2016年後半のスバルの新車を振り返る
2016年後半のスバルの新車を振り返ると以下の通りとなります。
2016年9月 レガシィB4&アウトバック年次改良でC型に
発売から3年を迎えるレガシィB4とアウトバックがマイナーチェンジ(年次改良)を実施して、C型になります。
今回、これまで、レヴォーグとWRX S4にしか付いていなかったアイサイトのレーンキープアシストの車線中央維持機能がついにレガシィにも搭載されることになりました。
発表は2016年9月8日にされ10月3日に発売されました。
▷新型レガシィB4・アウトバックがC型へ年次改良!2016年9月8日登場でついにあの機能が・・・
2016年11月 インプレッサG4&スポーツがフルモデルチェンジ
セダンのインプレッサG4とハッチバックタイプのインプレッサスポーツがフルモデルチェンジを実施して5代目の新型が発売されます。
スバルの新世代プラットフォームであるSGP(Subaru Global Platform)がスバルで初めて採用され、またスバルのデザインフィロソフィーとなる「Dynamic × Solid」のデザインをエクステリア・インテリア共に全面採用した、新世代スバルの幕開けとなる車になります。
2016年11月 ジャスティが復活!新型トールワゴン車として発売へ
新型コンパクトトールワゴン車としてトヨタが「ルーミー・タンク」、ダイハツが「トール」を発売しますが、それのスバルバージョンの名称が「ジャスティ」となります。
ジャスティは日本では1994年に生産しているため、実質22年ぶりのフルモデルチェンジと言えます。
その新型ジャスティを含む、新型トールワゴンの詳細はこちらの記事にて。
▷トヨタ「ルーミー・タンク」、ダイハツ「トール」を新発売!bBとラクティス等の後継トールワゴンとして2016年11月誕生
スバルの新型車・モデルチェンジ最新情報2017-2019
スバルのモデルチェンジする新車に関して、2017年から順番に紹介します。
2017年5月24日 スバルXVがフルモデルチェンジ
スバルのコンパクトクロスオーバーSUVとして3代目新型XVとなるスバルXVのフルモデルチェンジは日本では2017年3月8日に発表され、2017年5月24日に発売されます。
スバルXVと言えば、元々はインプレッサの派生モデルになりますが、2016年に発売した新型インプレッサにつづいて新世代プラットフォーム「SGP」が採用されることになります。
ハイブリッドシステムは、この新型XVから、トヨタのシステムが採用される見込みで、プラグインHVモデルも発売される可能性が取りざたされています。
スバルのプラグインハイブリッド車に関しては2018年に登場することが予定されているので、新型XVのプラグインハイブリッドモデルに関しては、2代目XVの時のように、フルモデルチェンジから1年後にハイブリッド車を追加ということになる可能性が高そうです。
<参考資料>
【中期経営ビジョン「際立とう2020」より】
▷スバルXVの新型が2017年にフルモデルチェンジ!PHV化でプリウス並みの低燃費実現か!?
2017年4月3日 フォレスター年次改良でE型へ
スバルの人気クロスオーバーSUVのフォレスターがマイナーチェンジ(年次改良)を実施してE型となります。
このE型フォレスターが4代目となる現行モデルの最終モデルとなる見通しです。
▷フォレスター E型へマイナーチェンジ(年次改良)が2017年4月に!現行型SJ系最後の改良へ
2017年4月3日 エクシーガクロスオーバー7が年次改良でJ型へ
エクシーガクロスオーバー7がJ型へ年次改良されます。
クロスオーバー7は、今後のモデルチェンジに注目が集まりますが、J型では小改良にとどまる見通しです。
▷エクシーガ クロスオーバー7 J型へのマイナーチェンジは2017年4月3日!今後のフルモデルチェンジの予想についても記載
2017年に新型アイサイト搭載車を発売
2017年にこれまでアイサイトver4と見られていたアイサイトツーリングアシストを搭載した車が発売されることが決まりました。
この新型アイサイトは、TJF(トラフィックジャムアシスト)という、渋滞時のカーブ追従も含めて、低車速(0~65km/h)での車線中央維持機能が可能になる機能が追加されるところが最大のポイントです。
これによって、高速道路での実質単一車線での自動走行が可能になります。
<追記>
この新型アイサイトの初搭載車は、レヴォーグとWRX S4のD型からと決定。
2017年8月7日 レヴォーグがビッグマイナーチェンジでD型に
2014年にレガシィツーリングワゴンの後継的存在のステーション ワゴンとして発売されたレヴォーグがビッグマイナーチェンジを実施してD型になりました。
新世代プラットフォームや質感向上が目覚ましい等、驚異の進化を遂げた新型インプレッサに対して、車格が上の車としてどう改良が行われるのかに注目が集まっていました。
一番の注目ポイントは、新世代のアイサイトであるアイサイトツーリングアシストの搭載です。
2017年8月7日 WRX S4がビッグマイナーチェンジでD型へ
レヴォーグと同時にWRX S4もビッグマイナーチェンジを実施してD型になりました。
WRX S4は、レヴォーグの実質セダン版ということもあり、これまで同様に改良される内容は、ほぼレヴォーグのD型と同様のものになりますが、外観デザインが独自のデザインが採用されています。
ちなみに北米仕様のマイナーチェンジしたWRXは、一足早くデトロイトモーターショー2017にて発表されています。
2017年10月5日 レガシィB4&アウトバックがビッグマイナーチェンジでD型に
スバルのフラグシップモデルであるレガシィが、発売から4年目を迎えビッグマイナーチェンジを実施してD型となります。
すでにビッグマイナーチェンジを済ませたレヴォーグ&WRX S4の改良の内容がレガシィにも適用されることになることが考えられますが、現行の6代目になってから高級化が進んだレガシィが、さらなる質感向上が図られることになりました。
ちなみに、アイサイトツーリングアシストの搭載は見送られました。
2017年10月5日 新型インプレッサG4&スポーツが年次改良でB型に
華々しいデビューから一年経った新型インプレッサG4とスポーツが、初めてのマイナーチェンジ(年次改良)が行われてB型となりました。
「アイサイト」で夜間走行時の歩行者認識性能を強化や「アイサイトセイフティプラス」をメーカーオプションに設定するなど安全面での機能強化が図られています。
2018年 フォレスターがフルモデルチェンジへ
現行モデルの発売から6年目を迎える2018年にクロスオーバーSUVのフォレスターがフルモデルチェンジを実施する見込みです。
新世代プラットフォーム「SGP」に、新型アイサイト搭載と、充実した新技術を搭載したスバル自慢の次世代クロスオーバーSUVとして登場することが予想されます。
2018年 北米で新型SUV「アセント」を初米へ
日本未発売だったものの、2014年まで北米市場を中心に発売されていた大型SUVトライベッカの実質後継車となる新型SUVのアセントが2018年に発売の見通しです。
この新型SUVの発表はニューヨークオートショー2017にて行われました。
▷スバル 新型SUVのアセントを2018年発売へ!実質トライベッカ復活でCX-9対抗の大型SUVに
2019年 レヴォーグ・WRX S4、レガシィのフルモデルチェンジを実施か?
近年のスバル車は、発売6年目でフルモデルチェンジされるケースが多いため、2014年に発売されてから6年目を迎えるレヴォーグ、WRX S4、レガシィB4・アウトバックがフルモデルチェンジを実施することが予想されます。
これら全ての車種にはスバル新世代プラットフォームのSGPが搭載されることになるため、これでようやくスバルの主要車種が本格的に新世代に移行することになります。
また、2019年には新設計のダウンサイジングターボエンジン搭載車が登場することや、2020年までに次世代HVを展開していくことがすでに発表されていることから、次期レヴォーグ、次期WRX S4、次期レガシィに、これらの次世代エンジンが搭載される可能性は非常に高いと言えそうです。
▷次期レヴォーグのフルモデルチェンジは2019年と予測!アイサイトver5来るー!?
▷次期レガシィB4&アウトバックのフルモデルチェンジに関する大予想!2019年に発売の可能性大
2020年以降のスバルについて
スバルは、2020年には、高速道路で自動運転が可能になるアイサイト搭載車を発売する見込みです。
そして、2021年に電気自動車を発売させることになっています。
スバルは、2020年に向けて「大きくはないが強い特徴を持ち質の高い企業」となることを目指しており、高い安全技術を軸に、環境・自動運転等といった分野でさらなる独自の強みを活かしていくと思われます。
アイサイトで大成功を収めていると言えるスバルですが、その次にはどのような内容で成功を収めていくのか今後に要注目です。
スバルの新たな新車情報が入れば、また更新します。