2016年後半のマツダの新車を振り返る
2016年後半のトヨタの新車を振り返ると以下のとおりとなります。
2016年10月 デミオがマイナーチェンジ
2016年1月に年次改良されたばかりのデミオが、約10か月ぶりにマイナーチェンジを実施して11月17日に発売となりました。
2016年7月にビッグマイナーチェンジした新型アクセラ、8月に年次改良をしたアテンザに搭載された
- G-ベクタリングコントロール
- ナチュラルサウンド周波数コントロール採用
- マルチインフォメーションディスプレイのフルカラー化
- ステアリングホイールの改良
- 新ボディカラーの追加&設定変更
といった新機能がデミオにも採用されることになりました。
さらなる詳細情報はこちらにて↓
▷デミオがマイナーチェンジで2016年11月17日発売!MRCC搭載実現と今後の課題
2016年10月 CX-3がマイナーチェンジ
デミオと同じく、CX-3も改良されました。
その改良内容に関しても、デミオとほぼ同じで、さらには、歩行者検知に対応した自動ブレーキシステムの「アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート」も採用されることになりました。
2016年 ロードスターにロードスターRFが追加
2015年5月にフルモデルチェンジしたマツダのオープンスポーツカーのロードスター。
そのロードスターのリトラクタブルハードトップモデル(RHT)のロードスターRF(海外名:MX-5 RF)がニューヨークモーターショー2016で発表され、ファンの間で話題となりましたが、そのロードスターRFが12月22日に発売されました。
ロードスターRFの注目ポイントは、電動ルーフが10km/h以下の走行中に開閉が可能となるフル電動式へと進化している所になります。
<スペック>
- 全長 3915mm
- 全幅 1735mm
- 全高 1245mm
- エンジンタイプ SKYACTIV G2.0
- エンジン最高出力 116kW(158PS)/6000rpm
- エンジン最大トルク 200Nm(20.4kgm)/4600rpm
- 駆動方式 2WD(FR)
マツダ公式のMX-5 RF(ロードスターRF)に関するページはこちら
マツダの新型車・モデルチェンジ最新情報2017~2020
マツダのモデルチェンジする新車に関して、2017年から順番に紹介します。
2017年2月 CX-5がフルモデルチェンジを実施
マツダの人気クロスオーバーSUVのCX-5が2017年2月2日にフルモデルチェンジを実施し、2代目となる新型へ進化しました。
デザインは、現行モデルのキープコンセプトを維持しながらも大幅な質感向上に成功し、その他には、
- 新ボディカラーの「ソウルレッドクリスタルメタリック」を設定
- G-ベクタリングコントロール
- ナチュラルサウンド周波数コントロール採用
- i-ACTIVSENSEのMRCC(マツダレーダークルーズコントロール)の全車速対応化
- オートホールド機能付きの電動パーキングブレーキ搭載
といったマツダの新技術導入を惜しみなく導入したにも関わらず、ほぼ値段は据え置きというコストパフォーマンスの高さにはあっぱれとしか言いようがありません。
▷新型CX-5のフルモデルチェンジを2017年2月2日に実施!3列シートの派生車発売にも期待がかかる
2017年7月 CX-3にガソリンモデル追加
CX-3にガソリンモデルが新たにラインナップしました。
▷CX-3 2017年にガソリン車追加へ!C-HRやXVに対抗のマイナーチェンジに期待
2017年12月14日 CX-8デビュー
2017年12月14日に、かつて新型CX-5を3列シートにした派生車とも言われ、実際にはCX-9をベースとしたCX-8が発売となります。
また、このCX-8は、プレマシー、ビアンテといったマツダのミニバンの実質後継的存在となります。
▷マツダ 3列シートSUVの新型CX-8を発表!詳細はこちら
2017年11月 アテンザがビッグマイナーチェンジを発表
マツダのフラグシップであるアテンザセダンとアテンザワゴンが2017年11月に開催されたロサンゼルスオートショーにて2度目となるビッグマイナーチェンジが発表されました。
アテンザのフルモデルチェンジに関しては、2017年説と2019年説に別れていましたが、現時点では2020年が有力となっています。
2017年 新型RX-7がフルモデルチェンジで復活はなし
2002年まで発売されてたロータリーエンジンを搭載したマツダのスポーツカーのRX-7。
そのRX-7が15年ぶりにフルモデルチェンジを実施して、2017年に新型が発表されるのでは?と予想されていました。
これは、2015年にマツダの常務執行役員の藤原清志氏が東京モーターショー2017でロータリーエンジンを搭載した新型車を公開する考えだと発言されたことから発覚しました。
しかしながら、RX-7を彷彿させるモデルの登場はありませんでした。
2020年以降 RX-9が登場か
新型RX-7に続き、ローターリーエンジンを搭載するRXシリーズの最上位モデルとなるRX-9が2020年に登場する見通しです。
価格については、約800万円程度になり、日産のGT-R等に対抗できるマツダのプレミアムスポーツカーが誕生すると見られています。
デザインは、東京モーターショー2015で公開された「Mazda RX-VISION」がベースになると考えられます。
今後のマツダの計画について
マツダは、2017年~2019年を構造改革ステージ2と設定し、そして2020年以降はさらなる次期ステージと位置づけています。
この構造改革ステージ2に値する2017年からは、SKYACTIVの次世代モデルである、 SKYACTIV GEN2(Generation 2)を搭載した新車を投入することになっています。
マツダ2016年3月期 決算説明会資料には、構造改革ステージ2の時期内に新型車6車(派生車1車種含む)を投入と書かれています。
また、2019年頃には、「予混合圧縮着火エンジン」であるHCCIの実用化も予想されます。
後、これは予想にすぎませんが、SKYACTIV GEN2(Generation 2)に関しては、2018年前後にフルモデルチェンジされる次期アクセラ、HCCIエンジンに関しては、2019年に登場する次期アテンザあたりから搭載されることになると見ています。
日本で投入が期待されるマツダの新型車
すでに海外で発売されていて、日本でも発売が期待される車種は以下の車になります。
〇CX-9
新型CX-9は、2015年にフルモデルチェンジが発表されて2代目になり、2016年より北米を皮切りにオーストラリアなどで順次発売されています。
しかしながら、CX-9はその大きなボディサイズゆえ、初代の頃から日本では発売されていません。
しかしながら、プレミアム感の備えて、数々のマツダ最新の装備を備える新型CX-9の日本発売を望む声は少なくありません。
〇CX-4
北京モーターショー2016で公開され、中国を皮切りに順次世界で発売予定のCX-4。
クーペ型のSUVということもあって、非常に美しいデザインが特徴的で、日本でもCX-4の発売が期待されています。
当初は、2016年内に日本でも発売と見られていましたが、現時点では、次期CX-5一本に集中して発売するため、CX-4の日本発売の見通しが立っていません。
〇CX-7
かつては、クロスオーバーSUVであるCX-7は日本でも2011年まで発売されていました。
そして、2013年以降、CX-7は中国の専用車両として発売されています。
2016年にプレマシー、MPV、ビアンテといったミニバンからマツダは撤退し、今後はSUVに注力を注ぐと発表したことから、実質プレマシー、ビアンテを統合した後継車両として新型CX-7が日本で発売される可能性が取り沙汰されていました。
しかしながら、その車種についてはCX-6として発売される見通しです。
BMW、ベンツ、アウディ、そしてレクサスといったプレミアムメーカとは異なった路線のプレミアムメーカーを目指すマツダですが、ブランド力向上のために次なる一手として何を打ってくるのか非常に注目です。
マツダの新車に関する最新情報が入れば、また更新します。