ホンダ フィットのマイナーチェンジを2017年6月29日実施!新型ノートとアクアとどう戦う?

ホンダ新型フィット

ホンダのコンパクトカーのフィットが2017年6月29日にビッグマイナーチェンジを実施しました。

今回のマイナーチェンジでは、デザインの改良だけでなく、先進装備であるホンダセンシングがついにフィットにも搭載されることとなりました。

注目はライバルのアクアの燃費性能を上回ることができるのかどうか。

フィットとアクアは、毎回改良するごとに互いに燃費性能を少しずつ上回ってきているだけに、今回のマイナーチェンジでもその行方に注目が集まります。

そこで今回は、フィットのマイナーチェンジに関する最新情報を見ていきましょう。

ベーシックカーの常識を塗り替えたフィット

フィットは、初代がデビューした翌年の2002年に、それまで33年間にわたって年間販売台数のトップを独占していたトヨタのカローラから一位の座を獲得した歴史を持ちます。

それゆえに、ベーシックカーの常識を塗り替えた新世代のスモールカーとして当時は注目。

今でも根強い人気を保つフィットですが、どのような歴史をもつのかこちらで振り返ってみました。

チェックフィットの歴史と魅力を解説!スモールカーの革命児の正体とは

2017年フィットのマイナーチェンジ最新情報

2017年6月29日にビッグマイナーチェンジを実施し、同日発売した新型フィット。

その新型フィットの変更点や魅力部分を詳しく解説します。

フィット マイナーチェンジ後の外観デザインについて

フィットは、今回のマイナーチェンジでコンセプトを「Low wide Gravity」として外観デザインを大幅変更されました。

ガソリンモデルのフィットとハイブリッドモデルのフィットハイブリッドは、今回デザインの部分でかなり差別化されています。

各モデルの外観デザインの画像を見比べていただければと思います。

<フロントビュー>

ガソリンモデルの新型フィット

ハイブリッドモデルの新型フィット

<リアビュー>

ガソリンモデルの新型フィット

ハイブリッドモデルの新型フィット

デザインのポイント

ガソリンモデルとハイブリッドモデルのデザインの違いとしては、

  • フロント&リアバンパーのデザイン
  • フロントロアグリルのデザイン
  • リアコンビランプのデザイン
  • ドアミラーにブラックガーニッシュの有無
  • サイドシルガーニッシュの有無
  • 大型テールゲートスポイラーの有無
  • リアのホンダCIマークの左右に伸びるバーがメッキ加飾か否か

という点が挙げられます。

マイルドな印象のガソリンモデルに対して、スポーティでワイルドな印象のハイブリッドモデル。

このデザインの差別化が売り上げにどこまで影響するのか注目所となります。

※新型フィットのボディサイズはこちら

ガソリンモデルハイブリッドモデル
全長3,990mm4,045mm
全幅1,695mm1,695mm
全高1,525mm1,525mm(4WDタイプは1,550mm)
ホイールベース2,530mm2,530mm

ここでさらに、新型フィットハイブリッドのデザインについて掘り下げてみたいと思います。

新型フィットハイブリッドの外観がシビック風に!

マイナーチェンジ後のフィット

マイナーチェンジ後のフィットハイブイリッドのデザインについては、インパクトのある左右の下部バンパーがさらに中央のインテークに接する程までワイド化されるなどスポーティなデザインとなっています。

ホンダらしい個性的なデザインになってカッコよく進化。

また、左右連続しているバンパーロアグリルも斬新で、フロントバンパー部分は新型シビックのようなデザインに。

 


ヘッドライトについても、ワイド感を表現するために端の部分がバンパー方面へ食い込ませている所もポイントです。

またドラミラーにブラックガーニッシュを採用し、よりスポーティな印象を強調

デザインは、これまでのマイルド路線から、かなりワイルド路線へと移行したという印象を受けますね。

チェックポイント

新型フィットのフロントバンパーには、光沢ブラックやメッキ加飾されたスポーティバンパーを採用。

これによって全長が55mm拡大。

新型フィットのフロントバンパー

また、フロントバンパー・リアバンパー共にシルバーラインを入れて、質感の高さを演出している所もポイントの一つとなります。

幅広い層向けのデザインのアクアやノートと比較すると、男受けするデザインとして存在感を示すと言えるでしょう。

そして、リヤに関しては、導光チューブ部分を拡大したLEDコンビネーションランプへ変更

また、ガソリンモデルにはないメッキ加飾をして質感向上を演出させています。

リヤのポイントとしては、ハイマウントストップランプ内蔵の大型テールゲートスポイラーが標準装備されている所になります。

大型テールゲートスポイラー

この他にも、遮音機能を備えたUVカット機能付のフロントウィンドウが装備されるのもハイブリッドモデルの特徴となります。

ここまで差別化されていると、明らかにホンダはハイブリッドモデルをプッシュしていることが伝わってきます。

ワイルドなデザインが苦手な人はガソリンモデルに流れるかもしれませんが、デザインの差別化を強くすることで、ユーザーの取りこぼしを防ぐ意味合いもあると思われます。

新型フィット SUV風スタイルもカスタムで可能に

新型フィットでは、CROSS STYLE(クロススタイル)と名付けられた純正アクセサリーが用意されています。

このCROSS STYLEは、外観(エクステリア)をよりアクティブで力強く、今流行りのクロスオーバーSUV風のデザインへと仕立て上げるものとなっています。

CROSS STYLEのパーツには、

  • フロントグリルカバー

  • ロアガーニッシュ(フロント&リア)

  • ボディサイドモール

  • ホイールアーチ

フィットのライバルのアクアでは、クロスオーバーSUVスタイルの「アクアクロスオーバー」がラインナップされています。

アクアクロスオーバー

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新型フィットCROSS STYLEは、このアクアクロスオーバーにやや対抗といった所でしょう。

ただ、海外では、ヴェゼル(HR-V)の弟分で、実質フィットSUVとも言える新型コンパクトクロスオーバーSUVのWR-Vが発表されています。

WR-VはフィットSUVか!?

コンパクトSUVは、C-HR等、日本でも大ヒットしているだけに、WR-Vの日本発売にも期待がかかります。

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新型フィットのボディカラーについて

ホンダ公式サイトより

フィットのマイナーチェンジ後のボディカラーは以下の全12色となります。

  • ルージュアメジスト・メタリック

  • ブリリアントスポーティブルー・メタリック

  • スカイランド・ブルーメタリック

  • プレミアムガットブラウン・パール

  • プレミアムホワイト・パールⅡ

  • クリスタルブラック・パール

  • プレミアムイエロー・パールⅡ

  • プレミアムクリスタルレッド・メタリック

  • ルナシルバー・メタリック

  • ミッドナイトブルービーム・メタリック

  • シャイニンググレー・メタリック

  • サンセットオレンジⅡ


新型フィットRSもラインナップ

スポーツグレードとなるフィットRSもマイナーチェンジしてラインナップされています。

新型フィットRS

新型フィットRS

フィットRSのポイント

RSグレードは、ガソリンモデルながら、外観デザインはハイブリッドモデルと共通のデザインに。

サンセットオレンジⅡをテーマカラーとし、

  • フロントグリルにRSのバッヂを装備
  • フロント&リアバンパーにオレンジライン

といった一部専用デザインが採用されています。

新型フィットRSのボディサイズ
全長4,045mm
全幅1,695mm
全高1,525mm
ホイールベース2,530mm

マイナーチェンジ後のインテリア(内装)

新型フィットのマイナーチェンジ後のインテリア(内装)画像は次の通りです。


今回の改良でカラーコーディネートやシートの素材を主に変更し質感向上を演出。

このブラウンのコンビシートは、スエード調素材を使用したものとなります。


セレクトレバーのデザインに関しては、艶のあるブラック装飾へと変更し上質感を演出させています。

そして、RS Honda SENSINGグレードの内装画像ですが、オレンジの装飾をドアトリム、シート表皮の一部、ダッシュボードの一部分に採用しRSらしさを表現するデザインとなっています。



ポイント
ハイブリッドS Honda SENSINGグレードとRS Honda SENSINGグレードには、ステンレス製スポーツペダルとパドルシフトを標準装備。

そして、新型フィットの内装で注目となるのが、このプレミアムブラウン・インテリア

プレミアムブラウン・インテリア

※プレミアムブラウン・インテリアは、15XL Honda SENSINGグレードとハイブリッドL Honda SENSINGグレードにオプション設定

プレミアムブラウン・インテリア
プレミアムブラウンインテリアは、ステアリングとシート部分にブラウンカラーを採用。

また、ブラック基調となったインパネや、ウルトラスエードをシート表皮に採用したり、プライムスムースにサイドサポートを採用することで「落ち着いたプレミアムなインテリア空間」を表現しています。

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