ハイラックスピックアップ復活 2017年最新情報!TRDパーツの日本導入あり
トヨタのピックアップトラック型自動車のハイラックスが13年ぶりに復活しました。
ハイラックスと言えば、かつて日本では、ピックアップトラック型のハイラックスピックアップと、SUVのハイラックスサーフが発売されていました。
しかしながら、2004年にハイラックスピックアップが海外専売車両に、そして2009年にハイラックスサーフが海外専売化され、今では国内でハイラックスブランドは消滅している状況です。
そんな中、ハイラックスピックアップが復活するのですから、コアなファンの間では注目が集まるわけです。
国内のピックアップトラックと言えば、日産のダットサンと三菱自動車のトライトンが発売されていましたが、それぞれ2002年3月と2011年8月をもって日本市場から撤退。
そんな中で新型ハイラックスは、国産唯一の重量級クラスピックアップとして再度市場に投入されることとなります。
海外では、「ハイラックスTDR」が発表されましたが、日本でもTRDパーツが導入されることが決まりました。
では、日本では13年ぶりのフルモデルチェンジとなる新型ハイラックスピックアップの最新情報を見ていきましょう。
この記事の内容一覧
ハイラックスのルーツはダットサン対抗車だった
ハイラックスは、50年近くの歴史を誇る今やトヨタの世界戦略車です。
ハイラックスのルーツを辿ると、元々はダットサン対抗のトヨペット・ライトスタウトと日野のブリスカにたどり着きます。
そんなハイラックスの歴史については、こちらで詳しく解説しています。
ハイラックス復活!最新情報
13年ぶりに復活する新型ハイラックスですが、その名称は“ハイラックスピックアップ”ではなく、“ハイラックス”となります。
実は、2004年から発売されている7代目ハイラックスからは、トヨタIMVプロジェクトの世界戦略車としてタイ、アルゼンチン、南アフリカを生産拠点に、世界の新興国市場向けに販売されている状況にあります。
新興国市場をターゲットとするトヨタ自動車の世界戦略車プロジェクトのこと。2002年に発表された。
このプロジェクトで生み出された車はIMVシリーズと名付けられ、ハイラックスはIMVシリーズのピックアップトラック車種となる。
それゆえ、今回実質輸入という形で日本導入されるということです。
新型ハイラックスのエクステリア(外観)デザイン
復活するハイラックスのデザインは、海外仕様の8代目ハイラックスのデザインと、ほぼ同様のものとなります。
【日本仕様の新型ハイラックス】
【海外仕様の8代目ハイラックス】
この画像は、ネビュラブルーメタリックを採用。
外観デザインのテーマとしては、躍動感と迫力を表現する「タフ&エモーショナル」がコンセプトに。
新型ハイラックスのフロントデザインは、キーンルックを彷彿させる水平バーが並んだシャープなメッキグリルが印象的で、台形型のインテークと上手く調和していることが伺えます。
また、独特でインパクトのある横長ヘッドランプにはオートレベリング機能付きのLEDヘッドライトを採用。
フォグランプ部分に関しては、LEDフロントフォグランプを採用するとともに、周辺にはメッキ加飾されたL字型のガーニッシュを装備している所もポイント。
リヤのデザインは次の通りです。
大きな「TOYOTA」の文字とスチールバーに関しては、オプション扱いとなります。
- リアゲート・デカール(TOYOTAの文字のステッカー)
- ゲート・プロテクター
- ベッドライナー
- マフラーカッター
- トノカバー
- フロントバンパー・プロテクター
リアゲート・デカールは、人気オプションとなるのではないでしょうか。
荷台のサイズも復活前よりも大きくなり、
- 荷台長1,520㎜
- 幅1,535㎜
- 荷台高480㎜
となっています。
ジェットスキーやマウンテンバイクをする人や、サーフィンやキャンプ等に行くには大いに活かせるサイズと言えます。
また、海外仕様では、ゴミが溜まったりや雨による汚れを避ける意味でも、ソフトハードのトノカバー以外にもキャノピーといった荷台全体を覆う装備も用意されています。

トノカバー

キャノピー
日本仕様の新型ハイラックスのカスタムパーツの内容を詳しく知りたい方は、こちらのハイラックス公式サイトをご覧ください。
<ハイラックスのボディサイズ>
新型ハイラックスのボディサイズと旧型のボディサイズを比較すると次の通りとなります。
新型ハイラックス | 復活前のハイラックス | |
全長 | 5,335mm | 4,690mm |
全幅 | 1,855mm | 1,690mm |
全高 | 1,800mm | 1,760mm |
ホイールベース | 3,085mm | 2,855mm |
ボディカラーは5色ラインナップ
ハイラックスのボディには、
- ネビュラブルーメタリック
- アティチュードブラックマイカ
- スーパーホワイトⅡ
- シルバーメタリック
- クリムゾンスパークレッド
の5色が用意されます。
新型ハイラックスのインテリア(内装)デザイン
新型ハイラックスのインテリア画像がこちらになります。
こちらも海外仕様とほぼ同じデザインとなっています。
【海外仕様の内装デザイン】
新型ハイラックスの内装の内容としては以下の通りとなります。
〇オプティトロンメーターの間に4.2インチとなるTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイを装備
〇Zグレードにはオートエアコンを標準装備
〇6:4分割となるシートクッションを採用
その他には、
- 本革巻きステアリングホイールが標準装備
- 室内イルミネーションを青で統一
- 随所にシルバー加飾を施して上質感を演出
- 内装色にはブラックを採用
といった内容となります。
インパネ上部に装備されているシルバーガーニッシュが質感の高さを演出し、全体的にスタイリッシュなデザインへと導いています。
新型ハイラックスの安全装備にトヨタセーフティセンス搭載はなし
安全装備としては、本来C-HRやハリアー等に搭載されているトヨタセーフティセンスP搭載が妥当な所ですが、新型ハイラックスは、実質輸入モデルということもあり、トヨタセーフティセンスが搭載されていません。
上級グレードには別の安全装備を標準装備
新型ハイラックスの安全装備としては、
- ドライブスタートコントロール
- バックカメラ
- VSC&TRC
- EBD(電子制動力配分制御)付ABS&ブレーキアシスト
- 緊急ブレーキシグナル
等が採用されています。
また、上級グレードとなるZグレードに関しては、トヨタセーフティセンスの代わりの機能となる以下の安全装備が標準装備されます。
衝突する可能性がある時は、警報ブザーとディスプレイ表示で注意喚起&ブレーキアシスト。さらにブレーキを踏めなかった場合にプリクラッシュブレーキが作動して、衝突回避もしくは被害軽減をサポートしてくれる機能。
※対車両は自車速度約10km/h以上から作動、対歩行者は自車速度約10~80km/hで作動
単眼カメラが道路の左右の白線(黄線)を認識して、ウインカー操作をドライバーが行わずに車線からはみ出しそうになった時にブザー音とディスプレイ表示で注意してくれる機能。
新型ハイラックスのパワートレインにディーゼルターボ採用
ハイラックスに採用されるパワートレインとしては、2.4リッターの直列4気筒ディーゼルターボエンジンである2GD-FTVが搭載されます。
エンジンスペックはこちら。
2GD-FTV | |
種類 | 水冷直列4気筒 DOHC |
排気量 | 2,393cc |
最高出力 | 110kW(150PS)/ 3,400rpm |
最大トルク | 400N·m(40.8kg·m)/ 1,600~2,000rpm |
ハイラックス 日本仕様のグレードは2つ用意
日本導入されるハイラックスのグレードとしては、
- Xグレード
- Zグレード(上級グレード)
の2種類が用意されます。
復活後のハイラックスの価格について
ハイラックスの販売価格については、以下の通りとなります。
エンジン | 駆動 | トランスミッション | 価格(消費税込み) | ||
---|---|---|---|---|---|
X | 2GD-FTV (2.4Lディーゼル) | パートタイム 4WD | 6 Super ECT | 3,267,000円 | |
Z | 3,742,200円 |
ハイラックスTRDオプションもあり
2017年に海外でハイラックスのTRDモデルが発表されました。

ハイラックスTRD

ハイラックスTRD
このハイラックスのTRDパーツは日本仕様でもオプションで導入されます。
そのTRDのパーツの種類に関しては、
- メッシュのフロントグリル(艶消しブラック)
- 荷台スチールバー(艶消しブラック)
- JAOSアルミホイール
- 赤のフロントバンパー&アンダーカバー(ボルト留め式)
- TRD ロゴデカール
- サイドステップ
- スポーツバー
といった内容となります。
詳しくはこちらをご覧ください。
ハイラックス復活後の発売日は2017年9月12日!
日本でハイラックスの復活が発表されるのは、現在の所2017年9月12日で同日発売となります。
この日は、ランドクルーザープラドのマイナーチェンジも行われました。
ハイラックスピックアップが復活となると、次はSUVのハイラックスサーフも復活を・・・と思いますよね。
ハイラックスに関する最新情報が入れば、また追ってお伝えします。
【次のページ】ハイラックスの歴史を徹底解説!