ホンダがミニバンの新型ステップワゴン&ステップワゴンスパーダに関する最新情報を紹介します。
新型ステップワゴンスパーダのハイブリッド搭載モデルが2017年9月28日にビッグマイナーチェンジを実施。
さらに2018年12月にはModulo X(モデューロエックス)も改良されました。
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今回は、新型ステップワゴンの最新情報を主にお話しします。
新型ステップワゴン Modulo X(モデューロエックス)をマイナーチェンジ&ハイブリッドモデル追加
2018年12月20日には、ステップワゴンModulo X(モデューロエックス)がマイナーチェンジしました。
その変更点としては以下の内容です。
変更点のポイント
- エクステリアをデザインコンセプト「Dynamic&Sporty」に一新
- 専用フロントグリルや専用エアロバンパー、灯体のデザインを変更
- リアコーナーガーニッシュをボディーカラーと同色化
- i-MMDを採用したハイブリッドモデル追加
2モーター方式のハイブリッドシステムi-MMDを搭載した、ステップワゴンModulo Xハイブリッドが注目所となります。
ステップワゴンスパーダ ハイブリッド最新情報!マイナーチェンジ変更点
ハイブリッドモデル導入が目玉となる2017年9月実施のステップワゴンスパーダのマイナーチェンジ。
そのステップワゴンのマイナーチェンジの変更点は次の通りです。
新型ステップワゴンスパーダ マイナーチェンジで外観デザイン大幅変更
これまでステップワゴンのデザインは、マイルドでスタイリッシュなものとなっていましたが、インパクトが小さく、フリードとの差別化も弱い点が裏目に出ています。
そこで、マイナーチェンジで、ステップワゴンスパーダの外観デザインを大幅に変更されました。
オデッセイを彷彿させるフロントグリルに、アコードと同系統のヘッドライトのデザインを採用。
新型ステップワゴンスパーダの外観デザインのポイントは以下の通りです。
ポイント
- ステップワゴンスパーダの外観デザインコンセプトは「More DYNAMIC SPADA」
- ラジエターグリルを逆三角形で力強いソリッドデザインへ変更
- グリルにメッキガーニッシュバーを採用
- ヘッドランプを刷新して、切れ長デザインに変更
- ウインドウモール下部にメッキモール追加
- リアスポイラー変更
ヘッドライトまで食い込んだフロントのメッキバーが特徴的であり、ワイルドでトヨタのヴォクシー寄りのデザインになりました。
新型ステップワゴンハイブリッドのボディカラー
マイナーチェンジ後のステップワゴン、そして新型ステップワゴンハイブリッドのボディカラーは以下の通り。
ボディカラー
- フォレストグリーンパール(ハイブリッド専用カラー)
- プラチナホワイトパール(新色)
- オブシダンブルーパール(新色)
- スーパープラチナメタリック
- モダンスティールメタリック
- プレミアムディープロッソパール
- プレミアムスパークルブラック・パール
- ホワイトオーキッドパール
- オブシダンブルーパール
は廃止されることとなります。
ステップワゴンハイブリッド ハイブリッドシステムはi-MMDを採用
新型ステップワゴンハイブリッドに採用されるハイブリッドシステムについては、フィットやヴェゼルに採用されているi-DCDではなく、アコードとオデッセイハイブリッドに採用されているホンダ独自の2モーター式ハイブリッド機構の「SPORT HYBRID i-MMD」が採用となります。
<SPORT HYBRID i-MMDとは>
SPORT HYBRID i-MMDは、モーターによる駆動を基本としながら、必要に応じてエンジンを始動。
ドライバーの意思と走行状況を見極めながら、エンジンとモーター、バッテリー等を制御し、3つのモードから最適なものを選択します。走行状況に応じてエンジンとモーターそれぞれが高効率で運転できる領域(スイートスポット)を拡大し、より幅広いシーンでの効率的な運転を可能にします。
<エンジン>
SPORT HYBRID i-MMDでは走行状況に応じて、VTECとVTCによりエンジンのバルブタイミングとバルブリフトを可変させ、エンジンの高効率領域を拡大。ハイブリッドドライブモード、エンジンドライブモードとも、常に高効率での走行を可能に。
<モーター>
軽量・コンパクト化した小型モーターを採用することで低速域の効率を高めながら、走行状況に応じてバッテリー電圧を最大700Vまで可変させる昇圧を実施。幅広い速度域、トルクレンジで高効率を実現。
このi-MMDについては、バッテリーから送られる電気だけでEV走行可能となるEVドライブモード、エンジンで発電した電気でモーターを駆動させるハイブリッドドライブモード、クラッチをつないで、エンジンのパワーで直接タイヤを駆動させるエンジンドライブモードの3種類のドライブモードが存在します。
ステップワゴンのハイブリッドモデルには、オデッセイハイブリッドと同様の駆動用のリチウムイオン電池と制御ユニットがフロントシートの下に搭載されてパッケージングへの影響が抑えられるようになります。
〇エンジン
- 最高出力(kW[PS]/rpm):107[145]/6,200
- 最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm):175[17.8]/4,000
〇電動機(モーター)
- 最高出力(kW[PS]/rpm):135[184]/5,000-6,000
- 最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm):315[32.1]/0-2,000
ステップワゴンハイブリッドの燃費性能は25.0km/L
i-MMDを採用した新型ステップワゴンハイブリッドの燃費性能については、JC08モードで25.0km/L。
WLTCモードでは、20.0km/Lでその他
- 市街地モード:18.8km/L
- 郊外モード:21.8km/L
- 高速道路モード:19.5km/L
となります。
ハイブリッドモデルに電動パーキングブレーキ
【画像出典:ヴェゼル公式】
ステップワゴンハイブリッドのみに、電動パーキングブレーキが採用されることになりました。
マイナーチェンジでホンダセンシングの内容がパワーアップ!
ステップワゴンハイブリッドを含む、マイナーチェンジ後の新型ステップワゴンの先進安全装備には、進化したホンダセンシングが搭載されます。
マイナーチェンジ前のステップワゴンに搭載されているホンダセンシングには、
- 衝突軽減ブレーキ 〈CMBS〉
- 誤発進抑制機能
- 路外逸脱抑制機能
- ACC 〈アダプティブ・クルーズ・コントロール〉
- LKAS 〈車線維持支援システム〉
- 先行車発進お知らせ機能
- 標識認識機能
という7つの機能が搭載されていました。
今回それら7つに加えて、
- 歩行者事故低減ステアリング
の機能が加わることとなります。
ACCが全車速対応へ
さらに、ACC 〈アダプティブ・クルーズ・コントロール〉に関しては、これまでは約30km/hから作動する仕組みとなっていましたが、今回から渋滞追従機能が搭載され、約0km/hから作動するという全車速に対応することとなりました。
これによって、高速道路での走行では、より負担を少なく運転することが可能となります。
新型セレナも新ハイブリッドシステムe-POWER搭載へ
実は、飛ぶ鳥を落とす勢いの新型セレナですが、なんと2017年に、新型ノートから採用されたシリーズハイブリッドシステム「e-POWER」を搭載した新モデルが発売されました。
つまり、ただでさえ単一車線自動運転技術「プロパイロット」という強力な武器を持つ新型セレナに、EV技術を生かした新しいハイブリッドシステム「e-POWER」という新たな武器が追加されるわけで、こうなれば増々セレナ優位になるのは間違いありません。
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また、トヨタのヴォクシーとノアも2017年にマイナーチェンジを実施して、大幅改良が行われました。
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