トヨタ自動車の人気クロスオーバーSUVのハリアーのモデルチェンジに関する最新情報を紹介します。
トヨタのSUVと言えば、C-HRと次期RAV4が発売されることで、今後ハリアーとの住み分けが上手くいくのかどうかが注目されています。
それでは、新型ハリアーのモデルチェンジに関する最新情報をお話します。
この記事のポイント!
- 次期ハリアーのフルモデルチェンジ情報
- 現行型ハリアーのマイナーチェンジ最新情報
SUVの概念を塗り替えたハリアーの歴史について
ハリアーは、クロスオーバーSUVという存在をいち早く世界中で注目を集めた輝かしい歴史を持つ車です。
世界中でのSUVに対する概念を塗り替えた、まさに次世代SUVの先駆けとも言えるハリアー。
そんなハリアーのこれまでの軌跡はこちらにて解説しています。
次期ハリアーのフルモデルチェンジ最新情報!
次期ハリアーのフルモデルチェンジ・発売予定は2020年5月
次期ハリアーの発売時期としては2020年が現在有力です。
その理由は以下の通りです。
次期ハリアーのヒントとなる情報が中部経済新聞に
2018年11月6日に中部経済新聞の記事には、2020年にトヨタが国内専売車となるSUVを全面改良予定といった旨の記載されていました。
国内専売のSUVと言えば、まさにハリアーの事と思われます。
それゆえ、次期ハリアーへフルモデルチェンジする時期は2020年の予定と予想することができます。
追加情報 2020年5月発売と日刊自動車新聞が報道
2019年8月26日に、日刊自動車新聞がハリアーのフルモデルチェンジが2020年5月に実施されると報道しました。
当初よりも半年ほど計画を前倒しされたとされています。
次期ハリアーで予想できる変更点がコレ!どう変わるのか?
4代目 次期ハリアーのベースは姉妹車の5代目RAV4と見る
3代目となる現行型ハリアーは、海外専売の4代目RAV4と基本コンポーネントを共用して開発されており、両車は実質、姉妹車種となります。
その姉妹車のRAV4は2019年にフルモデルチェンジを行い、5代目となる新型モデルを日本市場でも発売が予定されています。
現在の状況を考えると、4代目となる次期ハリアーは、この5代目RAV4をベースに開発されると予想することができます。
次期ハリアー フルモデルチェンジ後の外観(エクステリア)デザインを予想
次期ハリアーの外観は、5代目RAV4を高級化させたデザインになると予想。
次期ハリアーとRAV4の違いの予想内容は以下の通り。
外観予想内容
- 専用のフロントグリルデザイン採用
- エンブレムには鷹マークを採用
- ハリアー伝統の水平基調のプロポーションを採用
- ヘッドライトの意匠をハリアー専用デザインに
- リアコンビランプのデザイン変更
- ウインドウモール全体やドアハンドル等にメッキパーツを活用
- ホイールの意匠変更
次期ハリアー フルモデルチェンジ後の内装(インテリア)デザインを予想
次期ハリアーの内装に関しても、5代目RAV4の内装の質感を高めた内容になると予想。
シンプルな印象のRAV4のインテリアと異なって、次期ハリアーの内装は以下の変更がされると予想します。
内装予想内容
- インパネ、ダッシュボード、センターコンソール等にメッキ加飾や木目調パーツ活用で質感向上
- ナビゲーションモニターの意匠変更
- ライトアップの演出追加等で高級な演出
次期ハリアー フルモデルチェンジでTNGA-Kプラットフォーム
フルモデルチェンジするハリアーのプラットフォームには、TNGAの「GA-Kプラットフォーム」が採用されると予想。
この新世代プラットフォームは、新型RAV4で採用されています。
次期ハリアーの先進安全装備 第2世代トヨタセーフティセンス
次期ハリアーの先進安全装備には、5代目RAV4に搭載される第2世代トヨタセーフティセンス採用の可能性が高いと予想。
第2世代トヨタセーフティセンスの機能一覧
- 自動ブレーキ機能:プリクラッシュセーフティ(歩行者[昼夜]・自転車運転者[昼]検知機能付衝突回避支援タイプ/ミリ波レーダー+単眼カメラ方式)
- ハンドル操作サポート機能:レーントレーシングアシスト(LTA)
- 追従ドライブ支援機能:レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)
- 自動ハイビーム:オートマチックハイビーム(AHB)
- 標識読み取りディスプレイ:ロードサインアシスト(RSA)
自動運転技術に近いと言える、「車線からはみ出さないように車線中央を自動で走るようにアシストしてくれる機能であるレーントレーシングアシスト機能」等、運転負担軽減に役立つ装備が特徴となっています。
第2世代トヨタセーフティセンスに関して、さらに詳しい記事はこちらの記事を参照下さい。
2020年 ハリアーとRAV4の2大SUVに注目
2020年発売予定と見られる次期ハリアーと2019年発売予定の新型RAV4。
今後、SUV市場でこの2モデルが大きな注目と人気を集めることになりそうです。
以下の新型RAV4も合わせてご覧になることをオススメします。
ハリアーのマイナーチェンジ最新情報!2019年に特別仕様車を設定
2019年7月2日に特別仕様車となる「PREMIUM“Style NOIR”(ノアール)」を新発売。
「PREMIUM“Style NOIR”(ノアール)」は、PREMIUMグレードをベースにブラックを基調としたエクステリアとインテリアにされています。
さらに、アクセルとブレーキの踏み間違いやアクセルの踏みすぎ等で起こる衝突被害の軽減に寄与するインテリジェントクリアランスソナー[パーキングサポートブレーキ(静止物)]も特別装備されています。
ハリアー 2018年の特別仕様車情報
2018年9月3日に、特別仕様車となる
- PROGRESS“Style BLUEISH(ブルーイッシュ)”
- PROGRESS“Metal and Leather Package・Style BLUEISH
が新発売。
「PROGRESS」をベースに、特別設定色となるブラック×ブルーのシート表皮、シフトパネルやドアスイッチベースにブルー木目採用などの特別仕様となっています。
新型ハリアー 2017年のマイナーチェンジの変更点の注目ポイント
3代目として2013年から発売されている現行ハリアーですが、ついに2017年6月8日にビッグマイナーチェンジを実施して後期型へと移行しました。
冒頭でもお伝えしましたが、今回のマイナーチェンジのポイントとしては
- ターボエンジン追加
- 安全装備の充実
この2つが大きなポイントとなります。
では、ハリアーがMCでどのように変わるのか詳しく見ていきましょう。
新型ハリアーはマイナーチェンジの変更箇所はコレだ!
ハリアーのマイナーチェンジの内容は以下の通りになります。
新型ハリアーの外観デザイン画像
シャープで彫の深い造形となっているハリアー。
そんなハリアーのマイナーチェンジ後の画像がこちらになります。
フォグランプの位置変更に加え、フロントバンパーの開口部がやや左右に拡大。
ヘッドランプのデザイン形状も変更。
リアに関しては、クリアテールランプからレッドのコンビランプに変更されています。
ターボモデルに関しては専用デザインが採用されている所がポイント。
ターボモデルの専用デザインは次の通りとなります。
〇LEDシーケンシャルターンランプが採用され、カーボン調でかつスモーク塗装されたヘッドランプデザイン
〇フロントグリルは、独自の模様が入ったスポーティなデザインを採用
〇メッシュ状とも言えるスポーティなデザインのフロントバンパー
ボディカラーについて
マイナーチェンジ後のボディカラーについては、
〇ダークブルーマイカメタリック
〇ダークレッドマイカメタリック
の2色が新たに追加。
その代わり
〇ダークブラウンメタリック
〇ブラッキッシュアゲハガラスフレーク
〇ブラッキッシュレッドマイカ
が廃止へ。
大人の色気のある新ボディカラー追加によって、ハリアーのスタイリッシュでプレミアムな部分が協調されることになりそうです。
また、内装カラーは、ブラック、ダークサドルタン(茶系)、ボルドーの3色を設定へ。
新型ハリアーの内装デザイン画像
マイナーチェンジ後のハリアーの内装画像はこちらになります。
内装のイメージはほぼ変わらず。
ただ、シート表皮には、ウルトラスエード+合皮皮革を採用し、シフトパネルに関しては、メタルカーボンを採用するなど部分的な質感向上を図っている。
ハリアー その他、マイナーチェンジでの改良内容について
その他マイチェン後のハリアーの内容は以下の通りになります。
- PREMIUMグレード以上のグレーに、流れるウィンカーことLEDシーケンシャルターンランプが装備
ちなみにシーケンシャルウインカーとは実際にはこんな感じになります。
アーバンスタイルでラグジュアリーSUVのハリアーだからこそ、この装備でより高級感あるスタイルが引き立つことになりそうです。
その他変更点のポイント
- オートホールド機能付き電動パーキングブレーキ搭載
- ナビ画面が9.2インチマルチタッチスクリーン液晶モニターへと拡大(MC前は8インチマルチファンクション液晶モニターだった)
- 室内灯にLED採用
- プレミアムホーン設定
- カードキーを装備
- GRANDグレードが廃止
- 最上級グレードとして”PROGRESS”、”Metal and Leather Package”グレードを追加
- PROGRESSとPREMIUMグレードにレザーパッケージを設定
- 前席シートベンチレーションを搭載(レザーパッケージ)
- 運転席オートスライドアウェイ機能搭載(レザーパッケージ)
- 運転席8ウェイ&助手席4ウェイパワーシート(レザーパッケージ)
- ウェルカムライトを導入(上級グレード)
- ボディ剛性強化でより上質な乗り心地を実現
新型ハリアーにトヨタセーフティセンスPを採用へ
ハリアーの今回のマイナーチェンジの目玉の一つとして、トヨタセーフティセンスPの採用が挙げられます。
MC前のハリアーには、安全装備として、ミリ波レーダー方式のプリクラッシュセーフティシステムが採用されていますが、これがトヨタ最新の衝突回避支援パッケージの「Toyota Safety Sense P」へと変更されることになります。
「Toyota Safety Sense」に関しては、2017年末までにトヨタの主要車全てに搭載することが発表されているので、ハリアーも例外なくセーフティセンスが搭載されることになったということです。
これまで、Toyota Safety Sense Pのレーダークルーズコントロールに関しては、
- 新型プリウスように全車速対応のタイプ
- クラウンやランドクルーザーのように制限速度のあるブレーキ制御
と2つのタイプに分かれていました。
マイナーチェンジ後のハリアーには全車速タイプのものが採用されています。
クラウンやマークXですらマイナーチェンジで対応できなかったレーダークルーズコントロールの全車速対応化されるという点は、重要なポイントです。
さらなるトヨタセーフティセンスの詳しい内容はこちらの記事を参照ください。
電動パーキングブレーキも新採用
電動パーキングブレーキもクラウンには未だに採用されていませんが、今回の新型ハリアーに新搭載されることになりました。
ハリアーのライバルとなるマツダCX-5には、すでに電動パーキングや全車速対応ACCが採用されており、装備面でも負けられない事情があったと言えるでしょう。
SUVという売れ筋ジャンルで、ハリアーという人気車種だからこそ、ここまでの豪華な内容のマイチェンになったのでしょう。
その内容の豪華さゆえ、レクサスNXの立場が心配です。
ちなみに、レクサスNXも2017年秋にマイナーチェンジが実施されますが、この流れだと、ハリアーが優勢なのは否めません。
※レクサスNXの最新情報はこちらの記事にて↓
新型ハリアー マイナーチェンジの目玉は2.0ターボモデルの追加
そして今回のハリアーのマイナーチェンジで大目玉となるのが、2Lのダウンサイジングターボエンジンを搭載したモデルが新たにラインナップするということです。
搭載されるエンジンは、レクサスNXから採用され始めた8AR-FTS型の直4 2.0L直噴ターボエンジンで、性能は、238ps/35.7kgmとなります。
燃費性能は
- 2WDモデルが13.0km/L
- 4WDモデルが12.8km/L
となります。
このターボエンジンは、クラウンでも実用化されていますが、ハリアーに搭載されることで、トヨタブランドの車として初めてのFF車への採用となります。
ガソリングレードは引き続きラインナップ
ちなみにガソリンモデルは廃止されず、現行型にラインナップされている
- ガソリンエンジンの2.0ℓNAモデル
- 2.5ℓのハイブリッドモデル
はマイナーチェンジ後も継続してラインナップされます。
ハリアーのマイナーチェンジ後の価格について
マイナーチェンジした新型ハリアーの価格は、以下の通りとなります(全て税込価格)。
次にハリアーの弟分とも言えるC-HRとの比較と、新型ハリアーのライバルSUVについて見ていきましょう。
【次のページ】新型ハリアーとC-HRの比較、そしてライバル達の存在について