ステップワゴン ハイブリッド搭載は2017年!i-MMD採用はモデルチェンジ後の追い上げのきっかとなるか?

ホンダが2015年4月にフルモデルチェンジをしたミニバンのステップワゴン。

そんな新型ステップワゴンのハイブリッド搭載モデルが2017年に発売される見通しとなっています。

ステップワゴンにハイブリッドモデルを追加でラインナップさせるのは、現在決して好調とは言えない売上へのテコ入れ効果を狙っての事となります。

ステップワゴンハイブリッドには、ホンダ肝いりのハイブリッドシステムi-MMDを搭載される見通しです。

ミニバンのライバルを見回してみると、トヨタのノア・ヴォクシー、日産のセレナに関しては全てハイブリッドモデルがラインナップされている状況であり、果たしてステップワゴンにハイブリッドモデルを追加することで巻き返しを図ることが出来るのかどうかに注目が集まります。

今回は、新型ステップワゴンハイブリッドの最新情報を主にお話しします。

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5代目の新型ステップワゴンは満を持してモデルチェンジしたつもりが・・・

5代目となる現行型ステップワゴンは、2015年4月にモデルチェンジを実施して発売されました。

<5代目ステップワゴン>

この新型ステップワゴンには、

・ホンダ初の採用となるダウンサイジングターボ「1.5L VTEC TURBO」搭載

・リアゲートに「わくわくゲート」を採用

・3列目のシートを床下収納可能な「マジックシート」を備えたクラストップレベルの室内空間

・ホンダの先進安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」搭載

という主に4つの魅力を持って登場し、モデルチェンジ翌月の2015年5月には5,087台を販売し、ライバルのエスクァイアにはおよばなかったものの、ノア・ヴォクシー・セレナの販売台数を抑えることに成功しています。

しばらくは新車効果もあって、このまま順調に推移するのかと思いきや、2015年5月から2016年10月の間で一番多く販売した月は2015年6月の7,572台であり、それ以降この台数を超えることは現時点で起っていません。

ステップワゴン、ノア・ヴォクシー・エスクァイア、セレナの販売台数比較

ここで、日本自動車販売協会連合会のデータを元に、当編集部が2015年5月から2016年10月までのステップワゴン、ノア・ヴォクシー・エスクァイア、セレナの販売台数を比較した表を作成してみました。

それがこちらです。

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日本自動車販売協会連合会のデータを参照に作成】

この販売推移をみると、新型ステップワゴンの販売は低迷していると言っても過言ではありません。

それどころか、2016年8月にフルモデルチェンジをした日産のセレナは、それ以前の月は先代のモデル末期にも関わらず、販売台数は好調です。

トヨタに関しては、ヴォクシーが特に好調であり、2016年8月に関しては、ステップワゴンはノア・ヴォクシー・エスクァイア全てに負けてしまっている状況です。

<トヨタ ヴォクシー>

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これは、フルモデルチェンジから1年半しか経過していない新型車ということを考えると、厳しい状況と言わざるを得ません。

2016年10月21日に、テコ入れとして新型ステップワゴンにホンダアクセスが開発した専用のカスタマイズパーツを量産過程で装着した「STEP WGN Modulo X(ステップワゴン モデューロ エックス)」を投入しましたが、自動運転技術を売りにした新型セレナの快進撃を食い止めるにはまだまだ弱い所です。

<ステップワゴン モデューロ エックス>

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先程の表をご覧いただくとお分かりになりますが、新型セレナの2016年10月の販売台数はなんと12408台となっており、ついに宿敵のトヨタヴォクシーを抜いて、新車乗用車販売台数月別ランキングで3位となっています。

<日産 新型セレナの快進撃は止まらない>

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なぜ、ライバルのミニバンがここまで好調なのに対し、新型ステップワゴンは大きく盛り上がることができないのか。

それについて当編集部ではこう考えます。

新型ステップワゴンが売れない理由

ファミリー層の多くがターゲットとなる新型ステップワゴンは、一見、

・ダウンサイジングターボ搭載は、ファミリーカーでも走りを楽しみたいお父さんの心をつかむ

・わくわくゲートは、ベビーカーを載せたり、小さいお子さんがいるお母さんの心をつかむ

・歩行者検知対応の自動ブレーキやアダプティブ・クルーズ・コントロール搭載のホンダセンシング搭載で快適で安全なドライブができる

といった、まさにファミリー層の欲求を刺激するピッタリなミニバンに思えます。

しかしながら、それらが爆発的なヒットの要因とならなかったのは、以下のような内容が原因だったのではないでしょうか。

・ダウンサイジングターボの知名度は高くなく、購入決定の刺激としては弱かった

・わくわくゲートの利便性がライバル車の購入を諦めてまで興味をそそるものではなかった

・デザインがフリードを彷彿させる

・ホンダセンシングの機能の便利さのアピールが足りない

・ハイブリッド搭載モデルがない

やっぱり決め手は、ハイブリッド車がないといった所だと思います。

一説によると、ノア・ヴォクシー・エスクァイアに関して、ハイブリッドが占める割合は39%で、セレナに関しては販売台数の約80%を占めるとも言われており、それほど「ハイブリッド」という存在は、いまなお日本では大きな存在なのです。

ここで、新型ステップワゴンが大きく売れていれば、ハイブリッドからダウンサイジングターボという新たな流れも期待できましたが、結果から見ると、やはりハイブリッド車のラインナップがなかったことが大きな痛手となっている可能性が高いです。

燃費性能に関しても、低燃費車が求められやすい現状、ダウンサイジングターボとは言え、ステップワゴンのJC08モード17.0km/Lとノア・ヴォクシー・エスクァイアのハイブリッドモデルの23.8km/Lと比べられてしまうと厳しい状況です。

セレナに関しては、マイルドハイブリッドシステムを採用しているため、JC08モード17.2km/Lとステップワゴンとほとんど変わりませんが、先代セレナが末期モデルにも関わらず販売が好調だったことを考えると、実際の燃費性能は関係なく、「ハイブリッドかどうか」という点がやはり重要と言えるのではないでしょうか。

それもあってか、新型ステップワゴンにも、いよいよハイブリッドモデルが2017年に追加される見込みです。

ステップワゴンハイブリッド ハイブリッドシステムはi-MMDの見通し

ステップワゴンハイブリッドに採用されるハイブリッドシステムについては、フィットやヴェゼルに採用されているi-DCDではなく、アコードとオデッセイハイブリッドに採用されているホンダ独自の2モーター式ハイブリッド機構の「SPORT HYBRID i-MMD」が採用となる見通しです。

<SPORT HYBRID i-MMDとは>

SPORT HYBRID i-MMDは、モーターによる駆動を基本としながら、必要に応じてエンジンを始動。
ドライバーの意思と走行状況を見極めながら、エンジンとモーター、バッテリー等を制御し、3つのモードから最適なものを選択します。

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走行状況に応じてエンジンとモーターそれぞれが高効率で運転できる領域(スイートスポット)を拡大し、より幅広いシーンでの効率的な運転を可能にします。

<エンジン>

SPORT HYBRID i-MMDでは走行状況に応じて、VTECとVTCによりエンジンのバルブタイミングとバルブリフトを可変させ、エンジンの高効率領域を拡大。ハイブリッドドライブモード、エンジンドライブモードとも、常に高効率での走行を可能に。

<モーター>

軽量・コンパクト化した小型モーターを採用することで低速域の効率を高めながら、走行状況に応じてバッテリー電圧を最大700Vまで可変させる昇圧を実施。幅広い速度域、トルクレンジで高効率を実現。

【出典:アコードハイブリッドのi-MMDシステム制御技術詳細

このi-MMDについては、バッテリーから送られる電気だけでEV走行可能となるEVドライブモード、エンジンで発電した電気でモーターを駆動させるハイブリッドドライブモード、クラッチをつないで、エンジンのパワーで直接タイヤを駆動させるエンジンドライブモードの3種類のドライブモードが存在します。

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ステップワゴンのハイブリッドモデルには、オデッセイハイブリッドと同様の駆動用のリチウムイオン電池と制御ユニットがフロントシートの下に搭載されてパッケージングへの影響が抑えられるようになる見通です。

<ステップワゴンハイブリッドの燃費性能は?>

i-MMDを採用したステップワゴンハイブリッドの燃費性能については、JC08モードで27.0km/Lを突破する可能性が取りざたされています。

少なくとも、ノア・ヴォクシー・エスクァイアのハイブリッドモデルの23.8km/Lを越えてくるのはほぼ確実と思われます。

このi-MMD搭載の新型ステップワゴンハイブリッドの発売時期は、2017年秋が現在有力であり、2017年のステップワゴンの生産にて、約36パーセントがハイブリッドモデルとなると見られています。

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新型セレナも2017年に新ハイブリッドシステムe-POWER搭載の見通し

実は、飛ぶ鳥を落とす勢いの新型セレナですが、なんと2017年に、新型ノートから採用されたシリーズハイブリッドシステム「e-POWER」を搭載した新モデルが発売される見通しです。

つまり、ただでさえ単一車線自動運転技術「プロパイロット」という強力な武器を持つ新型セレナに、EV技術を生かした新しいハイブリッドシステム「e-POWER」という新たな武器が追加されるわけで、こうなれば増々セレナ優位になるのは間違いありません。

ステップワゴンはどう巻き返しを図るか

ステップワゴンにハイブリッドモデルが追加されただけで一気に、セレナやノア・ヴォクシー・エスクァイアよりも優位に立てるとは思えません。

ただ、アピールの仕方や方法次第では、まだまだ巻き返しの余地はあるように思います。

当編集部としては、以下の内容を考えてみました。

<ホンダセンシングバージョンアップでプロパイロットをライバルに>

まず、現在ステップワゴンに搭載されているホンダセンシングには、アダプティブ・クルーズ・コントロールが約30km/h以上での走行時にしか作動しないようになっていますが、ハイブリッドモデルにはアコード同様に全車速対応をさせます。

そして、LKAS〈車線維持支援システム〉についても、現在は約65km/h~約100km/hでしか作動しませんが、これを全車速対応させます。

これだけで、日産のプロパイロットと同等以上の機能を得ることとなり、これで同一車線自動運転技術をアピールすることができます。

車線維持支援システムの全車速対応は、2017年にスバルのアイサイト最新バージョンが対応すると発表されていますし、何とかホンダにもこの部分で大きな進化を見せてほしい所です。

<デザインを専用のものに>

セレナやノア・ヴォクシー・エスクァイアについては、力強く、フリード・シエンタクラスの車よりも上位の車であることを感じさせるデザインですが、現在のステップワゴンは、フリードに似ているといった声も多く、デザインで損をしている部分を感じます。

そこで、デザインをオデッセイのように力強いフロントマスクに変更する等して、フリードよりも明らかに上級なデザインを取り入れます。

<i-MMDならではの魅力を>

そして最後に、ホンダの上級車種でしか使われていない先進のハイブリッドシステム「i-MMD」をステップワゴンにも導入という形で分かりやすく宣伝をすることで、低迷しがちな現状を打破する可能性は出てくるのではないでしょうか。

ただ、新型セレナのe-POWER搭載モデルに打ち勝つには、さらにステップワゴンならではの魅力がもう一つは必要になるでしょう。

まあ、考えようによっては、このクラスのミニバンについてはホンダはそこまで力を入れず、今需要が高まっているコンパクトクロスオーバーSUVのヴェゼル等に力を入れていく方がいいかもしれません。

果たしてホンダは、どのような道を選ぶのか。その手腕が試されます。

ステップワゴンハイブリッドの最新情報が入れば、追ってお伝えします。

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