三菱自動車の新型車・モデルチェンジ最新情報2017~2020
三菱自動車の車に関するモデルチェンジの情報を以下、2017年以降、時系列順に紹介します。
2017年1月26日 デリカD:2 にハイブリッドモデルを追加
コンパクトミニバンの「デリカ D:2」にEV走行が可能なパラレル方式のハイブリッドシステムを採用したストロングハイブリッドモデルが追加されました。
デリカD:2は、スズキ ソリオのOEMモデルであり、そのソリオには、2016年11月にストロングハイブリッドモデルが設定されていました。
▷スズキ 新型ソリオ ストロングハイブリッドモデル発売!燃費性能は32.0km/Lを実現
デリカ D:2のハイブリッドモデルには、ソリオと同じくマイルドハイブリッドとストロングハイブリッドの2モデルが併売されることとなります。
2017年 2月9日 RVRがマイナーチェンジ
三菱のコンパクトSUVとして発売されているRVRがビッグマイナーチェンジを実施します。
新デザインとしてダイナミックシールドが採用され、イメージ刷新が図られます。
▷三菱 RVRのマイナーチェンジが2017年2月に実施!ダイナミックシールド採用でフルモデルチェンジまでつなぐ見通し
2017年 2月9日 アウトランダーPHEV マイナーチェンジ
2015年にビッグマイナーチェンジを実施し、三菱新世代のフロントフェイス「ダイナミックシールド」を採用するなどデザインを含めて大幅な改良を行ったアウトランダー。
そのアウトランダーのPHEVモデルが2017年2月9日にマイナーチェンジ(一部改良)を行います。
今回の改良は、安全装備の充実化が主な内容であり、また電動パーキングブレーキも搭載されるようになりました。
▷三菱 アウトランダーPHEVが2017年2月9日にマイナーチェンジ!新型プリウスPHVを迎え撃つ
2017年3月 新型クーペSUV エクリプス クロスを発表
ジュネーブモーターショー2017(2017年3月に開催)にて、クーペ調のデザインとなる三菱の新型SUVのエクリプス クロスが発表されました。
この新型SUVエクリプス クロスは、アウトランダーとRVRの中間に位置するSUVとなります。
日本発売は2018年3月頃の見通しです。
2018年以降に デリカD:5がフルモデルチェンジか
電子制御式4WDシステムを搭載したボックス系ミニバンのデリカD:5。
そんなSUV顔負けのオフロード性能を持ったデリカD:5は、三菱の中でも売れ筋の車種となっていますが、2018年頃にフルモデルチェンジする見通しです。
次期デリカD:5のデザインは、東京モーターショー2013にて公開された「MITSUBISHI Concept AR」風になり、2017年に発売する新型クーペSUVとプラットフォームを共有したものになると見られています。
パワートレインに関しては、ガソリンとディーゼルが採用される可能性が有力です。
2018年頃 パジェロが新型へ待望のフルモデルチェンジか
待望の次期パジェロのフルモデルチェンジは、2018年頃が有力。
次期パジェロでは、クリーンディーゼルエンジンを中心としつつも、プラグインハイブリッド(PHEV)モデルも検討されているのだとか。
8速ATを採用したパジェロPHEVが誕生することで多くの話題を生むことになりそうです。
ちなみに、パリモーターショー2016にて公開された次世代クロスオーバーSUVの最上級モデルという位置づけのコンセプトカーの「MITSUBISHI GT-PHEV Concept」。
このコンセプトカーこそが次期パジェロのコンセプトとして有力な存在となっています。
2018年頃 新型ミラージュへフルモデルチェンジか
2012年に発売された現行型ミラージュですが、一時期は次期モデル廃止の可能性がありました。
しかしながら、現在は2018年頃にフルモデルチェンジする見通しです。
次期ミラージュには、搭載エンジンとして直3の1.1リッター直噴ダウンサイジングターボ搭載が有力です。
2019年頃 RVRがフルモデルチェンジ?
【画像はMITSUBISHI eX Concept】
2019年前後にRVRがフルモデルチェンジする可能性が取りざたされています。
次期RVRは、2015年の東京モーターショーにて公開されたSUVのコンセプトカー「MITSUBISHI eX Concept」をベースとしたデザインとなり、PHEVを搭載すると予想されます。
RVRならではの、コンパクトで小回りが利くコスパに優れたSUVになることが期待されます。
三菱 今後はSUVとEVを主軸に展開へ
今や世界はSUVブームと言われるほど、SUV市場が盛り上がっている状況です。
日本では、トヨタのC-HRや、ホンダのヴェゼル等、クーペ調のクスオーバーSUVが人気ですが、三菱もいよいよ2017年にクーペ調の新型SUVを投入します。
この新型SUVの成功の可否が、今後の三菱を大きく左右することになるでしょう。
- クーペ調の新型SUV
- PHEVで定評のアウトランダー
- コンパクトで安価なRVR
今後はこれら3つのSUVを主軸に、今勢いのあるSUV市場へと集中することで三菱復権の道を目指すことになると思われます。
実際、三菱は、2016年2月に開催された2015年度 第3四半期決算説明会にて、「SUVと電動車で世界の役に立つ会社」を目指すと発表しています。
これからは、ますますEVを採用したSUVに注力していくことになるのは間違いありません。
日産との提携でPHV技術が活かされる
三菱自動車が2016年に日産の傘下に入ったことで、三菱の今後のラインナップの変更等が注目されます。
他にも注目なのがPHV技術。
日産は、今後PHV技術に関しては、三菱のものを活用する見通しで、まずは日産のスポーツ用多目的車SUVから搭載することが明らかになりました。
日産自動車が、傘下に収めた三菱自動車の技術を使って、プラグインハイブリッド車(PHV)を初めて売り出すことが分かった。三菱自のシステムを日産のスポーツ用多目的車(SUV)に搭載する。年度内に技術移転に関わる契約を終え、早期の市場投入を目指す。両社の提携効果の具体化第1弾となる。
【出典:朝日新聞】
また日産が、三菱が得意とする新興国への進出を進めることに関しても考慮すると、日産車と三菱車のOEM化がより進むことになるでしょう。
三菱のセダンファンにとっては寂しい時代
現在、日本市場の三菱にはセダンが一台もラインナップされていません。
2015年12月にキザシの販売が終了し、そして唯一ギャランフォルティスとして発売されていた日本版のランサーも2016年に幕を閉じました。
ランサーエボリューション11として復活を期待するも・・・
実は、ランサーの海外モデルも2017年8月に生産終了する見通しです。
これで三菱からセダンのラインナップが完全に消えてしまうことになり、セダン好きにとっては寂しい限りです。
唯一、台湾、中国仕様向けが継続して次期モデルのグランドランサーが出るくらいです。
今の三菱の状況を考えると需要の少ないセダンに手を出す体力はなく、SUVに注力するのは当然とも言えます。
ちなみに、2016年2月に開催された2015年度 第3四半期決算説明会では、2017年度から2020年度までに新型車14車種を投入する予定であることが発表されています。
これを見ても、セダンが一台も発売される予定がないことが分かります。
現時点で希望があるとすれば、日産との提携でセダン調達があるといった所でしょう。
それでも海外のみとなりそうですが・・・
こういう状況を踏まえると、かつて人気を博したランエボことランサーエボリューションが、復活を期待するのは厳しそうですね。
けれども、いくらニッチな需要とはいえ、スバルのWRXを見ると、新型のランエボを見たくなってしまいます。
三菱のSUV戦略が上手くいって勢いを取り戻し、余裕が出てきたころに、再度セダン投入に期待したいですね。
その時には、「EVスポーツセダンとしてランサーが日本復活!」みたいに登場し、その流れでランサーエボリューション11が発売されれば最高かなと。
ひとまず、今は三菱の新型SUVと、日産との今後のOEM車に注目ですね。
三菱自動車の新車情報について、新しい情報が入ればまた更新します。