ホンダ 新型インサイト最新情報! 日本復活でサイズ、デザイン、ライバル車種情報等々を解説

新型インサイト

ホンダの新型インサイトの最新情報について本記事では紹介します。

インサイトと言えば、1999年にZE1型の初代モデルがデビューし、かつてトヨタのプリウスと熱い戦いを繰り広げたハッチバック型のハイブリッドカー。

2代目インサイトが2014年3月に販売終了をしたことから、プリウスの勝利かと思いきや、あれから約4年後の2018年12月に日本復活しました。

そんな9年ぶりに3代目へとフルモデルチェンジする新型インサイトの最新情報を今回お話します。

この記事の目次

ホンダ新型インサイトの最新情報!フルモデルチェンジは4年ぶり

新型インサイト

3代目として発売される新型インサイトの最新情報を日本仕様と北米仕様についてご紹介します。

新型インサイト 日本仕様の最新情報

新型インサイトの日本仕様

新型インサイトの日本仕様は、北米仕様の外観デザインと異なる等、より豪華な内容となっています。

その内容が以下の通りです。

外観デザイン

新型インサイトのフロント

日本仕様の外観ポイント

  • フロントグリルに日本仕様専用のデザイン採用
  • リアスポイラーも日本仕様専用のスポイラー採用(LXグレード以外)
  • インラインタイプとなるLEDヘッドライトを全グレードに標準装備

刀を彷彿させるメッキ活用のフロントグリル

新型インサイト(日本仕様)のフロントグリル

日本仕様の新型インサイトのフロントグリルには、グロスのあるブラックに加え、北米仕様にはない5本のメッキバーを採用して高級感を演出。

日本仕様らしさのあるポイント

  • メッキバーは、日本仕様らしく刀をイメージしたとされる
  • グリルの奥には格子状の形状を設置

リヤに専用トランクスポイラー

新型インサイトのリヤ

日本仕様の新型インサイトのリヤに専用トランクスポイラーを装備することで、スポーツセダンらしさを演出しています。

ホイール

新型インサイト(日本仕様)のホイール

上級グレードには17インチアルミホイール、エントリーグレードには16インチアルミホイールが採用されます。

ボディカラー

新型インサイトの日本仕様には以下の全7色のボディカラーが設定されます。

新型インサイト日本仕様のボディカラー

  • クリスタルブラック・パール
  • ルーセブラック・メタリック
  • コスミックブルー・メタリック
  • モダンスティール・メタリック
  • ルナシルバー・メタリック
  • プレミアムクリスタルレッド・メタリック
  • プラチナホワイト・パール

内装デザイン

新型インサイトの内装

内装のポイント

  • コンセプトは「Green Prime Sedan」
  • ナビモニターに8.0型となる専用の大画面ナビを採用
  • メーターパネルに大径2眼メーターを採用
  • シフト操作がボタン式のエレクトリックギヤセレクター採用
  • 運転席8ウェイパワーシート、助手席4ウェイパワーシート採用
  • 運転席&助手席シートヒーター採用

新型インサイトの内装には、リアルステッチソフトパッドを採用して質感の高さを演出。

新型インサイト(日本仕様)の内装

パワーメーター採用

新型インサイト(日本仕様)の内装

メーターパネルには、パワーメーターが採用されています。

エレクトリックギヤセレクター

新型インサイト(日本仕様)の内装

注目となるのが、シフトノブ式ではなく、レジェンド、アコード同様にスイッチ式のエレクトリックギヤセレクターが採用されている所です。

ブレーキホールド機能付きの電動パーキングブレーキも採用。

横には、「EVモード」「SPORTモード」「ECON」というモードを切り替えるスイッチが装備されています。

ウルトラスエードのコンビシート

新型インサイト(日本仕様)のシート

最上級グレードの「EX・BLACK STYLE」のコンビシートには、本革×ウルトラスエード®が採用されます。

新型インサイト 日本仕様のボディサイズ

新型インサイトの日本仕様のボディサイズ配下の通りです。

新型インサイト日本仕様のボディサイズ

  • 全長4,675mm
  • 全幅1,820mm
  • 全高1,410mm

【参考】シビックセダンのボディサイズ

  • 全長4,650mm
  • 全幅1,800mm
  • 全高1,415mm

新型インサイトはベースとなるシビックセダンよりも若干サイズが拡大されています。

直4 1.5リッターエンジン+2モーター方式「SPORT HYBRID i-MMD」採用

新型インサイトは、1.5リッタータイプの直列4気筒DOHCエンジンを組み合わせた2モーター方式のハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-MMD」が採用されます。

i-MMD 3つのモード

  • EVドライブモード
  • ハイブリッドドライブモード
  • エンジンドライブモード

スペック

新型インサイトのスペック

  • エンジン最高出力:80kW(109PS)/6000rpm
  • エンジン最大トルク:134Nm(13.7kgfm)/5000rpm
  • モーター最高出力:96kW(131PS)/4000-8000rpm
  • モーター最大トルク:267Nm(27.2kgfm)/0-3000rpm

ちなみにこの1.5L i-MMDが次期フィットに採用される可能性が取りざたされています。

燃費性能

+新型インサイトの燃費性能を表示

LXグレード

  • JC08モード燃費:34.2km/L
  • WLTCモード燃費:28.4km/L
  • WLTC市街地モード:25.8km/L
  • WLTC郊外モード:29.7km/L
  • WLTC高速道路モード:28.8km/L

EXグレード

  • JC08モード燃費:31.4km/L
  • WLTCモード燃費:25.6km/L
  • WLTC市街地モード:22.8km/L
  • WLTC郊外モード:27.1km/L
  • WLTC高速道路モード:26.2km/L

先進安全装備ホンダセンシングの機能が充実

日本仕様の新型インサイトは先進安全装備ホンダセンシング(Honda SENSING )が全グレードに標準装備となります。

新型インサイト ホンダセンシングの機能

  • 衝突軽減ブレーキ (CMBS)
  • 誤発進抑制機能
  • 歩行者事故低減ステアリング
  • 路外逸脱抑制機能
  • 渋滞追従機能付アダプティブ・クルーズ・コントロール (ACC)
  • 車線維持支援システム (LKAS)
  • 先行車発進お知らせ機能
  • 標識認識機能
  • 後方誤発進抑制機能
  • オートハイビーム

ブラインドスポットインフォメーション

ブラインドスポットインフォメーションがEX、EX・BLACK STYLEグレードに搭載されます。

新型インサイト 日本仕様は3つのグレードを設定

新型インサイト

日本仕様の新型インサイトには以下の3つのグレードが設定されます。

LXグレード

LXグレードの主な内容

  • Honda SENSING
  • 本革巻ステアリングホイール(スムースレザー)
  • 16インチアルミホイール
  • Honda インターナビ+リンクアップフリー+
    ETC2.0車載器〈ナビゲーション連動〉
  • ドライバー注意力モニター
  • エレクトリックギアセレクター
  • 電子制御パーキングブレーキ
  • 左右独立温度コントロール式フルオート・
    エアコンディショナー(プラズマクラスター技術搭載)
  • LEDヘッドライト〈インラインタイプ〉
  • オートブレーキホールド機能
  • 減速セレクター
  • 運転席&助手席シートヒーター

EXグレード

EXグレードの主な内容LXの装備に加えて

  • ブラインドスポットインフォメーション
  • LEDフォグライト
  • トランクスポイラー
  • 17インチアルミホイール(シャークグレー)
  • 運転席8ウェイパワーシート+
    助手席4ウェイパワーシート
  • 自動防眩ルームミラー
  • コンビシート(プライムスムース×ファブリック)
  • スマートウエルカムランプ

EX・BLACK STYLEグレード

EX・BLACK STYLEグレードの主な内容EXの装備に加えて

  • コンビシート(本革×ウルトラスエード®
  • 専用インテリア(ウルトラスエード®
  • 専用フロントグリル(ブラッククロームメッキ)
  • 専用リアバンパーロアーガーニッシュ
    (ブラッククロームメッキ)
  • 17インチアルミホイール(ベルリナブラック)

新型インサイトの価格情報

新型インサイトの販売価格は以下の通りです。

+価格を表示

新型インサイトの価格(税込み)

  • LXグレード:3,261,600円
  • EXグレード:3,499,200円
  • EX BLACK STYLEグレード:3,628,800円

発売日は2018年12月14日

新型インサイトは2018年12月14日から発売されています。

新型インサイトのライバル車種はトヨタ カムリハイブリッド

トヨタ カムリハイブリッド

上級セダンとなった新型インサイトのライバル車種は、トヨタのカムリハイブリッドとなります。

その他、上級セダンとしては以下の車種がライバル車種となりそうです。

スバル レガシィB4

スバル レガシィB4

マツダ アテンザセダン

マツダ アテンザ

かつてのライバル プリウスも同時期にマイナーチェンジ

新型プリウス

新型プリウス

先代までライバルだったプリウスも新型インサイト発売と同時期にマイナーチェンジを行いました。

新型インサイトは上級セダンになったとはいえ、これまでのイメージから世間では新型インサイトと改良型プリウスの比較が行われることになりそうです。

インサイトに続いて次期アコード登場か

新型アコード

新型アコード(北米仕様)

アコードが、北米では2017年にフルモデルチェンジを行っていることから、2019年以降に日本でも次期アコードの発売が考えられます。

新型アコードの詳細は、こちらの記事にて。

インスパイアが中国で復活

中国では2018年に新型インスパイアが発売されています。

ホンダファンにとっては、このモデルが日本導入されるのか注目所。

新型インサイトの日本発売日は2018年12月

新型インサイト(日本仕様)の外観

新型インサイトの日本発売日は2018年12月13日頃が有力です。

すでにカタログのパンフレットが用意されており、ホンダは新型インサイトのティザーサイト(先行情報サイト)も立ち上がっています。

その他、ホンダ車の新車情報やモデルチェンジの動向に関しては、こちらの記事をご参照ください。

ここからは、北米仕様を中心とした新型インサイトの情報となります。

新型インサイトはシビックセダンベースのプレミアムコンパクトセダン

シビックセダン

新型インサイトは、シビックセダンをベースに開発されたプレミアムコンパクトセダンになります。

実質シビックのハイブリッドモデルのように感じさせられますが、ホンダはHondaのセダンラインアップにおいて「CIVIC(シビック)」の上位に位置付けられる5人乗りセダンとして開発したと表現しており、インサイトはシビックの上位ポジションに値するモデルという事が伺えます。

それによりホンダのセダンの車格としてアコード>インサイト>シビックという序列になることが伺えます。

新型インサイト(北米仕様)のエクステリア(外観)デザインがコレだ!

新型インサイト コンセプトモデル

復活する新型インサイトのエクステリア(外観)デザインのコンセプトがこちらになります。

新型インサイト 市販モデル(北米仕様)

新型インサイトの市販モデルの外観デザインがこちらになります。

プレミアムコンパクトセダンとして上質感のあるデザインとなっています。

新型インサイト はシビックとアコード似のスタイル

気づかれた方もおられるかと思いますが、新型インサイトはシビックセダン新型アコード(北米仕様)によく似たデザインとなっています。

新型シビックセダン

新型アコード(北米仕様)

新型インサイト

新型インサイトについてさらに詳しくデザインを見ていきましょう。

フロントデザイン

フロントだけ見るとグリル・ヘッドライト等新型アコードと似ており、コンパクトアコードかと彷彿させられるデザインに。

サイドデザイン

サイドガラスのメッキモールが一周している所がポイント。

ちなみにシビックも新型アコードもメッキモールは上半分の採用にとどまっています。

リアデザイン

リアはこれまでのホンダ車の中で独特のデザインとなっており、テールランプのデザインが特徴的。

シビックとアコードは似た形状のブーメラン上のコンビランプが採用されていましたが、新型インサイトは横長のテールランプデザインとなります。

新型インサイト(北米仕様)のボディサイズ

新型インサイトのボディサイズについては、海外仕様のサイズは以下の通りになっています。

・全長183.6 in(約4663㎜)

・全幅71.6 in(約1818㎜)

・全高55.6 in(約1412㎜)

※()内は日本サイズに計算しなおしたサイズ

新型インサイトのインテリア(内装)は先進装備採用

新型インサイトのインテリア画像がこちらです。

注目部分は、

  • 新型アコードと似たタッチパネル式ディスプレイ採用
  • シフト操作がボタン式を採用
  • シビックと同テイストのデザイン
  • 電動パーキングブレーキ
  • 8インチモニターを採用したインフォテインメントシステム

という所です。

シビックをベースとして、アコードクラスの先進装備を搭載させたという内容と予想できます。

小型化されたハイブリッドシステムを活用することで、ラゲッジスペースはガソリン車並みの広さが実用化されています。

新型インサイト(北米仕様)の動画

新型インサイトがよく分かる参考動画をいくつか紹介します。

新型インサイトのパワートレインに1.5Lエンジン+第3世代i-MMD

新型インサイトのパワートレインに採用されるハイブリッドシステムが「SPORT HYBRID(スポーツハイブリッド) i-MMD」。

i-MMDと言えば、アコード、オデッセイ、そしてステップワゴンスパーダハイブリッドに搭載されている、ホンダ自慢の2モーター式ハイブリッドシステム。

i-MMDは、発電用と駆動用のそれぞれにモーターを用意し、エンジンは基本、駆動ではなく発電の役割を担うシステムとなっている所が特徴です。

つまりエンジンとモーターが分離されており、ハイブリッドモードやEVモードでは、モーター走行が主役となることから高い燃費性能を実現させています。

また単なるシリーズハイブリッドと違うのは、高速走行時には、エンジンをタイヤをクラッチで直結させてエンジンパワーで走れるエンジンモードも搭載されている所。

エンジンとモーターを走行状態によって効率よく活用することができ、i-MMDはトヨタのTHSⅡに対抗できるハイブリッドシステムとして注目を集めました。

実は、i-MMDは現在第3世代と見られるものが最新モデルとなります。

第1世代i-MMDは、2013年にデビューしたアコードハイブリッドに採用、第2世代i-MMDは、2016年に発売したオデッセイハイブリッドとマイナーチェンジしたアコードに搭載されているものと見られます。

そして第3世代と見られるi-MMDに関しては、2017年に北米でフルモデルチェンジした新型アコードから搭載されています。

新型アコード

※次世代ハイブリッド搭載の新型アコード。日本発売は?
>>新型アコードのフルモデルチェンジ情報はこちら

この最新式のi-MMDが新型インサイトに搭載されます

ただ、新型インサイトのパワートレインに搭載されるエンジンは、アコードやオデッセイの2リッターのものではなく、1.5リッタータイプの直列4気筒アトキンソンサイクルエンジン。

新型インサイト(北米仕様)の燃費性能

新型インサイトの燃費性能は、北米仕様に関しては、市街地モードで23.4km/Lと発表されています。

宿敵で永遠のライバルとも言えるプリウスの最新モデルの最軽量モデル(Eグレード)は、JC08モードで40.8km/Lとなりますが、今回は燃費性能で対決する形にはならない見通しです。

新型インサイト(北米仕様)の価格・値段

北米仕様の新型インサイトの販売価格は、

  • LXグレード:22,830ドル(約253万円)
  • EXグレード:24,060ドル(約267万円)
  • Touringグレード:28,090ドル(約311万円)

と決定しました。

新型インサイトの最新情報が入れば、またお伝えします