチバックがお客さまに何をもたらすことができるのか、何をもたらすべきなのかという期待を高めてくれるクルマです。

【日産ニュースルームより】

このことから、新型マーチは初代マーチ以来の革新的で、コンパクトカーとして新たな時代を切り開く車として大いに期待できるわけです。

では、新型マーチについて詳しく見ていきましょう。

新型マーチ 海外モデルがパリモーターショー2016でついにワールドプレミア

新型マーチに関しては、海外モデルの新型マイクロが2016年9月29日からフランスで開催されたパリモーターショー2016でワールドプレミアされました。

とにかく新型マーチのデザインは美しく、かつての勢いのあった時代を取り戻すのではないかと思える程の意気込みを感じます。

まずはエクステリア(外装)から見ていきましょう。

新型マーチのエクステリア

新型マイクラ(マーチ)のエクステリア画像がこちらです。

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Vモーショングリルにブーメラン型のランプと、日産の最新のデザインが採用されており、次世代のコンパクトカーとしてカッコいいデザインに。

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フロントからリアにかけて流れる印象的なキャラクターラインがスポーティでスタイルの良さを引き立てています。

また、後部のドアハンドルの場所がCピラー近くにあるという所も見逃せません。

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ルーフラインがスポイラーまでの伸び、空力性能の良さを引き出していると思われます。

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リアのコンビランプにもブーメラン型のデザインが採用されており、現行型のノートとは違った新しい世代の車と感じさせられるデザインです。

続いて内装(インテリア)を見ていきましょう。

新型マーチの内装について

こちらが新型マイクラ(マーチ)の内装(インテリア)になります。

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ドライビングポジションが低くなっており、これによって安心感が高められることになります。

新型マーチの内装は、特にドライバーの快適性を重点に置いているとされています。

リアのコンビランプにもブーメラン型のデザインが採用されており、現行型のノートとは違った新しい世代の車と感じさせられるデザインです。

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ステアリング、ペダル、そしてシフトレバーの位置も最適化させることでより多くのドライバーに合ったドライビングポジションを提供。

ナビ画面には、7インチフルカラーセンターディスプレイが採用され、オーディオシステム、カーナビゲーション、携帯電話、Apple CarPlayを経由してダウンロードしたアプリケーションやSiriの音声コントロールを利用することが可能に。

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ダッシュボードが、グライディングウィングのデザインとなり解放感を演出すると共に、拡大された全幅および長くなったホイールベースにより、クラストップレベルの室内空間の広さを実現。

また、専用機能として、Bose社と日産がコラボレーションして開発した「Bose® Personal® サウンドシステム(6スピーカー)」も採用されており、ドライバーに最適化された最適な音質を実現させています。

ちなみに動画はこちらになります。

この新型マイクラ(マーチ)は、欧州ではルノーのフラン工場で生産されて、2017年3月に発売予定となりました。

新型マイクラ(マーチ)のボディサイズについて

新型マイクラのボディサイズに関しては、

  • 全長3999mm
  • 全幅1743mm
  • 全高1455mm
  • ホイールベース2525mm

となります。

現行型と比較すると、

現行型 新型
全長 3825mm 3999mm
全幅 1665mm 1743mm
全高 1515mm 1455mm
ホイールベース 2450mm 2525mm

となっており、全長が174mm、全幅が78mm、ホイールベース75mm拡大され、全高に関しては、60mm低くなります。

新型マーチのコンセプトカーのSWAY

実は、2015年に開催されたジュネーブモーターショーでは、マーチのコンセプトカーである「Nissan SWAY Concept」が公開されていました。

このSWAYのデザインを見ると、市販化モデルは、大まかこのコンセプト通りのデザインになっていることが伺えます。

<Nissan SWAY Concept>

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さらに詳しい画像を表示する

このSWAYが発表された時は、あまりにも先進的で未来を感じさせられるデザインに多くの人が魅了されました。

現行マーチが、保守的でシンプル路線に走ってしまったことでコンパクトカー市場で存在感が薄くなってしまったことが反省されていることが伺えます。

マツダがかつて新型デミオのコンセプトカーとして「跳(HAZUMI)」を発表した時も、かなりインパクトがありましたが、このSWAYはそれさえも凌駕する印象を強く感じたのを未だに忘れられません。

<跳(HAZUMI)>

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フルモデルチェンジする新型マーチの内容について

新型マーチに採用されるプラットフォームに関しては、日産とルノーが共同で開発したCMF(コモン・モジュール・ファミリー)のBプラットフォームが使用されることになります。

<CMFとは?>

コモン・モジュール・ファミリー(CMF)は、エンジンコンパートメント、コックピット、フロントアンダーボディ、リアアンダーボディ、電気/電子アーキテクチャーといった、互換性のあるビッグモジュールのかたまりをベースに、ルノー/日産アライアンスの車両で、1つまたは複数のセグメントをカバーするエンジニアリング・アーキテクチャーです。

つまり、CMFは単なるプラットフォームではなく、それは複数のプラットフォームを包含するものです。プラットフォームが水平なセグメンテーションとすれば、CMFはセグメントを跨いだ概念です。

【日産ニュースリリースより】

まあCMFは、トヨタで言うTNGA、スバルのSGPのようなものであり、一つの統合したプラットフォームを複数の車種で展開することで、コスト下げて効率よく開発できるようになるといった、新しいクルマ作りの形を目指したものと言えます。

パワートレインに関しては、

  • 3気筒1.0L NAガソリンエンジン(最高出力54kW(73HP)/最大トルク95Nm)
  • 3気筒 0.9Lダウンサイジングターボエンジン(最高出力66kW(90HP)/最大トルク140Nm)
  • 4気筒1.5リッターディーゼルエンジン(最高出力66kW(90HP)/最大トルク220Nm)

の3グレードが用意され、トランスミッションは5速MTとなります。

各スペックを表にしたものが次の通りとなります。

エンジン主要諸元

型式

HR09DET
0.9リッター
ターボチャージャー付
ガソリンエンジン

K9K
1.5リッター
ディーゼルエンジン

BR10DE
1.0Lリッター
自然吸気
ガソリンエンジン

シリンダー数

3気筒

4気筒

3気筒

最高出力
(kW/hp)

66/90

66/90

54/73

最大トルク
(Nm)

140
+10 オーバーブースト時

220

95

トランスミッション

5MT

5MT

5MT

ただ、あくまでこれは欧州仕様なので、日本ではディーゼルモデルが設定されない等の変更される可能性が高いです。

そして最先端の機能である、

  • 歩行者認識機能付きインテリジェントエマージェンシーブレーキ
  • 車線逸脱防止支援システム(LDP)
  • ハイビームアシスト
  • 標識検知機能
  • インテリジェントアラウンドビューモニター
  • ブラインドスポットワーニング

といった機能が搭載されることになりました。

新型マーチのフルモデルチェンジで期待されること

新型マーチに期待されるのは、やはり以下の2つです。

  • 新型セレナに搭載された同一車線自動運転技術「プロパイロット」
  • 新型ノートハイブリッドに採用されるEV技術を生かした「e-POWERシステム」

これらを新型マーチに採用すると最強のコンパクトカーとして、国内のコンパクトカー市場の勢力図を塗り替える程のインパクトがあると思います。

ただ、そうなるとノートの売り上げに影響が出てしまいますが・・・

それでも「やっちゃえ!日産」の精神で実現を期待したい所ですが、本気でライバルのコンパクトカーを駆逐したいならば、それくらいのことは必要だと思います。

日産のコンパクトカーがアクア、フィットに打ち勝つには

私としては、マーチとノートを統合して一つの車にして、デザインはSWAY風、そして「プロパイロット」、「e-POWERシステム」など日産の先進技術を惜しみなく投入した新型コンパクトカーを出せば、トヨタのアクア、ホンダのフィットに打ち勝つことも夢ではないと思います。

ちなみに現行モデルのノートが2016年上半期の販売台数では、フィットに後もう少しで追いつくところまで来ています。

販売ランキング

【出典:日本自動車販売協会連合会

コンパクトカーの中ではどうしてもアクア、フィットに続いて3位で固定されがちなノートですが、このような新型車を出すことで一気にフィットを抜いて、アクアさえも射程圏内になるような気がします。

※日本で新型マーチは販売されないという情報も一部では出てきている

一部では、新型マーチは海外のみでの販売となり、日本では販売されないという情報が出てきています。

これは、新型マーチのボディサイズが大型化することでノートと競合してしまい、そうならないためにもノート一本に絞るというのが理由とのこと。

2016年にマイナーチェンジした新型ノート

日産 新型ノートe-POWERを徹底解説!モデルチェンジでシリーズハイブリッド!

ただ、ノートに関してはe-POWERが予想を上回る大ヒットとなっており、これによって、スケージュール見直しが図られる可能性もあるようです。

ノートe-POWERが大ヒット!日産のEV戦略がついに花を咲かしたぞ!!

というのも、新型マイクラのボディには、e-POWERの装置が現在のままでは入らないのだとか。

また、マーチに関しては2017年に一部改良が行われ、現行型がしばらくは、継続販売される見通しです。

これを踏まえると、少なくともマーチのフルモデルチェンジがあったとしても、2018年以降になるでしょう。

いずれにしても、マーチを実質ノートに統合し、次期フルモデルチェンジで、上で私が書いたように本気で打倒アクア、フィットを目指してくる可能性がありそうです。

これに関しては続報をお待ちください。

マーチのライバルの状況について

マーチのライバルも2017年以降に色々と改良を行うことになっています。

まずは、トヨタのヴィッツ。

ヴィッツに関しては2017年1月にマイナーチェンジをすると同時にアクアと同等以上の性能を誇るハイブリッドモデルを投入する予定です。

新型ヴィッツハイブリッドの最新情報はこちら

このハイブリッドモデルを導入することで、同じトヨタ車のアクアとの競合が心配されますが、場合によってはヴィッツの地位が向上して日本のコンパクトカー市場での勢力図に変化が出る可能性もあります。

そして、続いてそのトヨタ アクアについて。

アクアに関しては、2017年6月に2度目となるビッグマイナーチェンジを行いました。

さらに今後、モデルチェンジする次期アクアではTNGA思想のプラットフォームを採用する等、この新型アクアは、トヨタの新世代のコンパクトカー第一号となる可能性が高いです。

また、このモデルチェンジによって、燃費性能は新型プリウスの40km/Lを超えることが予想されます。

トヨタ 新型アクアへのフルモデルチェンジの時期と内容を予想!

そして、次にホンダのフィット。

フィットに関しては、アクア同様に2017年6月にビッグマイナーチェンジが実施されました。

デザインの改良に加えて、歩行車検知対応&追従機能付きのホンダセンシングを搭載することで、ライバルのコンパクトカーよりも一歩進んだ安全快適機能が得られることとなりました。

フィットのマイナーチェンジで進化したポイントを解説

スポーティで質感高い新型マーチの日本での展開に期待

コスト削減等によって、かつての勢いが失われてしまった現行の4代目マーチ。

それがスポーティに進化して、おしゃれな魅力を取り戻した5代目新型マーチの日本での展開には期待せずにはいられません。

「マッチのマーチ」としてバカ売れした頃の初代マーチの再来を期待して、新型マーチの日本発売の公式発表を待ちたい所です。

新型マーチのフルモデルチェンジに関する最新情報が入れば、またお話ししますね!

【次のページ】マーチの歴史を徹底解説!30年を超える歴史を振り返る

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