トヨタ新型ヴィッツハイブリッド最新情報!マイナーチェンジ(一部改良)を2018年実施。歩行者検知対応トヨタセーフティセンス搭載へ

新型ヴィッツ

トヨタのコンパクトカーのヴィッツのマイナーチェンジに関する最新情報を本記事では紹介します。

ヴィッツは、2017年1月12日にマイナーチェンジを実施し、ハイブリッド車がラインナップされたことが話題となりましたが、早くも2018年5月に一部改良を実施。

そんな、ヴィッツのマイナーチェンジ&ヴィッツハイブリッドに関する最新情報をお話します。

最新情報更新!ヴィッツの一部改良を2018年5月31日実施

トヨタ ヴィッツの最新情報

トヨタ ヴィッツは、2018年5月31日に一部改良を実施。

一部改良の内容は以下の通り。

  • 安全装備トヨタセーフティセンスCを改良した「トヨタセーフティセンス」搭載で自動ブレーキに昼間歩行者検知機能追加
  • 踏み間違い時サポートブレーキ機能の「インテリジェントソナー(パーキングサポートブレーキ)」オプション設定
  • 特別仕様車「F“Safety Edition Ⅱ”」と「F“Amie”(アミー)」を新発売

次期ヴィッツへのフルモデルチェンジは2019年が有力

トヨタ ヴィッツ

次期ヴィッツは、名称が海外同様のヤリスへ変更される可能性がある等、注目の内容となっています。

詳しくはこちらの記事をご参照ください。

>>その他、トヨタのモデルチェンジ情報はこちら

トヨタ新型ヴィッツのマイナーチェンジ最新情報一覧

3代目となる現行型ヴィッツが発売されたのは2010年12月のことで、2014年4月に一度マイナーチェンジが実施されています。

<2014年にマイナーチェンジされた現行中期型ヴィッツ>

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2017年1月には発売から約6年以上立つということもあり、本来であればフルモデルチェンジが実施されても良い時期とも言えます。

しかしながら、今回は2度目のマイナーチェンジという形で現行モデルの延命化が図られることになりました。

最近のトヨタと言えば、エスティマやアリオン・プレミオ、マークX等々、2度に渡るビッグマイナーチェンジを実施して現行モデルの延命化を図る傾向にあるので、特に不思議ではありません。

トヨタ新型ヴィッツ マイナーチェンジ後の外観・外装(インテリア)デザイン

今回のヴィッツのマイナーチェンジではデザインが改良されました。

<新型ヴィッツハイブリッドの画像>

トヨタ 新型ヴィッツ

2014年のマイナーチェンジでは主にフロントのデザインがキーンルックを採用するといった形で大きく改良されましたが、今回は、フロントバンパー・ロアグリル・ヘッドランプ・フォグランプカバーが変更され、躍動感のある、よりダイナミックなデザインになりました。

ややアクアのデザインに近づいたとも言えるのではないでしょうか。

<アクア>

そして、今回のマイナーチェンジでは、フロントよりもリアのデザインが大きく変更されています。

その新型ヴィッツのリアのデザインがこちらです。

トヨタ 新型ヴィッツ

リアの変更箇所は、バックドア・バックドアガーニッシュ・リヤコンビネーションランプ・リヤバンパー・リヤワイパーとなります。

マイナーチェンジ前は、縦型のデザインのテールランプが採用されていましたが、マイナーチェンジ後は横長上のデザインに変更されています。

<マイナーチェンジ前のヴィッツのリア画像>

マイナーチェンジ後のヴィッツのリアのコンビランプのデザインは、オーリスに近く、またナンバープレート周辺は新型プリウスPHVのように台形のラインで囲むようなデザインになっていることも伺えます。

<オーリス>
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<新型プリウスPHV>

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その他、マイナーチェンジ後のヴィッツの画像は以下の通りとなります。

<HYBRID U>

<HYBRID F>

<Jewela>

<U“Sportyパッケージ”>

トヨタ新型ヴィッツ マイナーチェンジ後の内装(インテリア)デザイン

ボディサイズについて

マイナーチェンジ後のヴィッツのボディサイズは、全長3,945mm×全幅1,695mm×全高1500mmとなり、マイナーチェンジ前よりも全長が60mm長くなりました。

新ボディカラーについて

今回のマイナーチェンジで新たなヴィッツのボディカラーとして、以下のカラーが加わることになりました。

  • クリアブルークリスタルシャイン

  • アバンギャルドブロンズメタリック

そしてシャイニーデコレーション限定カラーとして

  • ダークブルーマイカ

  • オリーブマイカメタリック

後は、これまでと同じ以下の13色で、合計17色となります。

  • スーパーホワイトⅡ
  • ホワイトパールクリスタルシャイン
  • シルバーメタリック
  • グレーメタリック
  • ブラックマイカ
  • スーパーレッドV
  • チェリーパールクリスタルシャイン
  • オレンジメタリック
  • ルミナスイエロー
  • ブルーメタリック
  • ダークレッドマイカメタリック
  • ボルドーマイカメタリック
  • ジェイドグリーンメタリック

安全装備に「Toyota Safety Sense C」+「ヒルスタートアシストコントロール」

追記
2018年5月の改良にて「Toyota Safety Sense C」は、歩行者検知対応の自動ブレーキを搭載した「トヨタセーフティセンス」へ改良

マイナーチェンジ後のヴィッツには、これまで設定されていた衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense C」に加えて、ヒルスタートアシストコントロールが全車標準装備されることになりました。

【Toyota Safety Sense Cの内容】

  • プリクラッシュセーフティシステム(レーザーレーダー+単眼カメラ方式)
  • レーンディパーチャーアラート
  • オートマチックハイビーム
  • 先行車発進告知機能

トヨタセーフティセンスのさらなる詳細はこちらにて。

トヨタセーフティセンスPとCの違いって知ってる?2017年度末までにトヨタ車全てに搭載予定

その他改善内容について

その他、今回のマイナーチェンジでは、

  • 新構造のショックアブソーバーの採用
  • ボディ各部のスポット溶接増し打ち
  • インストルメントパネルまわりのブレースの板厚アップ

によって、ボディ剛性の強化と優れた操縦安定性と乗り心地が両立されることになりました。

ヴィッツRSはGRスポーツへ名称変更

ヴィッツには、スポーツグレードとしてRSグレードがラインナップされていましたが、後々、このRSグレードがGRスポーツという名称に変更される模様です。

このGRスポーツグレードに関しては、今回のマイナーチェンジから少し遅れて6月頃発売となる見通しです。

GRスポーツグレードは、109馬力の直41.5Lエンジンを搭載する唯一のモデルとしてラインナップされることとなり、それにともなって、その他のグレードは、直41.5Lエンジンの搭載はなくなり、69馬力の直3 1Lエンジンと、109馬力の直4 1.3Lエンジンの2タイプが搭載という形になります。

ちなみに、このGRという名称は、ヴィッツだけではなく、今後、他のトヨタ車でもG’sに代わって採用されていくと見られています。

ヴィッツハイブリッドがラインナップ!アクアの燃費性能の近い数値へ

新型ヴィッツ

今回のヴィッツのマイナーチェンジの大目玉となるのがハイブリッドモデルがラインナップされることです。

実は、ヴィッツは海外で「ヤリス」という販売されているのですが、欧州仕様のヤリスにはすでに2012年からハイブリッドモデルがラインナップされていました。

<ヤリスハイブリッド>

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これは、欧州では日本で人気のハイブリッド専用コンパクトカーアクアが販売されていないため、その代わりにヤリスにハイブリッドシステムを搭載して販売しているといった事情がありました。

しかしながら日本でも、ハイブリッドで人気を集めているアクアに倣って、ヴィッツでもハイブリッド採用で勢いを伸ばすため、ヤリスハイブリッドを実質逆輸入のような形で導入といったことになります。

2016年4月にオーリスに欧州で設定されていたハイブリッドモデルが日本で導入された時と同じような感じと言えるでしょう。

<オーリス>

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ただ、ヴィッツハイブリッドに採用されるハイブリッドシステムは現行アクアと同様の最新の1.5L小型ハイブリッドシステムが採用されることになりました。

ヴィッツハイブリッドのスペックも以下のアクアのハイブリッドスペックと同様のものとなります。

<参考 アクアのハイブリッドシステム>

これによって新型ヴィッツハイブリッドの燃費性能は、アクア同様の世界トップレベルの低燃費となるJC08モードで37.0km/Lに近い34.4km/Lの数値を達成しています。

一時期は、ヴィッツハイブリッドの燃費性能は、40km/ℓ前後という現行型アクアよりも燃費性能が高くなる可能性が取り沙汰されていたものの、実際には34.4km/Lに落ち着いています。

一見、ヴィッツハイブリッドは、37.0km/Lのアクアよりも燃費性能で劣るように見えますが、アクアは、オプションを装備して車両重量が1,090kg以上になった場合やアクアX-URBANモデルに関しては、燃費性能が33.8km/Lとなるため、実は、一概にヴィッツハイブリッドが劣るとは言えません。

ヴィッツハイブリッド専用装備

ヴィッツハイブリッドには専用装備として、針がブルーに加飾されたハイブリッド用スピードメーターが採用されています。

また、メーターの右下には4.2インチカラーTFT液晶のハイブリッド用マルチインフォメーションディスプレイが採用されており、高精細の液晶画面に、エコ運転へと導く多彩な情報を表示されるようになっています。

<エネルギーモニター表示時>

<燃費ランキング表示時>

<エコウォレット履歴表示時>

燃費ランキングやエコジャッジといった、ゲーム感覚で楽しめるように工夫されたコンテンツが充実しているところもポイントの一つです。

マイナーチェンジ後のヴィッツの価格

ヴィッツのマイナーチェンジ後の価格は以下の通りになる見通しです。

〇ヴィッツハイブリッドモデル(FF)

  • HYBRID Fグレード 1,819,800円
  • HYBRID ジュエラグレード 1,983,960円
  • HYBRID Uグレード 2,087,640円
  • HYBRID Uグレードスポーティパッケージ 2,237,760円

〇1リッター直3モデル(FF)

  • Fグレード 1,325,160円
  • Fグレード(Mパッケージ) 1,181,520円
  • Fグレード(SmartStopパッケージ) 1,405,080円
  • ジュエラグレード 1,473,120円
  • ジュエラグレード(SmartStopパッケージ) 1,553,040円

〇1.3リッター直4モデル(FF)

  • Fグレード 1,481,760円
  • ジュエラグレード 1,703,160円
  • Uグレード 1,798,200円
  • Uグレードスポーティパッケージ 1,952,640円

〇1.3リッター直4モデル(4WD)

  • Fグレード 1,589,760円
  • ジュエラグレード 1,811,160円
  • Uグレード 1,906,200円

マイナーチェンジ前に比べて、約3万~約5万5千円程度の値上げとなります。

ヴィッツハイブリッドを含めて、マイナーチェンジした新型ヴィッツは全国のネッツ店を通じて1月12日に発売されています。

ヴィッツハイブリッドは、アクア並みの性能を得てライバル車を追えるのか

ヴィッツを含むコンパクトカー市場はとにかく低燃費技術のアピールが消費者に受け入れられやすいとあって、各メーカーこぞって開発を競い合っている状況です。

実際、ヴィッツのライバル車となるマツダのデミオはディーゼルエンジン、日産ノートはEV技術を取り入れたハイブリッドシステムの「e-POWER」システムを採用し、そしてホンダのフィットに関しても2017年には大幅な改良で燃費向上が達成される見通しとなっています。

そういう状況の中、ヴィッツにハイブリッドが採用されるというのは必然と言えるのではないでしょうか。

ただハイブリッドを追加というだけでは目新しさはありませんが、アクア並みの燃費性能を達成し、アクアよりもコスパが良いという事をアピールできれば、十分ライバル達にヴィッツハイブリッドが立ち向かうことができるでしょう。

そうなれば、逆にアクアの立場が危ういのではと思えますが、アクアに関しても2017年度には新型登場してさらなる燃費性能向上が見込まれています。

2016年8月の販売台数を見てもアクアは後を追うフィットよりも4000台以上という圧倒的な差を付けています。

<新車乗用車販売台数ランキング2016年8月>

販売台数

【出典:日本自動車販売協会連合会公式サイトより】

ここまで余裕のある売り上げを誇るということや、2017年度にはマイナーチェンジしたアクアの新型も出てさらなる燃費性能向上が見込まれていることもあって、少しの期間をヴィッツハイブリッドに花を持たせてあげると考えても問題はないと判断されたのではないでしょうか。

アクアのマイナーチェンジ最新情報はこちら

次期ヴィッツのフルモデルチェンジは2019年の見通しとなっているので、それまでの間、ヴィッツハイブリッドがどこまで現行型を盛り上げることができるのか、要注目です。

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