2016年後半のホンダの新車を振り返る
2016年後半のホンダの新車を振り返ると以下のとおりとなります。
2016年10月 USでCR-Vのフルモデルチェンジを発表
日本では2016年8月に販売終了となったCR-V。
モデルチェンジごとにボディサイズが拡大化され、日本での需要がなくなり、今ではヴェゼルが実質かつてのCR-Vの役割を担っていると言える状況です。
しかしながら海外ではCR-Vは順調に販売されており、2016年10月に、新型へのフルモデルチェンジが発表されました。
新型CR-Vには、1.5ℓダウンサイジングターボエンジンや安全運転支援システム「Honda SENSING」が搭載されることになります。
この新型CR-Vが日本でもヴェゼルのお兄さん的存在として復活できるのかどうか今後に期待がかかります。
ホンダ 2017年の新型車・モデルチェンジ最新情報
ホンダの新車に関するモデルチェンジ情報を以下、2017年以降の時系列順で紹介します。
2017年1月 US版オデッセイのフルモデルチェンジを発表
日本のオデッセイよりも一回り大きなボディサイズで販売も好調なUS版オデッセイ。
日本ではかつて「ラグレイト」として発売されていました。
そのUS版オデッセイのフルモデルチェンジをデトロイトモーターショー2017にて発表されました。
2017年6月30日 フィットがビッグマイナーチェンジ
3代目となる現行型フィットが2017年6月30日にビッグマイナーチェンジを実施しました。
デザインもリフレッシュされ、ホンダセンシングも搭載。
2017年7月7日 グレイスがマイナーチェンジ
2017年7月7日に、コンパクトセダンのグレイスがマイナーチェンジを行いました。
▷ホンダ グレイスがマイナーチェンジ!デザイン変更+ホンダセンシング搭載
2017年2017年9月1日 NBOXがフルモデルチェンジ
軽自動車でトップの人気を誇るNBOXが2017年9月1日にフルモデルチェンジを実施し、2代目となる新型NBOXが発売されました。
大人気モデルがゆえ、デザインはキープコンセプトで、軽自動車で初めてとなるホンダセンシングが搭載されました。
2017年 アコード(北米モデル)がフルモデルチェンジ
高い人気を誇る北米モデルのアコードが2017年にフルモデルチェンジされました。
北米モデルの次期アコードは、クーペ調のデザインとなり、ダウンサイジングターボを含むガソリンモデルとハイブリッドモデルの2モデルが用意。
また、翌年2018年には中国でも新型アコードが生産される見通しです。
日本では、新世代シビック導入と共にアコードの販売終了が噂されていますが、2016年の現行型のMCモデルが予想以上の好調で、次期モデル導入の可能性もあるのだとか。
▷新型アコードのフルモデルチェンジが2017年に北米で実施の見通し!日本発売は大丈夫!?
2017年9月29日 新型シビックセダン・ハッチバック・タイプRを日本発売
今でも根強い多くのファンがいるシビック。
そんなシビックは、2010年にまさかの日本で販売終了となり海外専売車としてここ数年活躍してきました。
そんなシビックの新型が2017年9月に日本で復活を果たしました。
新型シビックには、海外ではセダン・ハッチバック・クーペが公開されていますが、日本にはセダンとハッチバックモデルが導入されることになります。
また、新型シビックタイプRがパリモーター所2016で公開されましたが、その新型シビックタイプRも日本発売されることになりました。
▷新型シビック日本発売!タイプRを含めて発売時期は2017年9月 ハッチバック・セダン共に発売
2017年9月29日 ステップワゴンスパーダハイブリッド発売
現在はターボモデルのみとなっているステップワゴンが、2017年秋ごろにマイナーチェンジを実施してハイブリッドモデルをラインナップする見通しです。
ステップワゴンハイブリッドを発売することで、ライバルのヴォクシー・ノア、セレナにどこまで追い上げをみせることができるのかに注目が集まります。
▷ステップワゴン ハイブリッド搭載は2017年!i-MMD採用はモデルチェンジ後の追い上げのきっかとなるか?
2017年11月17日 オデッセイがマイナーチェンジ
ホンダの上級ミニバンであるオデッセイがマイナーチェンジを行いました。
デザインの変更に加え、ハイブリッドモデルにはホンダセンシングのACCに渋滞追従機能が追加されるなどの改良が行われています。
2018年以降のモデルチェンジ情報
2018年2月 レジェンドがビッグマイナーチェンジ!
ホンダのフラグシップセダンのレジェンドが、2017年秋頃にマイナーチェンジを実施する見通しです。
デザインを大幅改良して、「ダイヤモンドペンタゴングリル」が採用され、大幅なイメージ刷新が図られると見られます。
▷ホンダ レジェンドのマイナーチェンジが2017年に実施か!ダイヤモンドペンタゴングリルでイメージ刷新に期待
2018年 クラリティPHEVを日本販売へ
FCVとして発売されているクラリティにPHVモデルとEVモデルが新たに加わることがニューヨークオートショーにて発表されました。
発表時の様子はこちらの動画にて。
クラリティは同一プラットフォームでFCV、PHV、EVの3種類の電動パワートレーンをラインアップする世界初のモデルとなります。
2018年に日本市場でクラリティPHEVが導入される予定です。
2018年 新型S2000が発売?
かつてFRオープン2 シーターのスポーツカーとして発売されていたS2000。
2009年の生産終了以降、今でも多くのファンがいて、復活を希望する声も挙がっています。
そのS2000の新型もしくは、後継車種がホンダの創業70周年となる2018年についに発売される見通しなのです。
これについては、海外メディアが報じたことから大きく話題となりました。
the prospect of a reborn S2000 roadster is gaining steam. And it could arrive in 2018, as the company’s present to itself for its 70th anniversary.
【出典:CARANDDRIVER】
ホンダファンにとっては、まさに創業70周年記念ならではのサプライズとも言えます。
東京モーターショー2017での公開が期待されます。
2019年 フィットがフルモデルチェンジ?
2019年頃にフィットがフルモデルチェンジされると見られています。
4代目となる新型フィットには、ホンダ初となる1Lの直3ダウンサイジングターボが採用され、また、ハイブリッドモデルには現在のi-DCDではなく、i-MMDが採用されるという情報も出ています。
▷新型フィットのフルモデルチェンジは2019年の見通し!ターボエンジン搭載が予想される4代目フィットとは
今後、フラグシップ車のレジェンドはどうなる?
日本のホンダでのフラグシップとなるレジェンドですが、海外ではホンダの高級ブランド「アキュラ」のアキュラRLXとして発売されています。
このアキュラRLXの次期モデルについては、2022年頃にフルモデルチェンジされると見られています。
デザインは、デトロイトモーターショー2016で公開された次世代アキュラのデザインの方向性を示した「アキュラ・プレシジョン・コンセプト」を活かしたものになるのは間違いありません。
<アキュラ・プレシジョン・コンセプト>
順調にいけば、その新世代の高級車となるアキュラRLXが、次期レジェンドになるわけですが、なんと次期レジェンドの開発中止がされるのではないかという不穏な噂が出ています。
もしもレジェンドが廃止となってしまえば、国内のホンダのフラグシップはアコードになってしまいます。
しかも、そのアコードの次期モデルでさえ日本での販売終了が噂される程です。
もしも、レジェンド・アコードが日本でカタログ落ちとなれば、フラグシップはオデッセイになってしまいますよね・・・
まあNSXがあるので、今も実質ホンダのフラグシップはNSXとも言えますが。。。
リーマンショックが起こらなければ、2010年頃にはアキュラブランドが日本で導入されていたと思われるだけに、この状況は複雑に思います。
ただ、シビックやS2000が復活の兆しを見せるなど、古き良き時代のホンダが帰ってきそうな雰囲気もあるので、今後は、ホンダならではのベンチャー精神を見せて、自動運転技術などの最先端な部分でもドンドンチャレンジして、「トヨタや日産とは違うんだ!」という魅力を見せてほしい所です。
ホンダの新車情報について、また新しい情報が入れば更新します。