トヨタの新型カローラスポーツとオーリスに関する最新情報をお伝えします。
・12代目カローラシリーズにカローラランクス以来となるハッチバックモデルの追加
・オーリスが3代目へとフルモデルチェンジせず廃止
この2つの内容が注目を集めています。
そこで今回は、新型カローラスポーツとオーリスに関する詳しい情報を徹底解説しています。
カローラスポーツの最新情報!2019年一部改良の変更点
2019年9月17日に、一部改良が実施されました。
その変更点は以下の通りです。
ボディカラーにエモーショナルレッドⅡ追加
新たなボディカラーとして、「エモーショナルレッドⅡ」が設定されました。
ツートーンカラーモデルの設定
ブラックルーフと組合せたツートーンモデルが、G“Z”とGグレードに全3色オプション設定されました。
内装色ブラックを追加
本革シートに内装色ブラックが追加されました。
サスペンションの最適化
走りをレベルアップさせるために、運転中の目線の動き、旋回時の姿勢、ライントレース性等のドライバーが感じる動きを解析して、サスペンションが最適化されています。
2019年9月17日にカローラ全シリーズがリニューアル
カローラスポーツが一部改良した2019年9月17日には、セダンのカローラアクシオとステーションワゴンのカローラフィールダー後継モデルとなる新型カローラセダン、カローラツーリングが新発売されました。
詳しい情報はこちらの記事を参照ください。
次期カローラ フルモデルチェンジ最新情報!2019年に全面改良した次期フィールダー&アクシオの変更点とは?ここからは、カローラスポーツのこれまでの情報まとめをお伝えします。
新型カローラスポーツの情報を要約!オーリスの後継モデルのハッチバックカー誕生
ポイント
- “新世代ベーシック”カーとして発売
- 外観は先代オーリスに近いスタイル
- トヨタ新世代の内装デザインを採用
- 先進安全装備に第2世代Toyota Safety Senseを搭載
- 1.2L直噴ターボモデルと1.8Lハイブリッドモデルを設定
- 日本専用となるフロントエンブレム採用
- TNGAプラットフォームの採用
- コネクティッド機能を搭載した初代コネクティッドカーとなる
- 新型クラウンと同時にデビュー
カローラスポーツに期待されるポイント
- 日本でも需要のあるインプレッサ・アクセラの市場で勝ち抜く
- カローラブランドを若い世代を含めて再び本格的に普及させる
- 世界的にカローラブランド向上を目指す足掛かりとなる
- アンチプリウスユーザーの受け皿に
オーリスは廃止の方向へ。3代目へフルモデルチェンジの予定なし
最終モデルとなった2代目オーリスは、2018年3月20日に日本で販売終了となりました。
日本市場では、今後オーリスのフルモデルチェンジの予定はなく、カローラスポーツが実質後継モデルとなります。
欧州でも一転してオーリス廃止へ
欧州市場では、3代目へフルモデルチェンジした新型オーリスがジュネーブモーターショーにて公開され、ブランド継続となる予定でした。
しかしながら、2018年8月28日にトヨタモーターヨーロッパは「オーリス」の名前を廃止して、新型モデルから世界統一の「カローラ」へと車名を変更することを発表しました。
オーリスツーリングスポーツもカローラへ統合
ステーションワゴンモデルの「オーリスツーリングスポーツ」も「カローラツーリングスポーツ」の名称で発売されることとなります。
カローラツーリングスポーツは、日本仕様では次期カローラフィールダーとなる見通しです。詳しくはこちらの記事にて。
トヨタ新型カローラスポーツの外観(エクステリア)デザイン
トヨタ新型カローラスポーツの外観(エクステリア)デザインは次の通りです。
フロントエンブレムには、車名であるCOROLLAの頭文字Cのと3つの花冠をモチーフにしたシンボリックなデザインを採用。
トヨタおなじみのキーンルック+アンダプライオリティーも採用されています。
フロントデザインは、ワイド&ローを強調するために、低く抑えたフードやアッパーグリルから連続する切れ長のヘッドランプを採用。
ドア断面のピークのラインをリヤタイヤに向けて斜めに走らせたシャープなデザインとなっている。
樹脂バックドアを採用しながらも、立体的なデザインを見事に表現しています。
その他のポイント
- デザインコンセプトは「シューティングロバスト」
- 力強いスポーツクーペの要素を持つデザイン
- ドアウインドウ上部分にメッキ加飾あり(G “Z”、Gグレード)
- ヘッドライトにBi-Beam LED(J字形状に光る)を採用
- ホイールベース拡大によるサイドビューのワイド&ロー化
- リア形状が先代オーリスよりも大きい
- リアコンビランプは新形状のシャープなデザインを採用
- リアルーフスポイラーはTRDオプションで用意
カローラスポーツのボディカラー
カローラスポーツで設定されているボディカラーは次の通りです。
ボディカラー
- スーパーホワイトⅡ
- ホワイトパールクリスタルシャイン
- シルバーメタリック
- アティチュードブラックマイカ
- ブラッキッシュアゲハガラスフレーク
- スカーレットメタリック(新色)
- オキサイドブロンズメタリック(新色)
- シアンメタリック(新色)
カローラスポーツのボディサイズ
カローラスポーツのボディサイズは次の通りです。
カローラスポーツのボディサイズ
- 全長 4,375mm
- 全幅 1,790mm
- 全高1,460mm
- ホイールベース2,640mm
先代オーリスのボディサイズ
- 全長 4,330mm
- 全幅 1,760mm
- 全高1,480~1,500mm
- ホイールベース2,600mm
ポイント新型は、
- 全長45mm長く
- 全幅は30mm広く
- 全高は20~40mm低く
- ホイールベースは40mm
大きくなっている。
トヨタ新型カローラスポーツの動画
トヨタ新型カローラスポーツの内装(インテリアテリア)デザイン
トヨタ新型カローラスポーツの内装(インテリア)デザインがこちらです。
カローラスポーツのインテリアは、インストルメントパネルの厚みを抑えて、ワイド化を実現
シルバー加飾とブラックパネル構成で統一ことで開放感が感じられる室内空間になっています。
メーターは、7インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイを中央に配した先進的なメーターデザインを採用。
その他ポイント
- デザインコンセプトは「センシュアスミニマリズム」
- スポーティでシンプルなデザインを採用
- 内装色に「ブラック」と「センシャルレッド」の2色を設定
- フロント座席は、ヒップポイントを低くしてホールド性を追及
- スポーツシートに新開発のものを採用。ドライバーが自然な姿勢で運転できるように工夫。
- ナビ画面は埋め込み式ではなくセンタコンソール上部分に装備
- 電動パーキングブレーキ(オートホールド機能付)を採用
新型カローラスポーツのプラットフォーム情報!TNGA採用
フルモデルチェンジ後の新型オーリス(カローラスポーツ)にTNGA(Toyota New Global Architecture)プラットフォームが採用。
新型プリウス同様に、大幅な低重心化と軽量化、ボディ剛性等の向上が図られることになります。
新型オーリス(カローラスポーツのプラットフォームには、4代目プリウス同様のCプラットフォーム用のGA-Cプラットフォームが用いられます。
新プラットフォーム採用ポイント
- アルミ材と超高張力鋼板について使用を拡大
- 構造接着剤を最適に使用
- ねじり剛性を現行比60%向上(スポット溶接の打点追加等による)
- ボディ剛性の強化
- 低重心化
新型カローラスポーツのパワートレイン&トランスミッション、サスペンション情報
トヨタ新型カローラスポーツのパワートレインとトランスミッション、サスペンションの詳しい情報は次の通り。
ポイント
- 新型の直噴エンジンのDynamic Force Engine(ダイナミックフォースエンジン)を採用
- 日本モデルのカローラスポーツには、「1.2Lガソリン直噴ターボエンジン(8NR-FTS)」&「新型THSⅡ採用の1.8Lハイブリッドモデル」をラインナップ
- トランスミッションには10速スポーツシーケンシャルシフトマチックとiMT(intelligent Manual Transmission)制御採用の6速MTの2タイプを採用
- サスペンションは、フロントにマクファーソンストラット式、リヤにはダブルウィッシュボーン式を採用
- リニアソレノイド式AVSをトヨタブランドのFF車として国内初採用
6速マニュアルトランスミッション(6速MT)モデル
カローラスポーツには、直列4気筒1.2リッター直噴ターボエンジンを搭載する「G“Z”」「G」「G“X”」グレードに6速マニュアルトランスミッション(6速MT)タイプが設定されています(2WDのみ)。
変速・発進操作をアシストするインテリジェントマニュアルトランスミッション(iMT)を採用して、多くの人がマニュアル操作を楽しめるようになっています。
GRスポーツもしくはGTグレードは2019年頃登場の可能性
新型オーリス(カローラハッチバック)のGRスポーツモデルもしくはGTグレード登場の可能性が取りざたされています。
GTグレードには、1.6リッター直3ターボエンジン搭載の噂も。
ディーゼルモデルについて
欧州モデルではすでに現行型に1.4Lと2.0Lのディーゼルモデルが導入されていますが、これが日本導入の可能性は低いと思われる状況。
先代のNA1.8Lガソリンモデルの後継としてディーゼルモデルが発売されることに期待したい所。
トヨタ新型カローラスポーツのスペック・エンジン性能
カローラスポーツのスペックは以下の通りです。
ハイブリッドスペック
- 型式:2ZR-FXE
- 排気量:1.797L
- エンジン最高出力(kW[PS]/rpm):72[98]/5,200
- エンジン最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm):142[14.5]/3,600
- モーター最高出力(kW[PS]):53[72]
- モーター最大トルク(N・m[kgf・m]):163[16.6]
- バッテリー:ニッケル水素
ターボモデルスペック
- 型式:8NR-FTS
- 排気量:1.196L
- エンジン最高出力(kW[PS]/rpm):85[116]/5,200~5,600
- エンジン最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm):185[18.9]/1,500~4,000
トヨタ新型カローラスポーツのハイブリッド燃費性能
トヨタ新型カローラスポーツの燃費性能に関しては、次の通りです。
新型カローラスポーツの先進安全装備に第2世代トヨタセーフティセンス
トヨタ新型オーリス(カローラスポーツ)の先進安全装備に第2世代トヨタセーフティセンスが採用されます。
第2世代トヨタセーフティセンスのポイント
- 歩行者検知(昼間・夜間)、自転車運転者検知(昼間)を行い衝突回避支援または被害軽減を図る「プリクラッシュセーフティ」
- レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)
- レーントレーシングアシスト(LTA)搭載により、高速走行中に車線からはみ出さずに車線中央を走るようにサポート
- ハイビームとロービームを自動で切り替えるオートマチックハイビーム(AHB14)
- カメラで認識した道路標識をディスプレイに表示するロードサインアシスト(RSA)
その他安全装備
カローラスポーツには以下の安全装備も採用されています。
- インテリジェントクリアランスソナー[パーキングサポートブレーキ(静止物)]
- リヤクロストラフィックオートブレーキ[パーキングサポートブレーキ(後方接近車両)]
- ブラインドスポットモニター[BSM]
- ドライブスタートコントロール
カローラスポーツはコネクティッド機能に注目
カローラスポーツは、初代コネクティッドカーとしての役割を担っており、多くのコネクティッドサービスが用意されています。
その内容の一部として以下の機能を紹介します。
注目のコネクティッドサービス
- LINEを使用することでスマホアプリから目的地登録できる「LINEマイカーアカウント」
- エコな運転度合いをスマホで確認できる「MyTOYOTA for T-Connect ドライブ診断
- 音声対話で目的地の検索・設定、ニュースや天気などの情報検索ができる「エージェント(音声対話サービス)」
- エンジンオイル量や電子キーのバッテリー、警告灯点灯状態等についてスマートフォン等で確認できる「eケアヘルスチェックレポート」
- 専門のオペレーターが、ナビの目的地設定などきめ細かく様々なリクエストに対応してくれる「オペレーターサービス」
トヨタ新型カローラスポーツの価格・値段
トヨタ新型カローラスポーツの価格については、以下の金額になります。
カローラスポーツの日本発売日は2018年6月26日!
新型カローラスポーツの発売日は、2018年6月26日です。
ちなみにこの日は、新型クラウンの発売日でもあります。
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