トヨタの新型タクシー「JPNタクシー」が2017年デビュー!次世代タクシーはミニバンが主流の時代へ

トヨタ自動車から新型タクシーとしてJPNタクシーが2017年秋頃から発売されます。

このJPNタクシーは、ミニバン形状で乗降性が優れており、これまでのタクシーとは大きく異なる次世代のタクシーとして注目されています。

今回は次世代タクシーとなるトヨタのJPNタクシーについての最新情報を詳しくお話します。

スポンサーリンク

西大寺編集長
トヨタの各新型モデルの特集をやってます!

トヨタから新型タクシー「JPNタクシー」が2017年登場!JPN TAXI Conceptを市販化へ

トヨタは2013年に開催された東京モーターショーにて次世代タクシーのコンセプトモデルとしてミニバン型のLPGハイブリッド車の「JPN TAXI Concept」を公開していました。

<JPN TAXI Concept >

このJPN TAXI Concept の市販化モデルがついに2017年販売を開始することとなります。

コンフォートから世代交代するトヨタの次世代タクシー

現在、トヨタのタクシーと言えば、コンフォートが主流です。

<コンフォート>

多くの人がタクシーと聞けば、このコンフォートのようなセダンのデザインを思い浮かべるのではないでしょうか?

タクシー=セダンというイメージが強く、僕も「セダンってどんなカタチだっけ?」と聞かれた時は、「タクシーでよくあるような形」と説明することがあります。

現在、タクシー車として主流となっているトヨタのコンフォートは、もう10年以上前となる1995年に発売されました。

当時はタクシーと言えば、日産の車が主流の時代であり、日産クルーが多くのシェアを占めている状況でした。

しかしながら、日産の経営悪化等の事情でタクシー事業は不採算部門として撤退と言っても過言ではない状況となり、代わりにトヨタがタクシー市場で独占に近い市場を占めるようになりました。

そんなタクシーとして主流のトヨタ コンフォートがいよいよ世代交代を果す時が来ました。

今回コンフォートシリーズが廃止されるのには、2018年から厳格化される歩行者保護の安全基準に適合しなくなるといった理由も含みます。

新型コンフォートではなく、まったく新しいコンセプトとしてバトンタッチを受ける「JPNタクシー」。

その「JPNタクシー」とはどのような車なのか詳しく見ていきましょう。

JPNタクシーはシエンタがベースのミニバン型タクシー!東京オリンピックに向けた車に

次世代タクシーとして市販化されるJPNタクシーのデザインの画像は以下の通りとなります。

 

 

JPNタクシーのボディサイズは、

  • 全長 4,400㎜
  • 全幅 1,695㎜
  • 全高 1,740㎜

となっており、コンフォートの全長4,590mm、全幅1,695mm、全高1,515mmよりも、全長が190mm短く、またミニバンということもあって全高が225mm高いサイズとなっています。

JPNタクシーのデザインで目を惹くフロントグリルは、どこかクラウンロイヤルのグリルを彷彿させるデザインとなっているように見えます。

<JPNタクシーのフロントグリル>

<クラウンロイヤル>

タクシーということでコンフォートな印象を与える狙いがあるのではないでしょうか。

シエンタの実質タクシーモデル!?

実は、このJPNタクシーは、現行型シエンタと並行して開発されており、プラットフォームも共有されたものとなっています。

<シエンタ>

ただ、タクシー仕様として外装・内装共にふさわしい専用モデルとなっています。

次世代タクシーにふさわしい使い勝手の高さに注目

これまでのタクシーに関しては、

  • 後席の中央が狭い
  • 臭いがする等、衛生面で不安がある
  • 乗り降りしづらい場面がある
  • 古いくさいイメージがまとっている

といったデメリットがありました。

JPNタクシーでは、次世代タクシーとしてこれらのデメリットを克服して、利用者はもちろんタクシードライバーを含めて多くの人が満足のできるタクシーとして開発されています。

高齢者等にもやさしいユニバーサルデザイン採用

2016年現在の日本は、65歳以上の人口が3461万人で、総人口に占める割合が27.3%という超高齢社会となっており、今後も高齢者の人口は増えていく一方となります。

そんな高齢者にとってこれまでのセダンタイプのタクシーは、決して乗りやすいデザインとなっていませんでした。

しかしながらJPNタクシーでは、ミニバンの形状で左側のリアドアが電動スライドドアになっている上、ステップ高も320㎜と低く、また助手席にタンブル機構を備えているのでそれ活かすことで車いすに乗ったままでも乗車できるユニバーサルデザインとなっています。

ちなみに、この電動スライドドアの開口幅なのですが、JIS規格の車いすの横幅に合わせることもあって、シエンタよりも広く開く所もポイントです。

さらに、スライドドア開口部に専用装備として付属されているスロープを設置できるので、歩道からでも車いすで乗ることができるように設計されている点も車いすに乗っている方にとって優しい設計となっています。

また、リアシートは分割可倒式となっており、付き添いの人は、車いすの右側の席に座ることができるようになっています。

スポンサーリンク

次世代タクシーがミニバンになることのメリット

JPNタクシーが次世代タクシーとして、これまでのタクシーよりも快適となっている部分としては、

  • 身長が180cm以上の人でも頭上や足元に余裕のある室内空間
  • 後ろの席の足元にFRセダンであるトンネルがなく移動が楽な低床フラットフロアになっている
  • 左のリアドアが電動スライドに対応している為、乗り降りが快適に(右のリアドアはヒンジドアとなっている)

というミニバンならではのメリットが得られるようになりました。

また、リアのハッチゲートは、上開き式ゲートが採用されており、9.5インチのゴルフバッグを4つ積むことができる容量となっています。

JPNタクシーは運転手にもやさしい設計に

次世代タクシーは、決して利用者だけでなくタクシー運転手にもやさしい設計となっています。

その主な内容は以下の通りとなっています。

  • 大型で死角が少ない構造となったフェンダーミラーの採用
  • タクシードライバーが快適に運転できる専用設計
    ⇒センターコンソールのドライバー側に日報等が収納できるスペースを確保、乗客とコミュニケーションをとるために後ろに振り返りやすくする為や、すぐ乗り降りしやすくするために右側のクッションと左側シートバックが浅めに作られているといった工夫がされている

JPNタクシーのパワートレーンに1.5ℓLPGハイブリッドシステム採用

JPNタクシーに搭載されるパワートレーンは、専用に設計された1NZ- FXP型の1.5リッターLPGエンジンと電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステムとなっています。

ベースとなっているのは、シエンタの1.5リッターエンジンですが、耐久性の向上とLPG仕様へと変更されています。

スペックに関しては、エンジンが74ps/11.3kg-m、モーターが61ps/17.2kg-mとなっています。

燃費性能については、JC08モードで17.8km/ℓとなります。

JPNタクシーの安全装備にトヨタセーフティセンスCを搭載

JPNタクシーの安全装備として「トヨタセーフティセンスC」が搭載されています。

どうせならば、より安全性能が高く、歩行車検知に対応した自動ブレーキシステムを備える「トヨタセーフティセンスP」を搭載してほしかったのですが、トヨタセーフティセンスCが採用されているシエンタがベースということもあってか、「トヨタセーフティセンスC」の搭載が設計上やむを得なかったのかもしれません。

JPNタクシーには標準仕様と上級仕様の2グレードが設定

JPNタクシーには、標準仕様と上級仕様の2グレードが用意されています。

上級グレードには、

  • LEDヘッドランプ(標準モデルはハロゲン式ランプ)
  • フェンダーミラーが加飾付き
  • スライドドアの下部にメッキガーニッシュを装備
  • 内装パーツにサテンメッキを加飾
  • インテリアが黒琥珀色にコーディネートされている

といった標準グレードとの差別化が図られています。

次世代タクシーの価格について

次世代タクシーとなるJPNタクシーの標準グレードの価格は、300万円前後となる見通しです。

また、ユニバーサルデザインの要件となるスロープが標準装備されることから60万円の補助が受けられるようになる見込みです。

次世代タクシーとなるJPNタクシーの受け付けは2017年の春にも始まる見通しで、発売日に関しては2017年10月頃が濃厚です。

ちなみにコンフォートの生産終了は、2017年ではなく2018年初めとなる見通しであり、コンフォートから次世代タクシーのJPNへの完全なバトンタッチをする時期は2018年となりそうです。

2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、バリアフリーな街にとけこむことができ、環境と安全が考慮された「おもてなしの心」を持つ次世代タクシーが本格的に走り出すのはもう少しです。

タクシーの世界観が一気に変わり始めるので今からどうなるのか楽しみですね。

次世代タクシーに関する最新情報が入れば、またお伝えします。

スポンサーリンク
※新車購入予定の方へ

あなたの今乗っている車が、最高いくらで乗り換えできるのか無料でチェックできるサイトがあるとご存知ですか?

ディーラーで安く下取りされないためにも、新車購入前に一度チェックしておくことをオススメします。