日産のフラグシップセダンであるシーマが2017年6月15日にマイナーチェンジを実施しました。
現行シーマのベースとなっているフーガが2015年2月にビッグマイナーチェンジをしたことから、シーマも同様の改良が行われてると期待されていたものの、あれから2年以上もの間事実上改良のない状態でした。
しかしながら、ようやくマイナーチェンジが実施されることとなります。
シーマのマイナーチェンジ最新情報
2010年8月の4代目シーマの生産終了と共に消滅したシーマブランドが2012年4月25日に復活し、HGY51型となる現在の5代目シーマが発売されています。
そこから約5年経った2017年6月15日にようやくマイナーチェンジが行われることになりました。
今回のマイナーチェンジで注目ポイントは以下の通りとなります。
インフィニティ化するかどうかがポイント
今回のシーマのマイナーチェンジでのポイントは、スカイライン、フーガに続いCIマークにインフィニティエンブレムを採用した状態で発売されるのかどうかです。
スカイラインに関しては、V37型へフルモデルチェンジした2014年から、フーガーに関しては、2014年のビッグマイナーチェンジ時にCIマークとして日産のエンブレムを採用せず、インフィニティのバッヂを採用したことが話題となりました。
海外では、スカイラインはインフィニティQ50、フーガはインフィニティQ70として販売されていますから、日本でも徐々にインフィニティ導入を見越してのエンブレム変更と思われます。
ちなみに、スカイラインもフーガも当初は海外モデルと違ってインフィニティのCIマークはフロントのみしか装備されていませんでした。
しかしながら、2015年12月の一部改良時にリアにも装備され、インフィニティへの統一化は進んでいます
現時点ではまだ不明の状況ですが、この流れを受けるとシーマにもインフィニティのバッヂが採用されても不思議ではありません。
ただ、もしもシーマをインフィニティ化させてしまうと日産ブランドの高級セダンはティアナということになってしまいます。
あくまでも日産のフラグシップとして日産のCIマークが残るのではと個人的には予想しています。
【追記】
シーマはマイナーチェンジ後も日産のCIマークを継続採用。
インフィニティ化はしないことに。
インフィニティQ70Lが新型シーマの最有力候補だったが・・・
実は、海外にはフーガ(インフィニティQ70)のロングホイールモデルとしてインフィニティQ70Lという車が販売されています。
現行シーマは、海外ではインフィニティMとして発売されていた現行前期型フーガをロングホイールモデルにしたインフィニティM35hLの日本モデルとして発売されています。
なので、新型シーマは、インフィニティM35hL後継のインフィニティQ70Lがベースとなり、シーマ用の専用パーツが採用される「マイチェン後のシーマ=インフィニティQ70Lの改良モデルと予想していただけに、マイナーチェンジ後のデザインの変更はありませんでした。
シーマ マイナーチェンジで先進装備拡充
最近の日産はプロパイロットやe-POWER等、先進装備のアピールが目立ちますが、シーマに関しては、未だに自動ブレーキが搭載されていないなど、装備の古さが目立っている状況でした。
そこで今回のマイナーチェンジにて、先進運転システムが新たに搭載されることになりました。
【新型シーマに搭載された先進装備】
- インテリジェント エマージェンシーブレーキ
- インテリジェント FCW(前方衝突予測警報
- インテリジェント BSI(後側方衝突防止支援システム)
- インテリジェント BSW(後側方車両検知警報)
- インテリジェント LDP(車線逸脱防止支援システム)
- インテリジェント LDW(車線逸脱警報)
- インテリジェント BCI(後退時衝突防止支援システム)
- インテリジェント BUI(後退時衝突防止支援システム)
- インテリジェント アラウンドビューモニター(MOD〔移動物 検知〕機能、駐車ガイド機能)
ただ、これらに関してはすでにスカイラインとフーガで採用されているシステムであり、特にシーマならではの目新しい部分はありませんでした。
あ、マジェスタはフラグシップではなかった。
それにシーマOEM車の三菱ディグニティが生産終了しましたし、まだ今回マイナーチェンジがあるだけマシなのかもしれませんね。
けど、復活して一代限りでまたシーマを廃止いうのも日産としては避けたい所でしょうね。
需要がなければコストがかけられないですし。
実際は、どっちも静粛性を始め、結構違うんですけどね。
そんなクラウンマジェスタの次期モデルの噂はこちらの記事にて。
ちなみに、ホンダのレジェンドはデザインを大幅に刷新するマイナーチェンジを行う見通しとなっています。
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