ホンダのフラグシップセダンのレジェンドのマイナーチェンジ最新情報を本記事では紹介します。
今回のマイナーチェンジでは、デザインと先進装備を大幅変更。
5代目KC2型となる現行レジェンドは、海外ではホンダの高級ブランド「アキュラ」のアキュラRLXのフラグシップセダンとして発売されています。
アキュラRLXに続いてレジェンドも大幅改良がじっしされたわけですが、さっそく新型レジェンドの最新情報を見ていきましょう。
新型レジェンド マイナーチェンジでダイヤモンドペンタゴングリル採用
レジェンドのマイナーチェンジ後に採用されるデザインとして注目なのが「ダイヤモンドペンタゴングリル」です。
ホンダは、2016年1月に開催されたデトロイトモーターショー2016にて、アキュラの将来デザインの方向性を示した「プレシジョン コンセプト」を公開しています。
このデザインの最大の特徴はダイヤモンド状のフロントグリルであり、そのグリルこそが「ダイヤモンドペンタゴングリル」と名付けられています。
これまでアキュラの車は、デザインの面で訴求力が弱かったのは否定できません。
レクサスやBMW、メルセデスベンツ・アウディなどプレミアムブランドのデザインと言えば、一目でそのメーカーが分かるインパクトのあるデザインが採用されています。
それらに比べると、アキュラのデザインはインパクトに欠けていました。
そこで、大胆なイメージ刷新を狙って「アキュラ プレシジョン コンセプト」が発表されたわけですが、早くも以下のアキュラ車にこのデザインテイストが採用されています。
大型クロスオーバーSUV アキュラMDX
【アキュラMDX 2017年モデル】
2016年に発表されたマイナーチェンジ後のアキュラMDXに、「ダイヤモンドペンタゴングリル」が採用されました。
コンパクトSUV アキュラCDX
【アキュラ CDX】
2016年にデビューした中国市場がメインターゲットのコンパクトSUVのCDXにも「ダイヤモンドペンタゴングリル」を採用。
ミドルサイズセダン アキュラTLX
【アキュラTLX2018年モデル】
そして上海モーターショー2017にて公開されたミドルサイズの高級スポーツサルーンのTLXの2018年モデル。
TLXはレジェンド(アキュラRLX)と同じセダンということもあり、マイナーチェンジ後のレジェンドのデザインは、この新型アキュラTLXに近いものとなっています。
それでは、いよいよビッグマイナーチェンジした新型レジェンド(アキュラRLX)のデザインを見ていきましょう。
新型レジェンド マイナーチェンジの変更点について
マイナーチェンジで外観が大幅刷新される新型レジェンドですが、そのデザインは新型アキュラRLXと同様のデザインになります。
そこで、先にマイナーチェンジしたアキュラRLXのデザインを見ていきましょう。
エクステリア(外観)デザインについて
新型アキュラRLXの外観デザインの画像がこちらになります。
ダイヤモンドペンタゴングリルの採用やダクト部分のメッキ加飾など、アキュラTLXとほぼ同系統のデザインへ改良されることになりました。
新形状のLEDヘッドランプを採用し、エンジンフードの再形成やアルミホイールの刷新を実施。
リアに関しても、コンビランプのデザインを主に質感高いスポーティなデザインにチェンジ。
ようやくホンダのプレミアムブランドとして独自のデザインアイデンティティを確立し、高級なスポーツセダンとしての存在感あるデザインになったと言えるのではないでしょうか。
追記 日本仕様のデザイン
日本仕様となる新型レジェンドのデザインがこちらです。
新旧モデルのデザイン比較
レジェンドのマイナーチェンジ前後の画像を比較してみました。
【マイナーチェンジ後】
まるでフルモデルチェンジ並みの大胆なイメージ刷新が図られています。
メッキパーツも多用され、プレミアム感を演出しています。
インテリア(内装)デザインについて
マイナーチェンジ後の内装デザインがこちら。
新型アキュラRLXの内装デザインは、マイナーチェンジ前とほぼイメージが変わっておらず、ダイナミックに進化した外観とは対照的。
ちなみに次期アコードでは、BMWのような欧州車風のインテリアデザインへと変更されたことから、内装デザインの大幅変更は次期モデルまでおあずけになりそうです。
新型レジェンド その他マイナーチェンジの変更点について
その他、レジェンドのマイナーチェンジでの変更点は、
- 新ボディカラーに「プラチナホワイト・パール」「モダンスティール・メタリック」「マジェスティックブラック・パール」「プレミアムディープロッソ・パール」「プレミアムクリスタルレッド・メタリック」「オブシダンブルー・パール」を追加
- 6速オートマチックトランスミッションはリファインされ、10速ATに
- シャシーセッティングの改良
- インテリジェント・パワー・ユニット(IPU)の小型化
- ホンダセンシングに「トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)」を追加
といった内容になります。
トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)に注目
トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)は、高速道路等の渋滞時、0km/hから約65km/hまでの速度域で前走車との車間を保ちながら自車の走行車線をキープするようにアクセル、ブレーキ、ステアリングの操作をアシストしてくれる機能です。
これは、
- トヨタの第2世代トヨタセーフティセンスのLTA機能
- 日産のプロパイロット
- スバルのアイサイトツーリングアシスト
に近いシステムであり、自動運転技術の一部を活かした快適装備となります。
新型レジェンド 日本でマイナーチェンジをする時期は2018年2月
マイナーチェンジした新型レジェンドの日本発売日は2018年2月9日になります。
新型レジェンドは、新デザインでアキュラの存在アピールに期待したい
日産が現在のスカイラインを投入したことでインフィニティブランドが日本でも徐々に知れ渡ってきているように、「ダイヤモンドペンタゴングリル」を採用したマイナーチェンジ後の新型レジェンドが日本でアキュラの存在をアピールできる存在になることを期待してしまうのは私だけでしょうか。
かつて、2008年に日本でもアキュラ導入が予定されていたものの、リーマンショックの影響で2008年12月に日本でのアキュラブランド導入の白紙撤回が発表されました。
アキュラは、アメリカでレクサスやインフィニティよりも約3年早い1986年に展開を始めた国産初の高級ブランドだけに、やはり日本でも再度導入検討を期待したい所。
その起爆剤としてマイナーチェンジ後のレジェンドのデザインを上手くアピールできるかどうかが重要です。
ちなみに、レクサスに関しては、最高級モデルとなるLSが相当先進機能を充実させるフルモデルチェンジを行います。
※レクサスのフラグシップはここまで進化した!
また、次期レジェンドとなる次期アキュラRLXは国内で投入されない可能性が一部で取りざたされていますが、それはマイナーチェンジ後のレジェンドの販売台数次第になるでしょう。
未知な部分が多い、2017年のマイナーチェンジ後の新型レジェンドですが、最新情報が入れば、追って更新します。