ダイハツの軽自動車のミライース(Mira e:S)が2017年5月9日にフルモデルチェンジを実施しました。
「低燃費」「低価格」「省資源」を柱に、「誰もが乗れる第3のエコカー」をコンセプトに2011年9月にデビューしたミライース。
今回のフルモデルチェンジで2代目へとバトンタッチされるわけですが、ダイハツ最新の安全テクノロジー「スマートアシスト3」を搭載する等、安全に優れたクルマとしてデビューすることになります。
そこで今回は、ミライースのフルモデルチェンジに関する最新情報をお話します。
ミライースのフルモデルチェンジ最新情報!2017年5月9日に実施
新型ミライースのエクステリア画像
フルモデルチェンジした新型ミライースのエクステリアの画像を現行型と比較すると以下の通りとなります。
<フロント画像>
新型ミライースは、グリルデザインの変更や台形インテーク採用に加え、ヘッドランプが上下2段に分割され、形状がエッジの効いたデザインになっている所がポイントとなります。
【Point】ボディのシャーシには軽量高剛性ボディのDモノコックを採用
<リア画像>
新型ミライースのリアデザインでは、コンビランプ周辺部分が大きくイメージが変わります。
バックアップランプとターンシグナルランプがテールランプに包まれるようなデザインが特徴です。
またウインドウサイドに行きわたるブラックガーニッシュが存在感を際立てています。
新型ミライースのボディカラーについては、
- スカイブルーメタリック
- レモンスカッシュクリスタルメタリック
- マゼンタベリーマイカメタリック
- スプラッシュブルーメタリック
- パールホワイトⅡ
- プラムブラウンクリスタルマイカ
- ブライトシルバーメタリック
- ブラックマイカメタリック
- ホワイト
の9色が用意されます。
<カスタマイズパーツもあり>
また、エアロパックやメッキパックといったカスタマイズアイテムも用意されているので、ワイルドなデザインを好む方はカスタム仕様がオススメです。
新型ミライースのインテリア(内装)画像
フルモデルチェンジ後の新型ミライースと現行ミライースの内装画像を比較すると次の通りとなります。
基本、デザインはキープコンセプトの為、モデルチェンジ後もイメージはほとんど変わりませんが、スイッチ類がすっきりとして、全体的にも質感向上が図られています。
また、これまでセンター部分にあったドリンクホルダーが運転席と助手席側共に空調ダクト部分に設置されたり、センターフロアトレイも設置されるなど、使い勝手の良い装備が新設されている所も新型ならではのポイントとなります。
デジタルメーターに関しても、表示部分が大きく変更されており、これまでは中央に速度表示、左右にインフォメーションディスプレイが装備されていましたが、新型ミライースでは、左に速度表示、右にマルチインフォメーションディスプレイ表示がされるようになっています。
インパネのカラー配色については、
- GグレードとXグレードがブラック&アイボリー
- LグレードとBグレードがブラック一色
となっています。
ミライース 今回のモデルチェンジの大目玉スマートアシスト3
そして今回の新型ミライースのフルモデルチェンジで大目玉となるのが衝突回避支援システムの「スマートアシスト3」。
このスマートアシスト3は、世界最小となるステレオカメラを採用し、
- 歩行者検知対応の自動ブレーキシステム
- 車線を検知して逸脱しそうになると警報で注意してくれるシステム
- アクセルとブレーキのペダルを間違えて踏み急発進することを抑制する機能
- 先行車が発進すると知らせてくれる機能
というドライバーや乗車員の安全に貢献する機能が搭載されています。
]スマートアシスト3は、2016年11月にマイナーチェンジした新型タントから採用されています。
スマートアシスト3の機能の詳細やスマートアシスト2から進化した部分は、こちらの記事で詳しく解説しています。
▷ダイハツ スマートアシスト3登場!タントのマイナーチェンジにて初搭載
軽自動車初のコーナーセンサー採用
さらに、新型ミライースの安全装備のポイントとしては、スマートアシスト3だけではなく、軽自動車初となるコーナーセンサーを車体の四隅に標準装備される所です(LとBグレードは除く)。
これによって、ミライースが障害物に接近すると、距離に応じてメーター内に表示されると共に、ブザー音でも注意喚起してくれます。
狭い道路を通る時や縦列駐車時には重宝する機能ですよね。
新型ミライースのスペックについて
フルモデルチェンジした新型ミライースのスペックは以下の通りとなります。
新型ミライース | ||
---|---|---|
駆動方式 | 4WD | 2WD(FF) |
全長mm | 3395 | |
全幅mm | 1475 | |
全高mm | 1510 | 1500 |
ホイールベースmm | 2455 | |
最低地上高mm | 160 | 155 |
車両重量(kg) | 740(G,X) 720(L,B) | 670(G,X) 650(L,B) |
エンジン | 水冷直列3気筒12バルブDOHC横置 | |
最高出力[kW(PS)/rpm] | 36(49)/6800 | |
最大トルク[Nm(kgm)/rpm] | 57(5.8)/5200 |
燃費性能は据え置きの
そして気になる燃費性能。
ミライースは、第3のエコカーと言うだけあって、モデルチェンジ後は、軽自動車で最高の燃費性能を誇るスズキ アルトの37 km/L越えを期待したい所ですが、モデルチェンジ前と同じくJC08モードで35.2km/Lのまま据え置きとなります。
新型ミライースの販売価格
新型ミライースのフルモデルチェンジ後の販売価格は以下の通りとなります。
グレード | 駆動方式 | 価格 |
---|---|---|
B | 2WD | 842,400円 |
4WD | 972,000円 | |
B“SA Ⅲ” | 2WD | 907,200円 |
4WD | 1,036,800円 | |
L | 2WD | 874,800円 |
4WD | 1,004,400円 | |
L“SA Ⅲ” | 2WD | 939,600円 |
4WD | 1,069,200円 | |
X SAⅢ | 2WD | 1,080,000円 |
4WD | 1,209,600円 | |
G SAⅢ | 2WD | 1,209,600円 |
4WD | 1,339,200円 |
フルモデルチェンジ前にはDグレードだったものが、今回はBグレードと名称を変更する。
また、モデルチェンジ前にエントリーモデルだったBグレードの2WDモデルの価格は、76万6,286円でしたが、新型ミライースのエントリーモデルBグレードの2WDモデルは84万2,400円と、スタート価格が約7万6,000円の値上げとなっていることが伺えます。
参考にモデルチェンジ前の価格を見てみると・・・
グレード | 駆動方式 | 価格 |
---|---|---|
D | 2WD | 766,286円 |
L | 2WD | 915,429円 |
L“SA” | 2WD | 966,857円 |
X | 2WD | 1,028,571円 |
X “SA” | 2WD | 1,080,000円 |
G “SA” | 2WD | 1,213,715円 |
となっており、
- Lグレード2WDモデルでは新型が40,629円
- L“SA”グレード2WDモデルでは新型が27,257円
- G“SA”2WD モデルでは新型が4,115円
値下げとなっていることが伺えます。
今回フルモデルチェンジする新型ミライースは、先代のようにエコカーを売りにするというよりは、安全装備を充実した所が大きな訴求ポイントとなるでしょう。
新型ミライースのフルモデルチェンジに関する最新情報が入れば、追ってお伝えします。