日産のセダンのシルフィ。
私はこのシルフィについて、かなり心配しています。
実は、日本では新型シルフィとしてビッグマイナーチェンジすると2015年から噂されてきました。
そして2019年になった現在、未だにモデルチェンジされていない状態です。
もしかすると廃盤や生産終了か!?と思うような部分もあるわけですが、海外モデルの内容も含めて、最新情報と私が思っていることを書いてみます。
この記事のポイント!
- 次期モデルに関する情報
- EVモデル
- 日本で未発売のマイナーチェンジモデルの存在
【最新情報】次期シルフィへフルモデルチェンジは2019年
中国のメディアが次期シルフィの情報を記載しています。
その内容としては、2019年発表という事とスパイショット画像も公開されています。
スパイショット画像を見る限り、新型アルティマ(ティアナ)を小型化させたデザインに見える為、興味のある方は一度ご覧になってみてはいかがでしょう。
上海モーターショー2019で次期シルフィがワールドプレミア
日産は、上海モーターショー2019にて新型シルフィを世界初公開しました。
次期シルフィの外観はアルティマ似の超カッコいいデザインに
新型セダンは、エクステリアとインテリアに日産の特徴的な最新のデザインが採用され、数々の「ニッサン インテリジェント モビリティ」技術が搭載されています。
シルフィのEVバージョンが中国でデビュー
シルフィをEV(電気自動車)化させた「シルフィ ゼロ・エミッション」が中国にて生産されることとなりました。
新型シルフィは、北米、中国ですでにマイナーチェンジ実施済み・・・
まずは、2015年末に北米モデルのシルフィであるセントラ(北米でのシルフィの名称)がビッグマイナーチェンジを実施しました。
そのマイナーチェンジ後の新型セントラ(シルフィ)の画像がこちらです。
日産のデザインではおなじみとなったVモーショングリルの採用が特徴的で、マイナーチェンジ前よりも、かなりスポーティなデザインになりましたね。
マイナーチェンジ前のセントラ(シルフィ)の画像
マイナーチェンジ前後の画像を見比べる限り、上質な路線からスポーティな路線へかなり大きくシフトしたように感じます。
ちなみに、日産USAの公式動画がこちらです。
[iframe id=”https://www.youtube.com/embed/plS3qiS1FZs”]先にマイナーチェンジしていたの新型アルティマ(ティアナ)と同じテイストのデザインと言えます。
新型アルティマ(ティアナ)
中国でも新型シルフィが2016年3月に発売済み
これに続いて、2016年の3月には、中国でも新型シルフィとしてビッグマイナーチェンジが行われて発売されました。
その中国版の新型シルフィの画像がこちら。
中国版の新型シルフィの画像
<出典:http://www.dongfeng-nissan.com.cn/Nissan/car/sylphy>
中国版の新型シルフィは、ほぼ、北米仕様のセントラとデザインで違いがありません。
日本版の新型シルフィのマイナーチェンジは?
北米、中国と発売がされたことにより、日本でも新型シルフィーのビッグマイナーチェンジが行われることが期待できそうですが、私が「大丈夫か??」と思っているのが以下の点です。
シルフィにエマージェンシーブレーキが未だに装備無し
2015年の秋までの日産の主要車全てに自動ブレーキのエマージェンシーブレーキが装備されると発表されていたのですが、結局シルフィには装備されず、2018年になっても未装備のままです。
キャラバンでさえ自動ブレーキがついているんですよ・・・
当初は、マイナーチェンジが控えているから、シルフィには遅れているのかな?って思っていましたが、この様子を見ると、シルフィは日産の主要車ではなかったということになってしまいますよね。
しかも、一つ車格が下のコンパクトセダンのラティオは、この夏カタログ落ちすることになりました。
ということは、シルフィもヤバいんじゃないか・・・そう思えてなりません。
マイナーチェンジの路線変更をユーザーは受け入れられるのか?
北米や、中国でのマイナーチェンジ後のデザインを見ても分かるように、新型のデザインはかなりスポーティなものとなっています。
もし、日本にも新型シルフィが発売されるとしたら、ほぼ北米と中国と同じデザインになる可能性が高いです。
個人的には、日本での発売が遅れているのは、日本仕様では別のデザインを用意する為と思いたいのですが、まず、可能性はかなり低いです。
そうなると、心配なのが、スポーティなデザインの新型シルフィは、これまでの日本のシルフィファンにとって受け入れられるのかということです。
シルフィは、もともと先代までは国内でブルーバードのブランドで発売されていました。
それゆえ、シルフィを好むユーザー層は、「上質で高級感のあるコンパクトなセダン」を求めるユーザーが多いと私は見ています。
実際に、シルフィのライバルとなるトヨタのアリオン・プレミオについては、それを意識してのことか、2016年のビッグマイナーチェンジでは、高級車のクラウンを意識したデザインになって発売されました。
- 新型アリオン
- 新型プレミオ
この2つをみると、コンパクトセダンにも関わらず、価格以上の高級感がありますよね。
また、現在のシルフィも、中々上質なデザインです。
これらの上質なコンパクトセダンを求めるユーザー層が果たしてスポーティになった新型シルフィを受け入れることができるのかどうかという所を考えると、難しい気がするんですよね。
かと言って、日産としても、アリオン・プレミオに顧客が持っていかれるのは避けたいはずです。
ラニアをブルーバード復活として発売すると面白いかも
こうなると、新型シルフィを持ってくるよりも、中国で発売されているラニアを日本でも導入し、ブルーバードの復活として新たに発売させた方がいいんじゃないと思えてきました。
このラニアというのは、日本語にすると「青い鳥」という意味なんです。
だから、ラニアが発表された時は、ブルーバード復活か?と一部で話題になったものです。
<ラニアの画像>
待望のブルーバード復活と打ち出して、ハイブリッド専用車として発売すると、中々良さそうだと思うんですよね^^
そうなると、トヨタのカローラハイブリッドや、ホンダのグレイスのユーザー等も、取り込むことができるんじゃないでしょうか。
カローラハイブリッド
グレイス
新型シルフィのマイナーチェンジのまとめ
このままの状態が続けば、2019年まで新型シルフィの情報が出ない可能性は否めません。
なぜ、ここまで日本での新型シルフィの発売が遅れているのか、その原因は、
・日本仕様向けの改良に時間がかかっているから
・新型セレナなど他の車種に力を入れていてシルフィは後回しにされているから
・カタログ落ちさせるかどうかを検討されているから
これのいずれかしか考えられません。
自動ブレーキが他車種と違って未だに装備されていないことを考えると、カタログ落ちしないかかなり心配ですね。
私的には、「日本仕様向けの改良に時間がかかっているから」が理由で、新型セレナに搭載される自動運転支援システムの「プロパイロット」などが搭載されて登場するとかなり嬉しいのですが。
正直、どうせなら、エクステリアは今のままでほとんど改良せず、内装と機能だけを改良って形でもいいと思います。
果たして、結果はどうなるのか。
とにかく今後の日産の動向に目を離せないですね。
何か新型シルフィの情報がはいれば、またお伝えしますね!
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