スカイラインハイブリッドのマイナーチェンジ情報を本記事では紹介します。
2017年のマイナーチェンジでは、プロパイロットやALC(アクティブレーンコントロール)の進化がカギを握ると思いきや、その内容は意外なものに。
今後の2019年以降の予想も含めて、新型スカイラインのマイナーチェンジに関する最新情報をお話します。
この記事のポイント!
- 新型プロパイロット2.0採用で2度目のマイナーチェンジ
- Vモーショングリルと日産エンブレム採用へ
- 3.0Lターボモデルの日本導入
- V38型への動向
スカイライン マイナーチェンジ変更点のポイント【2019年最新版】
2019年のマイナーチェンジ後の良いポイント
- 先進運転支援技術「プロパイロット 2.0」搭載等、先進装備の充実化
- エンブレムがインフィニティから日産へ回帰
- リアのテールランプが4灯の丸目デザインへ変更しスカイラインらしさを感じるデザインになった
- ベンツ製ターボエンジンから日産製ターボエンジン(V型6気筒 3.0リッターツインターボエンジン「VR30DDTT」型)へ変更
- スカイライン史上最強となる「400R」グレードのラインナップ化
2019年のマイナーチェンジ後で注意すべきポイント
- プロパイロット2.0はハイブリッドモデル限定で搭載
- 電動パーキングブレーキはハイブリッドモデル限定で搭載
- 自動ブレーキの歩行者検知対応はハイブリッドモデルのみ
- 踏み間違い衝突防止アシストの前進時に歩行者も検知するのはハイブリッドモデルのみ
マイナーチェンジで先進装備が大幅にアップデートされましたが、そのほとんどの恩恵を受けているのはハイブリッドモデルのみとなります。
スカイライン 2019年のマイナーチェンジ最新情報
2017年のマイナーチェンジではほぼデザインの改良に限られたわけですが、2019年の新型スカイラインのマイナーチェンジに関する最新情報は次の通りです。
スカイライン 2019年にテストカーが続々目撃される
Twitter上にて、スカイラインのテストカーが目撃されている投稿が相次いでいます。
その一部の方の投稿を紹介させていただきます。
日産スカイラインのテストカー? pic.twitter.com/fSvbHrGkZd
— わろた (@warotata) 2019年3月13日
グリルがだいぶ変わってますが、インフェニティ、新型スカイラインでしょうか?
福岡を走っていましたが、栃木工場の物だと思われます。 pic.twitter.com/BQq2ihQLBo— ET986 (@EspritToughCars) 2019年3月1日
スカイラインのデザインが判明
フロントは、GT-Rに近いグリルデザイン。
リアのテールライトには4灯の丸目デザインが採用されていることが伺えます。
インフィニティの高級路線から、従来のスカイラインらしいスポーツセダンとしてのデザインへ変更されたと言えそうです。
Vモーショングリル採用で日産エンブレム復活
新型スカイラインには、Vモーショングリルらのデザインが採用されていることが伺えます。
Vモーショングリルと言えば、日産のトレードマークとも言えるデザインです。
それゆえ、今回のマイナーチェンジを機にCIエンブレムがインフィニティのバッヂから日産のバッヂが採用されたと考えられます。
ただ、それではインフィニティからの格下げ感を感じる人もいないか心配所。クラウンの王冠マークのようにスカイライン独自のマークの採用もあってもよかったのでは。
プロパイロット2.0搭載
日産は、これまで2018年度内に第2世代となるプロパイロットを日本市場に投入するとしていました。
プロパイロット2.0は、高速道路にて車線変更を自動化できる機能を備えています。
実は、スカイラインの海外モデルのインフィニティQ50を活用して、すでに自動運転技術を搭載して日本でも公道テストをする程まで進化させています。
その様子は次の動画で確認できます。
追記 2019年5月16日 プロパイロット2.0を正式発表!スカイラインに搭載へ
2019年5月16日に、「プロパイロット2.0」が正式に発表されました。
プロパイロット2.0のポイントは次の通りです。
ポイント
- 同一車線内でハンズオフが可能
- カメラ、レーダー、ソナー、GPS、3D高精度地図データ(HDマップ)を採用
- ナビゲーションシステムと連動して設定したルートを運転支援
- >高速道路の複数車線変更に対応
目玉となるのは、ナビゲーションシステムとの連携機能。
まず、ナビゲーションシステムで目的地を設定することで、高速道路の本線に合流するとナビ連動ルート走行を開始できます。
そして、ルート走行を開始すると追い越しや分岐なども含めてシステムがルート上にある高速道路の出口までの走行を支援する仕組みになっています。
これは高速道路での自動運転に近い運転支援が得られる先進的な内容と言えます。
さらに詳しい内容は、以下のプロパイロット2.0の説明会の動画をご覧ください。
自動ブレーキの歩行者対応化
マイナーチェンジ前のスカイラインの自動ブレーキは歩行者検知に対応していませんでしたが、ハイブリッドモデルのみ2019年のマイナーチェンジで歩行者検知対応のインテリジェント エマージェンシーブレーキが搭載されました。
第2世代のダイレクトアダプティブステアリング搭載は?
第1世代よりも自然なステアリングフィールとフィードバックを実現させ、ステアリングの応答を自分好みに調整できるようになった「第2世代のダイレクトアダプティブステアリング搭載」が海外仕様にはすでに搭載されています。
これは、クーペのインフィニティQ60にも採用されている装備ですが、今回のマイナーチェンジでは、「ダイレクトアダプティブステアリングを性能向上」と表現されています。
これが第2世代のダイレクトアダプティブステアリングと同じなのかは不明です。
インテリジェントダイナミックサスペンション搭載
走行シーンに合わせてサスペンションの減衰力を緻密に制御し、車体の挙動を安定させる「IDS(インテリジェントダイナミックサスペンション)」を新搭載(グレードによる)。
3.0リッターVR型V6ツインターボ搭載モデルの追加
北米モデルに採用されていた3.0リッターV6ツインターボモデルを追加。
304psとハイパフォーマンスとなる405psの2タイプが用意されています。
引き換えに、マイナーチェンジ前まで搭載されていたベンツ製の2リッターターボエンジンは廃止となります。
マイナーチェンジの発表日は2019年7月16日
マイナーチェンジする新型スカイラインの発表日は2019年7月16日10時に開催されました。
当日は、発表記者会見の中継を以下のYouTudeで見ることが出来ます。
マイナーチェンジした新型スカイラインは2019年秋発売
プロパイロット2.0が搭載されたマイナーチェンジ後の新型スカイラインは、2019年秋に発売予定です。
販売価格情報
次期モデルのV38型情報
新型スカイラインのマイナーチェンジモデルの実写を見てきた
※ここからは、2017年のマイナーチェンジ時の記事内容となります。
マイナーチェンジした新型スカイラインを先日モーターショーにて見てきました。
その画像がこちらです。
そこの関係者の方に気になる内容を質問して見ました。
その結果判明したのは、
- 自動ブレーキは歩行者検知に対応していない
- プロパイロットの搭載はなし
- ALC(アクティブレーンコントロール)の対応速度変更もなし
- 今回の主な変更点は外観の変更になる
ということでした。
プロパイロット搭載無しどころか、自動ブレーキの歩行者検知対応見送りは少々意外でしたね。
ライバルのクラウンは2018年にプロパイロット並みの装備をしたので、せめてALCの全車速対応化はしてほしかったなというのが正直な意見です。
スカイライン 外観デザインの変更点
今回、改良が行われた部分は以下の通りとなります。
- フロントグリルの大型化
- バンパー左右のデザインが「Type SP」グレードではスポーティなデザインに
- リアコンビランプでは「LEDリヤコンビネーションランプ」を採用しフーガに似たデザインへ
ちなみにフーガの画像がこちらであり、かなり今回のマイナーチェンジでスカイラインがフーガのデザインが近づいたことが伺えます。
また、新型スカイラインの「Type SP」グレード以外のモデルは以下のデザインであり、フロントバンパーの左右の部分が異なっています。
スカイライン 内装(インテリア)の変更点
内装に関しても以下の改良が行われました。
- ステアリンググリップを太くし握り心地を向上
- ホーンパッドを小型化
- インストルメントパネルにステッチを追加
- シフトノブを本革、マットクローム、ピアノブラックの素材を組み合わせ
- アナログメーターのリング照明をグレーに変更
- 「アンビエントライトシステム」をメーカーオプションで新設定
スカイラインハイブリッドのマイナーチェンジで注目していた事!まさかのプロパイロット無し・・・
2014年に発売してから、現在ではすっかり高級車として定着しつつあるV37型の新型スカイライン。
実は、以前から今回のマイナーチェンジに関して、注目情報がありました。
それは、スカイライン公式ページで案内されていたWEBサイトのGQ JAPANのとある記事です。
※現在は公式ページからはその記事へのリンクは消えています
その記事には、新型スカイラインの開発者である長谷川聡さんがスカイラインの新機能について解説するという内容が書かれており、そこでALC(アクティブレーンコントロール)を2017年には全車速対応を実現させたい旨の発言が書かれていたのです。
その内容がこちらです。
長谷川 いまは70km/h以上じゃないとALCでガイドすることはできないんですが、これを停止直前まで働かせたり、強いカーブでもガイドできるようにすれば、単一レーンでの自動運転は可能になります。これは渋滞のときにすごく便利なので、来年には実現したいと思っています。
【出典:GQJAPANの該当記事】
ちなみにこのALC(アクティブレーンコントロール)とは、道路の左右の白線をカメラで読み取って、ステアリングを自動で調整することで白線の間をはみ出ず、直進に安定して走らせる、いわば自動運転技術の一種になります。
<アクティブレーンコントロールとは>
スカイラインに搭載した新技術のひとつ「アクティブレーンコントロール」。それは、ダイレクトアダプティブステアリングの開発と同時に、このシステムならではの機能を生かした新たな価値を実現したいという声があがったことから生まれました。そして、車線に対するクルマの方向のずれに応じて操舵力をわずかに変化させ、ドライバーが自然に車線に沿って走れるような技術を実現したのです。アクティブレーンコントロールは、高速道路などを走行する時のドライバーの疲労をさらに減らし、より安心感を高めます。
【出典:スカイライン公式サイト】
まあ、一言でいえば、この機能を使うと、ハンドル操作をしなくても自動で車線をはみ出さずに走ってくれる機能といったところです。
このアクティブレーンコントロールについては、現在70km/h以上での走行時のみ使用が可能なのですが、これが2017年には、70km/h以下でも使用可能にすることを実現したいと開発者の長谷川さんがおっしゃっているわけです。
そう考えると、2017年には、全車速に対応したアクティブレーンコントロールを搭載するためにマイナーチェンジが行われるのではと考えても不思議ではありませんよね。
これを期待していたのですが、残念ながら今回は見送りということとなります。
インフィニティQ50はマイナーチェンジでどう変わった?
スカイラインの海外モデル「インフィニティQ50」のマイナーチェンジに関しては一足早くジュネーブショー2017にて、2018年モデルを発表。
マイナーチェンジということで、エクステリアとインテリアのデザイン改良が行われています。
- フロントはフォグランプ周りのデザイン変更
- リアはインフィニティQ70(日本名 フーガ)と同じデザインテイストへ変更
といったところになります。
また、V型6気筒 3.0リッターツインターボエンジンを搭載した「Red Sport 400」モデルも発表。
・最高出力400PS/6400rpm
・最大トルク350lb-ft/1600-5200rpm
どうせならフーガも・・・
フーガはスカイラインよりも格上の車種にも関わらず、前回のビッグマイナーチェンジでは、ダイレクトアダプティブステアリング&アクティブレーンコントロールが採用されませんでした。
フルモデルチェンジが迫っているとは言え、やはりインフィニティ化をして実質国内の日産のフラグシップとして君臨するフーガにはスカイラインに搭載されている機能は全て装備してほしいものです。
そのフーガを含めて、少しでもスカイラインのマイナーチェンジに関する最新情報が入れば、お伝えするので楽しみにしていて下さいね!