新型カムリハイブリッドのフルモデルチェンジが2017年に!日本ではハイブリッド専用車継続の見通し

トヨタのアッパーミドルセダンのカムリが2017年にフルモデルチェンジを実施することになりました。

カムリと言えば今や世界戦略車として発売されており、北米を中心に海外では大ヒットモデルとなっています。

日本国内ではハイブリッド専用車として発売されていますが、今度の新型カムリハイブリッドは、最新式のハイブリッドシステムに加え、新世代プラットフォームTNGA等を搭載するなど、トヨタ最先端のセダンとして登場する見通しです。

新型カムリのワールドプレミアの舞台は2017年1月10日に米国にて開催されたデトロイトモーターショー2017となり、すでにデザインが発表されています。

そこで今回は、フルモデルチェンジされる新型カムリの最新情報についてお話しします。

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トヨタ カムリは世界戦略セダンとして海外では大人気

2017年にフルモデルチェンジが予定される新型カムリハイブリッドですが、現行型カムリについては、2011年に登場しました。

2011年と言えば、ハイブリッド車のプリウスの人気真っ只中であり、その流れを受けて、日本ではハイブリッド専用車「カムリハイブリッド」として発売されたのは記憶に新しいです。

<ハイブリッド専用車として発売された9代目カムリ>

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かつてはカローラの上位車種的な存在だったカムリが、今や世界戦略車となり、日本国内でもクラウンに次ぐ上級セダンとして投入されていることを考えると、大出世と言えるのではないでしょうか。

歴史を振り返ると、初代カムリは、1980年に70年代に一世を風靡したクーペのセリカのセダンモデルである「セリカ・カムリ」として誕生しており、そこからすでに35年以上が経過します。

<セリカ・カムリ>

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【出典:Wikipedia

そして1982年には、セリカから独立して実質の初代カムリとも言える2代目カムリが誕生しました。

<2代目カムリ>

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【出典:Wikipedia

この初代カムリから、駆動方式がFR(後輪駆動)ではなく、FF(前輪駆動)方式が採用され、それ以後、現在のモデルに至るまでFFが採用され続けています。

車格の雰囲気が一気に上がったのは、2006年に発売された8代目からで、これはレクサスESの日本モデルだったウィンダムを実質統合することになったからと言えます。

そんな様々な歴史を持つカムリがいよいよ10代目として2017年秋頃に誕生することになります。

新型カムリ フルモデルチェンジ後のデザインはクーペ調へ

10代目となる新型カムリについては、スポーツセダンとして方向性を転換し、エクステリアのデザインについてもクーペ・ルックのデザインが取り入れられることになります。

デトロイトモーターショー2017にてフルモデルチェンジが発表された北米仕様の新型カムリの画像は以下の通りとなります。

<新型カムリ(北米仕様)のエクステリア>

新型カムリは、これまでの「アンダープライオリティ」やTOYOTA独自フロントの表情「キーンルック」デザインをさらに進化させ、低重心感とワイドなスタンスを強調したデザインに。

新しいプラットフォームを採用したことにより、フードと全高を低く抑えながら、後席頭上空間を確保したロングルーフのキャビンシルエットと、クォーターピラーの流麗なキャラクターラインを入れ、「実用性とスポーティさを高次元で両立した独創的なキャビン造形」を実現しています。

新型カムリのインテリアは次世代感たっぷり

新型カムリのインテリア(内装)の画像は以下の通りとなります。

次世代インターフェースとして、カラーヘッドアップディスプレイマルチインフォメーションディスプレイ(メーターパネル内)8インチオーディオビジュアルナビゲーションシステムが採用されています。

なんといってもナビゲーションディスプレーのデザインは、コンセプトカーか?と思わせられるくらい未来感のあるデザインになっています。

また、ハンドルの画像を見る限り、クルーズコントロールの操作は、これまでのレバー方式ではなく、ハンドル内でのボタン操作となりそうですね。

エクステリア、インテリア共にこれまでのトヨタ車にはない全く新しい次世代のデザインと言えるのではないでしょうか。

新型カムリの開発コンセプト

新型カムリの開発コンセプトは以下の通りとされています。

  • 走りや乗り心地などクルマとしての基本性能を鍛えこむ(Performance : 性能)とともに、先進技術・機能を通じ環境性能や安全性を更に高めていく(Intelligence : 智能)
  • この二つの要素を徹底的に追求することで、両者が相まって数値では表せない価値を生み、カムリをお客様の五感に訴えるクルマに昇華させる(Experience : 官能)

【出典:トヨタニュースリリース

新型カムリ(北米仕様)には2グレード存在

今回の新型カムリ(北米仕様)には、ベースグレードのXLEグレードとそれをスポーティにしたグレードのXSEグレードの2グレードが存在します。

<XLEグレード>

<XSEグレード>

デトロイトモーターショー2017では、XLEグレードを「セクシー」なカムリ、XSEを「本当にセクシー」なカムリと紹介されています。

個人的には、XSEグレードは今あるトヨタのセダンの中で一番カッコいいと思います。

フロントグリルは、レクサスのスピンドルグリルを彷彿させるデザインとなっていて、ブラックアウト化されたルーフなど、カッコいいと思える要素が多々見られて、本気でこの車でセダン市場を盛り上げていくことを意識しており、実際今回、トヨタは以下のように発表しています。

私たちはこのカムリを、ミッドサイズセダンの市場を再度盛り上げるチャンスだと捉えています。 SUVだけが栄光を独占するべきではないですよね。 このミッドサイズセダンの市場が米国自動車業界にとって大変大きなものであることに変わりはありません。

【出典:トヨタニュースリリース

ちなみに北米では、カムリのライバルとなるスポーティな路線の日産のマキシマ、アルティマといった車の人気が高いです。

<日産 マキシマ>

日産 新型マキシマ

<日産 アルティマ>

特にアルティマとカムリは北米では強力なライバル関係にありますから、両車ともお互いに意識せざるを得ない存在です。

アルティマは2015年のビッグマイナーチェンジでこれまで以上にスポーティなデザインへと改良されたこともあり、新型カムリもその流れを受けて、今回のようなスポーティでクーペ調のデザインになったとも考えられます。

新型カムリのボディサイズについて

フルモデルチェンジ後の新型カムリのボディサイズは、

  • 全長191.3inch
  • 全幅72.4inch
  • 全高56.7inch

と発表されています。

これを日本のサイズに変換すると、

  • 全長 約4,859mm
  • 全幅 約1,839mm
  • 全高  約1,440mm

となります。

日本仕様の現行カムリのボディサイズは、全長4,850㎜×全幅1,825㎜×全高1,470㎜となっているので、新型カムリの日本仕様が北米仕様と同じだとすると、全高以外は若干のサイズ拡大ということになります。

新型カムリのこれまでのスパイショットや予想図を振り返る

新型カムリについては、これまで多くのスパイショットや予想イメージ画像が出回っていました。

<これまで出回っていた新型カムリのスパイショット画像>

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【出典:www.motor1.com】

海外では新型カムリの予想画像も出ていました。

<予想イメージとして公開されていた画像>

【出典:carscoop.com】

<実際に発表された新型カムリの画像>

この予想画像を今振り返って本物と比較して見ると、かなり本物に近いデザインでしたね。

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新型カムリハイブリッドにはTNGA Kプラットフォームが採用

新型カムリハイブリッドのプラットフォームには、トヨタの新世代プラットフォーム思想のTNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)世代の新開発されたプラットフォームが採用されることになります。

<TNGAについて>

大幅な商品力向上と原価低減を同時に達成するクルマづくりとして導入されたのがTNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)です。

具体的な取り組みとしては、これまで個別車種ごとに企画・開発をしてきましたが、TNGAではクルマの「走る・曲がる・止まる」に関わる基本部分の競争力を世界トップレベルにまで引き上げたうえで、複数の車種を同時に企画するグルーピング開発などにより、部品やユニットを賢く共用化します。

クルマづくりの設計思想(アーキテクチャー)に基づき、小型車から大型車までまたいだ共用化を進めることで生まれた開発余力を、お客様の好みに合わせた内外装や走りの味つけなど、地域ごとの最適化に重点的に投入し、「もっといいクルマ」づくりに結びつけていきます。

トヨタ公式サイトより】

TNGAと言えば、2015年に発売された4代目プリウスから採用され始めていますが、新型カムリには、プリウスのCプラットフォームの一クラス上となるTNGA Kプラットフォームが使用されます。

これに伴って新型カムリのボディサイズは現行型よりもやや大型化されることになりました。

新世代プラットフォームのTNGAが採用されることで、4代目プリウス同様「低重心化」が一つのアピールポイントとなり、より快適で安定した走行が期待できます。

また、このTNGAのKプラットフォームに関しては新型カムリに搭載された後、ハイランダーやアバロン、そしてレクサスRX等に採用されていく見通しです。

新型カムリのパワートレインについて

新型カムリの北米仕様のパワートレインとして、2.5Lガソリンモデルと、2.5Lハイブリッドモデルが用意されています。

<ガソリンモデル>

2.5Lガソリンモデルには、高い走行性能と環境性能を両立させた新型エンジン「Dynamic Force Engine」が初採用されており、また新型トランスミッションの「Direct Shift-8AT」も採用されています。これによって、世界トップレベルの伝達効率を実現するとととに燃費と動力性能の大幅向上を実現。

高い走行性能と環境性能を両立させた新型エンジン「Dynamic Force Engine」の初採用モデルとして、直列4気筒2.5L直噴ガソリンエンジンを設定

<ハイブリッドモデル>

ハイブリッドモデルには、最新の2.5L用のトヨタハイブリッドシステム(THSⅡ)を採用。4代目プリウスで採用されたリダクションギアをプラネタリギ アから平行ギアへ変更された最新のハイブリッドシステムが用いられ、新世代の2.5ℓ (アトキンソンサイクル仕様)ハイブリッドモデルとなる見通しです。

ただ、カムリは、プリウスよりも車体が大きいことから駆動用モータに関しては、プリウス以上に高出力のものが採用される模様です。

<日本仕様ではハイブリッド仕様限定か>

ちなみに、新型カムリに関しては、フルモデルチェンジ後も日本ではハイブリッド専用車種として発売される見通しです。

新型カムリにトヨタセーフティセンスP採用

新型カムリには、トヨタの衝突回避支援パッケージ「トヨタセーフティセンスP」が搭載されます。

ちなみにこの「トヨタセーフティセンスP」は、2017年末までにトヨタの主要車全てに搭載が目指されている

トヨタセーフティセンスPとCの違いって知ってる?2017年度末までにトヨタ車全てに搭載予定

また、フルモデルチェンジという面から見ると、クラウンのように速度制限のあるレーダークルーズコントロールではなく、新型プリウス同様に全車速対応のレーダークルーズコントロールが採用される可能性が濃厚です。

新型カムリの日本仕様のデザインはどうなる?

現在は、北米モデルと日本モデルのカムリはそれぞれ別のデザインが採用されています。

<北米モデルの現行カムリ>

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<日本モデルの現行カムリ>

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これが次期カムリでも地域によってデザインを分けるのかどうかに注目が集まります。

カムリの直接ライバルとなる日産のアルティマ(日本名ティアナ)に関しても、これまで地域によってデザインは異なっていましたが、新型モデルからはほぼ世界共通のデザインへ統合する流れとなっています。

<日産 新型アルティマ>

新型アルティマ2016モデル

同じようにカムリに関しても、次期モデルからは北米・日本モデルは同じテイストのデザインになる可能性は高いでしょう。

特にスポーティなデザインのXSEグレードは何が何でも導入してほしい所です。

<XSEグレード>

現在日本では、カムリと言えば中高年向けの上級セダンのイメージが強いですが、このXSEグレードのデザインの新型カムリを導入することで、日本の若者ユーザーにも興味を持ってもらえるトヨタの代表的なセダンとして、今後人気を確立していく可能性が十分あるのではないでしょうか。

新型カムリは、マークXとSAIの役割も担うことになるのか?

日本ではカムリと同じトヨタで同じ車格のセダンとなるマークXとSAIが存在します。

<マークX>

<SAI>

マークXに関しては、次期モデルでカムリと兄弟車種になると一時期は見られていましたが、それが一転して2016年のマイナーチェンジを最後に、数年後には生産終了する可能性が出てきました。

新型マークXのフルモデルチェンジはなく生産終了か!?2019年の動向に注目

マークXの後継となる新車種を投入するかどうかが検討されていると言われていますが、もしも、投入されなければ、実質新型カムリがマークXの役割を担うこととなります。

しかしながら、日本の交通事情に合ったボディサイズで、200万円代からFRのV6エンジン搭載車が買えるというスポーティでコスパの高いマークXの後釜を担うのはそう簡単なことではありません。

カムリに関しては、北米重視の車という事もあってボディサイズが大きく、またFFでハイブリッド専用車というマークXとは大きく方向性が異なります。

新型カムリはスポーツセダンの路線になることから、そこに北米のターボモデルを日本でも導入することで、ある程度は既存のマークXのユーザーを囲むことができるかもしれませんが、FFという所に躊躇するユーザーは少なくないでしょう。

仮にマークXに次期モデルが出たとしても、次期マークXはFFになる可能性もあることから、この点は何とも言い難い所ではありますが・・・

ただ、どうしても大きなボディサイズという面がネックになると思います。

スバルのレガシィB4を見れば、あの価格で、あれだけの機能と上質さを兼ね備えているのにあまり話題にならず、日本でピックアップされていないことを考えると、北米向けのラージセダンがいかに日本で売るのが難しいのかが分かります。

僕的には、日本での新型カムリに関しては、スポーツセダンを好む層に、日産のスカイラインよりお手頃な価格で購入でき、クラウンに次ぐ上級セダンとしてコスパの高さをいかにアピールできるかどうかが重要になってくるかと思います。

マークXだけでなく、SAIについても次のモデルチェンジがなく廃止が濃厚とされる中、今回発表された新型カムリを見る限り、中々期待はできるのではないでしょうか。

もしもマークXとSAIと統合するとなれば、新型カムリハイブリッドは日本でのトヨタの中核を担うセダンとなります。

実際、新型カムリは日本ではトヨタの全チャンネルで発売される見通しであり、日本でも相当力を入れて販売されることが予想されます。

果たして、フルモデルチェンジ後の新生カムリが日本で代表的なセダンと成長することができるのか、要注目です。

新型カムリのフルモデルチェンジに関する最新情報が入れば、またお伝えします。

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