XVの歴史と魅力!~インプレッサから独立した過去~
今回の新型XV登場にあたって、改めてスバルXVの歴史を振り返ってみると、初代XVが登場したのは、今からほんの数年前のことです。
初代XVが発売されたのが2010年6月24日のことで、この時はインプレッサのクロスオーバーSUVバージョンという形で発売され、名前も「インプレッサXV」と名付けられていました。
では、歴代モデルのXVを振り返っていきましょう。
初代 GH系 インプレッサXV[期間2010年-2011年]
インプレッサXVは、海外で注目されつつあったモノコック構造が採用された乗用車ベースのクロスオーバーSUVとして、3代目インプレッサをベースに開発されました。
ちなみにXVという名称の由来に関しては、スバル公式サイトでは以下のように解説されています。
Q:SUBARU XVのネーミングの由来を教えてください。
A:XUV(Cross Utility Vehicle)から想起しやすい短縮形としています。
【スバル車種別Q&Aより】
ただ、初代モデルのインプレッサXV関しては、なんとわずか一年で歴史を閉じることになります。
まるで完全に特別仕様車的な扱いのような存在と言えますが、なぜそんなに早く幕を閉じたのか。
その理由は、ベースとなるインプレッサが2011年にフルモデルチェンジを実施して、XVもそれに合わせて新世代へ移行する必要が生じたからなのです。
つまり、
- インプレッサは最新モデルになった。
- けれども、そのインプレッサのSUVモデルが一年以上旧世代のままだったらおかしい
という理屈になるわけです。
そして、初代XV登場から約2年後の2012年に2代目XVが登場するのですが、ここからは「インプレッサ」の冠を外して「スバル・XV」として実質独立したSUV車として発売されることになります。
初代XVのボディサイズ | |
---|---|
全長 | 4,430mm |
全幅 | 1,770mm |
全高 | 1,520mm |
ホイールベース | 2,620mm |
2代目GP系XV[期間2012年-2017年]
車名をスバルXVと独立させたことで、インプレッサの特別モデルではなく、スバルの一車種として存在感を示し始めます。
ただ、インプレッサから独立したとはいえ、デザインも4代目インプレッサスポーツの面影をかなり感じるデザインとなっています。
<4代目インプレッサスポーツ>
ベースがインプレッサという部分は同じですし、実質インプレッサのSUVモデルの立ち位置という印象は今でもありますよね。
ただ、カラーバリエーションが豊富でポップなオシャレ感が演出されており、また、スバル初のハイブリッドシステムを搭載させるなど、スバルの中でも力の入れられている車種だったりします。
スバル初のハイブリッドを搭載
そして、2013年6月24日には、スバルとして初めてとなる独自のハイブリッドシステムを搭載させた「XV HYBRID」を発売。

XV HYBRID
2代目XVのボディサイズ | |
---|---|
全長 | 4,450mm |
全幅 | 1,780mm |
全高 | 1,550mm |
ホイールベース | 2,640mm |
XVの魅力について
XVの魅力については、
- おしゃれでファッション性あるデザイン
- 安全装備のアイサイト搭載
- 水平対向エンジン(ボクサーエンジン)やシンメトリカルAWDといったスバルの高度な技術搭載
といった部分、そして、コスパに優れているという点が挙げられます。
最近流行りのコンパクトクロスオーバーSUVであることから、海外を含めてこの2代目XVからスバルの大ヒット車種となりつつあります。
まさに、XVは、今後スバルの中でも大きく需要が見込まれる期待の車種と言えます。
そんなXVが3代目へとフルモデルチェンジし、その動向が注目されます。
3代目GT系XV[期間2017年~]
3代目XVでは、スバル最新のプラットフォームSGPが採用され、質感、走行性能等々、大幅に進化しています。
そんな3代目XVの詳細についてはこちらの記事を参照下さい。
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